8時半、起床。
トースト、鶏の唐揚げ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。唐揚げは牛乳が切れたのでコンビニに買いに行ったときついでに買った唐揚げ棒。
昼前に自宅を出て、大学へ。
今日は真夏日だ。
蒲田駅のホームで電車を待ちながら目の前の風景を撮る。カメラの操作に手間取って左端に入ってきた電車が写っている。
3限は院生の研究指導。M1のCさんの報告を聴く。
研究指導を終えて、昼食はコンビニおにぎり3個。鮭、ツナマヨ、鶏五目(いつも買う梅と昆布が品切れだった)。
3時からMRさんのゼミ論指導。差し入れにプリンをいただいたので、紅茶を煎れる。
5限は演習「現代人と社交」。個人差はあるものの、だんだんテキストの読みがしっかりしてきた。それは著者の思考のスタイルがわかってきたり、これまでに読んだところが伏線となっていま読んでいるところの理解につながったり、BBSに書き込まれた他の学生のコメントや教室で小グループで話し合ったりすることが理解の助けになるからである。演習で一冊の本をみんなで時間をかけて読むことの醍醐味はこのあたりにある。
演習を終えて研究室に戻ってきて、少しして、卒業生のユリさん(論系ゼミ3期生)が仕事終わりにやってきた。彼女は5月から早稲田駅の近くの会社に転職し、定時(5時半)に仕事を終えて、まっすぐに研究室にやってきたのである。
新しい職場の話などを聞いてから「五郎八」に食事に行く。スロープから工事現場を見て(見るのは初めてなのだ)、「記念会堂、なくなっちゃったんですね!」と驚いていた。あったものがなくなったんだから、そりゃ驚くよね。
「五郎八」のつまみ(酒の肴)シリーズは卒業生に人気がある。蕎麦屋なのに蕎麦を注文しないスタイルが新鮮らしい。もっとも飲み物は二人ともウーロン茶。
枝豆。
田楽。
薩摩揚げ。
鴨つくね。これはユリさんのリクエスト。
「美味しいです!」
カツ煮。これも彼女のリクエスト。転職を考え始めた昨年の秋から体重が5キロくらい減ったそうだが、食欲はしっかりありそうだから大丈夫でしょう。
お新香。最後はさっぱりと。
食後のコーヒーは「カフェゴト―」で。彼女は、店に入る前は、もうお腹はいっぱいだからケーキはパスと言っていたが、店に入ってショーケースの中のイチジクのタルトを見た途端に前言撤回(笑)。彼女はイチジクが大好きなのだ。
それでもやはり1個は多そうなので、1個を半分にカットしてもらってシェアする。
私もイチジクは好きだ。子供の頃、庭にイチジクの木があり、毎年、熟したイチジクを食べていた。あの美味しさを知ってしまったので、その後、スーパーで売っているまだ熟していない青いイチジクなどはとても食べる気がしない。
店を出る前にお店の方に写真を撮っていただく。
彼女は転職前も悩んでいたが、転職した今も転職してよかったのかと悩んでいるところがある(体重減はそのためだろう)。社会学者ギデンズによれば、自分がした決定を「本当にこれでよかったのか」と不断に自問することは近代社会(近代人)の特徴とされる「再帰性」の表れであるが、しばらくはそれは括弧に入れて、自分が選択した方向で目の前の仕事に一所懸命取り組んでみることです。
彼女とは地下鉄の駅の前の横断歩道のところで別れた。また、会いましょう。
10時、帰宅。