OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

最適な育成方法の見極めなんて、そうそう出来るもんじゃないね(^^;

2011-10-18 08:43:17 | Weblog
少し前に、とあるクライアントから、「何にせよ直截に申し上げて非常に気分の悪い文章でした」と、原稿をコキ下ろされたお話をしましたが、先日、別のクライアントから「描かれる文章に大変魅かれるものがあり、是非とも弊社でご執筆頂けないかと考えております」と言っていただきました。

ふむ・・・(^^;。

どちらの言葉も、そのままに受け取ってはいけません。前者の場合も、先方からは一層の努力をして良いものを書くようにと言っていただいていましたので、きっと厳しい檄であったと考えるべきと思いますし、後者は、これからのお付き合いを円滑にし、書き手に気分良く良いものを書かせようという心遣いの言葉で、その会社ではモレナク書き手に言っているマニュアル通りの台詞なのかもしれません。

だから、実際、どちらの評価が、どうであったか・・・などということは、ほんとうに分からないものだと思います。もしかしたら、前者のクライアントの方が、より高く、わたしの書くものを評価してくださっていた可能性だって、完全に否定することはできないと思います。

でも・・・やっぱり、後者のアプローチが嬉しいです、わたしは(^^;。つまり、わたしは、褒めてもらって頑張れるタイプだと思います(爆)。きっと、煽ててもらえば、どんな木にだって、ほいほい登ると思います(^^;。

加えて言うなら、クライアントさんの中には、継続してお仕事を下さるので、わたしの仕事内容に満足はしてくださっているのだろうけど、事務的な連絡以外、いっさい余分なコメントを付け加えない方と、やり取りの度に、必ずちょっと感想のようなものを、しかも、こちらの気持ちがUPするようなコメントを言い添えてくださる方があります。前者の場合でも、まったく問題はないのですが、やっぱり後者のクライアントに対しては、無意識レベルで頑張ろうという気持ちが強まっている気がするんですよね。ちょっとしたことですが、人心掌握術として有効だと思うんです。

でも、まっ、とにかく、人を育てる立場、人を働かせる立場にある人は、育てる相手、働かせる相手が、どういうタイプの人間なのかを、見極めることが肝心ですね。叩いて悔しがらせて伸ばすのか、褒めて煽てて調子にのらせて頑張らせるのか。でも、実際は、叩いて育てる派か、褒めて育てる派か、育てる側・使う側の個性で、やり方が決まってしまっていることが多いですね。まっ、育てる側だって、使う側だって、出来上がって人たちではないですから、仕方ないですけど(^^;。

あっ・・・そうだ・・・自分を庇うわけじゃないんですが(^^;・・・一つ、感じたこと、言わせてください。

叱ったら潰れちゃうから、大事大事に褒めて育てなきゃしかたない・・・褒めて伸びるタイプって、そんな風に軟弱だと思われがちで・・・まぁ、実際、そうであることも多いとは思うんですが・・・

じゃあ、厳しくされて伸びていくタイプって、根性があって素晴らしいかというと・・・そうであることも多いけれど、かならずしもそうじゃないこともあると、わたしは感じているんですよね。

なんていうんでしょう・・・カリスマに心酔して付いていくタイプの人っていうか・・・一兵卒気質っていうか・・・洗脳されやすくて、良い駒にはなれるけど、頭に向かないタイプの人の中には、一種のマゾヒスティックなものがあるように思うんですよ・・・ふむ。

だから、まっ・・・どっちが良いではなく、どんな育て方がその人に合うのか、その見極めができる上司や指導者にめぐり合えた人は、ラッキーってことなんでしょうね。

ちなみに、親って、子どもに対して、ひたすら、そのことばっかり考えていますが・・・それでも、どうすればいいのか、答えってなかなか見つかりません。子どもが、成人してしまった今でも、「この子には、こういう部分もあるんだ」と驚きとともに発見をして、接し方の軌道修正をしたりしています。

それを考えれば、袖すりあう程度のお付き合いしかない相手から、自分にとって最適な育成をしてもらおうなんて、望みすぎではありますね。でも、自分が、僭越ではありますが、育てる立場、使う立場に立つときには、相手の個性を出来るだけ見極めた対応ができるようになりたいものです、はい。


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