フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月3日(金) 晴れ

2020-04-04 16:02:46 | Weblog

7時半、起床。夕飯の残りの筍ごはん、サラダ、味噌汁の朝食。

紅茶を淹れて「ティースプーン」で買ったチョコレートブラウニーを食べる。

かかりつけの動物病院にハルを連れて行った妻からLINEで連絡があった。一昨日の深夜の出来事を医師に説明しようとしたら、「ああ、夜間救急にかかったのね」と言われたそうだ。夜間救急で診てくれた医師からすでに詳しいカルテがファックスでこちらに届いていたのである。当夜の救急対応だけでなく、フォローも完璧である。

11時に家を出る。近所の専門学校の桜並木。散り始めて来ているが、まだまだ見頃である。

呑川に沿ってJRの線路の下をくぐって駅の東口へ。明日の昼に「立体映画館の仕業」というプロジェクトが制作中の映像作品『殺人狂時代』の素材撮影風景をリアルタイムで配信するとのことなので、その「投げ銭」である。私はライブ配信を観れるかどうかわからないが、後日、完成した『殺人狂時代』のDVDを送ってくれるそうである。

12時に鹿島田駅(南武線)で卒業生のHさんと待ち合わせ、「パン日和あをや」へ行く。

テイクアウト、イートインいずれも営業中だが(ただし今週末はお休みとのこと)、イートインには制約があって、一人か二人客まで。二人客の場合は家族やカップルであれば同じテーブルで、そうでない場合(友人同士とか)は二つのテーブルを一つの大きなテーブルにして、距離を置いて座ってもらうというもの。

私たちは二階席を予約しておいたが、われわれは家族でもカップルでもないので、二つの座卓を並べて別々の座卓に、つまり正対するのではなく対角線上に座った。部屋の広さは10畳ほどあり、窓は開けてある。いわゆる「3密」(密集、密閉・密着)は回避されている。

まずはアップルタイザーで喉を潤す。

さて、何を注文しよう。Hさんは「私、いくらでも食べちゃうんです」とのこと。そ、そうなのか。

本日のスープはチリコンカン。

スープのお供にマフィン。

アボカド、サーモン、クリームチーズのサンドウィッチ。たいていの人はこれを注文する。

あんバターコッペ。

おじいちゃんの蜂蜜トースト(オリーブオイルを塗って)。

蜂蜜トーストには、これ、ほうじ茶ミルクティーが相性抜群である。

けっこう食べたね。

お店には1時間半ほど滞在した。

営業の仕方(とくにイートイン)については土日のお休みの間にじっくり考えて(その間にまた状況が変わるかもしれないし)、方針を決めますとのこと。来週の営業は水曜日からだが、来店のときは、お店のブログツイッターをチェックのこと。

矢向駅まで歩き、矢向→川崎→大井町に出る。駅前のヤマダ電機で買い物がある。

マイク付のヘッドフォンを購入。これからZoomを使った会議や、ライブ配信授業などで必要になるので。

USB接続のタイプは完売でなかったので(テレワークの急増のせいである)、プラグ接続のタイプを購入(変換ケーブルが付いているので、パソコンの一穴式、二穴式、いずれにも対応できる)。

買物を済ませてから「ポッタリー」に寄って行く。

窓際の半円形の広いテーブルが空いていたので、そこに座る。

こんにちは、マダム。今日は卒業生と一緒です。

マダムは初めて連れて行った卒業生に「キャビンアテンダントをされているの?」と尋ねることが多い。「お綺麗な方ね」の同意語である。しかし、今日は違った。マダムはHさんに「私の隣に誰かいるのが見えますか?」と尋ねたのだ。この質問は初めてである。マダムはHさんが霊力の強い人のように直感したのである。「い、いいえ」とHさんは答えた。だろうね(笑)。

ブレンドコーヒーを注文。ウェッジウッドの同じデザインの色違いカップで供された。

お店には1時間ほど滞在。

本日のカフェはここまで。私はこれから研究室にちょっと用事がある。先行きの見えない閉塞的状況ですが、いっぱいいっぱいにならないように上手に息抜きをして、乗り切って下さいね。

スロープには桜の花びらが舞っていた。

 

いくつか研究室のものを自宅に持ち帰る。その中にカップとソーサーもある。先日、家で使っていたカップ(の1つ)を落として割ってしまったので、その補充である。松本の「ガルガ」で購入したものである。研究室にはカップがやたらにたくさんあるので、なかなか出番が回ってこないが、自宅でなら出番が増えるだろう

スロープを下りながら、西の空を見ると、飛行機が飛んでいた。できたら新型コロナウィルスのいない世界に脱出したいものであるが、それはできない。この世界の片隅で、頑張っていくしかない。

「文禄堂」(あゆみブックス)で、中野翠『あのころ、早稲田で』(文春文庫)を購入。単行本(2017)で持っているが、今回、文庫化にあたって、「文庫版あとがき」ではなく、中野と呉智栄の対談が付いた。「あのころ」とは1960年代後半をさしている。私は1973年の入学なので「あのころ」の早稲田のことはリアルには知らない。

夕食は豚の冷シャブ(新玉ネギの上にのせて)、玉子豆腐、味噌汁、ごはん。

食後にHさんからいただいたお菓子を食べる。「花すだれ」という落花の時期に相応しい名前の和菓子である。

京風の桜餅(道明寺)である。

深夜、近所をウォーキング&ジョギング(4キロほど)。

2時半、就寝。