新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

大仙市の公共温泉施設のこれから

2023-05-15 23:46:02 | 温泉(秋田)



(協和・四季の湯)

先日の地方紙で大仙市にある市が作った温泉施設7カ所で2024年4月からの値上げの方針が出ていました。同時に経営方針についても書かれており、日帰り入浴は全施設で継続、宿泊や食堂・宴会部門については変更の余地ありとのこと。新型コロナ下の2021年には全施設赤字で、合計1億円以上に上ったとのこと。燃料費高騰もありそれぞれの施設で100円ほどの値上げは止むなしとの判断。


(太田・中里温泉)

新聞記事では、四季の湯(協和)と南外ふるさと館(南外)は宿泊と食堂の継続は指定管理者の判断に委ね、改築予定の中里温泉(太田)は宿泊廃止、食堂存続。さくら荘(中仙)は温泉のみ、他の3施設-柵の湯(仙北)、嶽の湯(神岡)、ユメリア(西仙北)は宿泊と食堂を継続とのこと。

当YHを始めた2005年に平成の大合併があり、横手市や大仙市が周辺の町村を巻き込んで大きくなり、それまで1市町村に1つあった公共の温泉施設が、1市に複数存在することになりました。学校の統廃合はここ何年か進んできましたが、温泉施設は経営を第三セクターや指定管理者に委託する形程度のテコ入れしか行われず、大仙市で大きく変わったのは、奥羽山荘(個人・企業に譲渡)、八乙女さくら荘(旧施設閉鎖、隣接建物に移管)の2カ所だけでした。


(仙北・柵の湯)

横手市では公共の温泉施設の統廃合は数年前から行っていますが、なかなか計画通りに進まないようです。また民間の温泉施設では、当YHを始めてここ19年で閉鎖したところが、西遊喜(旧陽華苑)、花館バーデン、角間川温泉・角水、湯の神温泉・恵泉荘などと多く見られます。その理由が設備の老朽化というところもあったようですが、これから人口増加を見込むのが難しい秋田県で、玉川温泉や乳頭温泉のように県外の観光客が多く来る温泉施設とは状況も大きく違うため、これからの利用客増加もそんなには見込める状況ではないので、どこまで税金投入で維持するかです。

時々

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