フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月25日(月) 晴れ

2013-02-26 09:57:50 | Weblog

  7時半、起床。カレーライスの朝食。 

  今日は午前中から会議がある。9時半に自宅を出て、大学へ。今日も寒い。

  10時半から拡大人事委員会。

  会議を終えてから、「maruharu」で昼食。タマゴサンド、ホットドッグ、コーヒー。  

  1時から教授会。4時頃までかかる。

  「フロハン」(「フロム・ハンド・トゥ・マウス」の略称)でスイーツタイム。ここはクレープが売り物の店なので、苺とアイスクリームのクレープを注文する。真下を地下鉄が通っているせいで足元がときどき揺れる・・・と思ったのは私の勘違いで、後から地震があったことを知る。

  4時半に研究室に来客があることをうっかりしていて、4時半を過ぎたあたりでそのことに気づく。大慌てで研究室に戻る。

  研究室の前で待っていたのは生命保険文化センターの方で、私が審査委員をしている中学生作文コンクールの入賞作品集の冊子ができたので持って来て下さったのである。「お忙しいところ急にお邪魔して失礼致します」と挨拶される。いえ、いえ、おいでいただくことは事前に分かっておりましたから。「会議中でいらっしゃいましたか?」と聞かれる。う~ん、会議が終わって、喫茶店で寛いでおりましたとは言えず、「ええ、まあ」と口ごもる。 


入賞作品はこちらから読めます

   6時半に卒業生のSさんが研究室にやってくる。ドアを開けるなりケラケラと笑い出したから、どうしたのかと思ったら、「あまりにご無沙汰していたので可笑しくなってしまいました」とのこと。笑う理由にもいろいろあるものである。ご無沙汰とはいっても、前回の訪問が去年の3月だから、笑うほど間隔が空いているわけではないのだが、つい先日、結婚をしたばかりで、未婚→既婚という変化の大きさに照れたのであろう。

  お土産にチョコレート(遅ればせのバレンタイン)と彼女の郷里の鹿児島産のタンカンをいただく(ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種で、漢字では「短桶」と書く。中国で行商人が持ち歩いた桶に由来するらしい)。


タンカン娘

  「五郎八」に場所を移し、食後のコーヒーを「カフェゴトー」で。閉店の時間(9時50分)までおしゃべりをする。 

  Sさんは2年前、学部を卒業して、アメリカに留学するための資金を稼ぐため短期間のアルバイトのつもりで国会議員の秘書の仕事を始めたのだが、そこ(議員会館)で別の議員の秘書をしている男性と知り合って、結婚することになったのである。人生、どこでどうなるかわからない。議員の秘書という仕事は自分に向いていることにも気づいたので、結婚後も、しばらくはこの仕事を続けて生けてゆくつもりとのこと。Sさんがゼミ生のとき、私は彼女に「アフタヌーン〇〇子」というニックネームを付けたのだが、それは彼女がもっている「午後のまどろみ」的雰囲気を表現したもので、ゼミ生たちにはグッドネ―ミングだと評判で、Sさん自身もまんざらではなかったようである。そうした彼女のにこやかで、おっとりとしいて、けれど仕事はきちんと出来るというキャラクターは、議員の秘書としてうってつけであろう。しかし、議員が選挙に落ちればただちに失業してしまう不安定な職業であるから、一生の仕事としては考えずらく、長期的なことはこれから考えていきたいそうである。うん、しっかりしている。  

天ぷら盛り合わせ


五郎八特製出汁巻き卵


モツ煮込みにうどんを入れてもらって〆にする。


Sさんはブレンドコーヒー、私はココア

  「カフェゴトー」を出て、研究室に戻る必要のある私は、Sさんとはそこで握手をして別れた。次に彼女が研究室にやってくるのはいつのことだろうか。そのとき、彼女は、また今日みたいに笑いながら研究室のドアを開けるのだろうか。

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