7時半、起床。
チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲の朝食。今日の目玉焼きは目玉が崩れている。卵の割り方や、フライパンから器に移すときのやり方がまずかったことによることもあるが、元々黄身に張りがないことが理由のこともある。
『ア・ターブル ノスタルジックは休日』の最新話をTVerで観ながら(録画したのだが誤って消去してしまったのである)、昨日のブログを書く。
12時半ごろ、家を出て大学へ。蒲田発の電車なので車内はスカスカである。でも、この先、しだいに混んで来るからマスクは着ける。
コロナは終息したのではなく、浮沈曲線を描きながら定着したのである。私の身近にも最近感染した人人たちがいる。後遺症も含めてやはりきついそうである。必要以上に神経質にならなくてもいいが、油断は禁物である。
家を出るときにあわてて履いた靴下の履き心地がよろしくない。ゆるくてずり落ちてきそうだ。東京駅から大手町駅への乗り換えの時、オアゾビルの地階の「キャンドゥ」で靴下を買うことにした。「キャンドゥ」はいわゆる100円ショップであるが、最近は、数百円するものも売っている。一見「ポロ」風のこの靴下もそうだろうと思ったら「110円(税込み)」だった。安い! あらゆるものが値上がりする時代にあって、安物に安堵することが増えるだろう。願わくばすぐにボロになりませんように。
今日は、昼と夜、二人の卒業生が研究室を訪れることになっている。
昼の訪問者は、ホナミさん(論系ゼミ2期生)。半休をとって来てくれた。
彼女とリアル空間でお会いするのは(コロナの最中にオンラインでカフェをしたことがある)、コロナになる前の2019年の12月のことだったから、実に5年ぶりということになる。しかも、他の卒業生と一緒でなく一人で会うのは初めてであろう。「何かの報告とセットでご連絡しようと思っていたらいまにいたってしまいました・・・(笑)」
とはいっても、今日は何かの報告があるわけではない(笑)。いいんですよ、それで。会いたくなったから会いに来る。会うこと、会っておしゃべりをすること、それ自体が目的であるような相互行為をジンメルは「社交」と呼んで、「純粋社会学」の例として『社会学の根本問題』の中で取り上げている。
研究室でしばらくおしゃべり(彼女の近況)をして、遅い昼食(すでに2時半だ)を「フロハン」に食べに行く。
ランチのクレープセット。5種類の食事クレープの中から2種を選ぶ。私はベーコンのクレープとチキンの照り焼きクレープをチョイス。
彼女はハムのクレープとカプレーゼのクレープをチョイス。
デザートはオレンジのパウンドケーキ、ドリンクは私はコーヒー、彼女はアイスティー。
二人が共通に観ている夏ドラマ『海のはじまり』について語り合う。われわれが語り合っているときに、われわれよりも後から入って来て食事をしていた女性がそそくさと席を立ったのは、もちろん食事がすんだからであると思うが、もしかしたら録画してまだ観ていないドラマの話を聞きたくなかったからかもしれない。
店には1時間半近く滞在した。腹ごなしに本キャンを散歩する。
村上春樹ライブラリー併設のカフェ「橙子猫(オレンジキャット)」に入ろうかと思ったらお休みだった。夏休みだからではなく水曜定休なのだった。
「カフェゴトー」に行く。お腹はいいので、ドリンクだけにする。私はスイーツ代わりのココア、彼女はアイス珈琲。
『海のはじまり』に出て来た(『ア・ターブル ノスタルジックな休日』にも出て来た)釣り堀は阿佐ヶ谷にある寿々木園という釣り堀だが、高円寺に住んでいる彼女はその釣り堀のことを知らなかった。スマホで検索して、「あっ、ほんとに阿佐ヶ谷の駅の近くにあるんですね」とびっくりしていた。次は彼女に地元のカフェを案内してもらいがてら、釣り堀でおしゃべりをするのもドラマっぽくていいかもしれないねという話になった。真冬は寒そうだから、秋の終わりか、春の初めくらいがいいかもしれない。
店には1時間ほど滞在した。久しぶりに馬場歩きをして帰りますという彼女とは馬場下の交差点で別れた。
私はもう一人の卒業生とこれから会うために研究室へ。
6時過ぎに卒業生のアヤナさん(論系ゼミ10期生)がやってくる。研究室のある39号館がどこにあるかわからず(忘れてしまい)、キャンパスを右往左往したようである。
彼女と会うのもずいぶんと久しぶりである。前回が2020年の8月であったから、4年ぶりである。彼女は東京の出版社に勤めているが、新潟の実家でリモートワークで、ときどき東京にやってくる。そのたびにホテルをとっていたのだが、東京在住の彼氏と結婚をすることになり、早稲田にマンションを借りて暮らし始めた。大家さんから入居者の面接を任せられている不動産屋さんは二人が早稲田大学の卒業生と聞いて即OKを出したそうである(笑)。
研究室でしばらく(1時間ほど)おしゃべいをして「すぎうら」に夕食を食べに行く。
海鮮サラダ。いつもここではこれを最初に注文する。お刺身とサラダを一緒に食べられる。
天ぷら盛り合わせ。
丸茄子の田楽。
穴子の白焼き。
彼女は少食なので、料理はこのへんで。締めは稲庭うどん。
やはりここでも『海のはじまり』は共通の話題になった。
ドラマの場合と同じく、将来生まれるであろう、彼女たちの子どもをどこで育てるかについては、夫婦・親族間で調整が必要のようである。
「すぎうら」は9時閉店である。閉店までいて、歩いて帰る彼女とは地下鉄の入口のとこで別れた。
10時帰宅。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
2時、就寝。