フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月18日(日) 晴れ

2024-08-19 11:54:24 | Weblog

9時10分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。

代わり映えのしない朝の食卓である。なぜ食卓の写真からその日のブログを始めるのかというと、あまり考えなくていいからである。すべて文章というものは書き出しが一番エネルギーがいる。「さあ、書くぞ」と。しかし、形式を決めておけば、とりあえずスッと書き始めることができる。何時に起きて、朝食は何かと。

何時に起きて、朝食に何を食べたか。他人にはどうでもいいことだが、本人にとってはそれなりに重要なことで、「9時10分、起床」というのは自分の基準からは(おそらくは世間一般の基準からしても)ちょっと遅い。「いかんな」と小さな反省がある。

食卓の風景が代り映えしないというのは基本的にはよいことである。それは体調や体重が一定に維持されていることの証拠である。あるいは朝食をちゃんと作って食べる時間のないほど多忙ではないことの証拠である。「おかわりないこと」は生活の基礎である。そういう土台の上で、その日に固有なことや、ちょっと新しいことが生じる(生じてしまう)のが生活というものである。

昨日のブログを書いてアップする。句会のあった日の翌日のブログが長くなるように、卒業生と会った日の翌日のブログも長くなる。出来事のあった日と、その出来事を反芻する(ブログに書く)翌日、出来事経験は2日に渡るのである。ポイント2倍なのである。タイラ君とマイコさんにブログを更新したことを伝える。二人は自分が登場するブログを読むことを通して昨日の出来事を反芻するだろう。彼らもポイント2倍なのだ。いや、反芻しながら二人は昨日の出来事を語りあうだろう。ポイントはさらに倍化する。

タイラ君からはすぐに返信があった(マイコさんは今日は友人と会っているそうだ)。「ブログ読みました。ありがとうございました! 嬉し恥ずかしいですね(笑)。昨日の今日なので、意識的に新宿に一人で沖縄料理を食べてみました。この後はゼミの同期と会います!」そうか、今日は夫婦同伴ではないのか。

昼食はカップ麺で済ます。外に出ると体力を消耗する。お金と時間の節約にもなる。

夕方、散歩に出る。

「ティールーム101」に顔を出す。

氷イチゴを注文する。マダム曰く「氷イチゴを注文されるお客様は少ないんです」。それはきっとせっかく「ティールーム101」に来たのだからほかでは食べられないかき氷を食べようということなんでしょう。でもね、氷イチゴってかき氷の基本というか「人生におけるかき氷の原点」みたいなものだと思うんです。これがメニューにあるから、安心して他のものに手が出るんです。

1時間ちょっと滞在して店を出る。

夕食は鮭のアクアパッツァ、トウモロコシ、ごはん。

食事をしながら『マル秘の密子さん』第5話(録画)を観る。

聞き逃してしまっていた7月28日の『村上RADIO』を再放送でやっていた。いろいろ面白いトークが聞けた。「村上さんが亡くなったら〇〇忌となるんじゃないかと思うのですが、自分で決めることができるとしたらどうしたいですか」というリスナーからの質問に、「眠り猫忌」と答えていた。もちろん洒落でしょうけど、漱石を連想させますね。私が考えたのは「風聴忌」。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。