OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

荒野で彷徨うよりは、オリエンテーリングの方が楽しいか(^^;

2011-06-14 10:42:37 | Weblog
関西でも節電が呼びかけられています。関電の罠であろうと何であろうと(爆)、節電して悪いことはないわけですから、努力しないと・・・とは思うのですが、山猫軒にくると、「ふむ、どうしたもんかな」って考え込んでしまいます。

いくらお客さんの数が驚くほど少ないとはいえ、一応は客商売ですからね・・・イメージとか快適さって、蔑ろにはできないじゃないですか・・・なので、点灯する照明の数だとか、空調の使い方だとか・・・どうしたものかなって、悩んじゃいます。

さっきも、お店に飾るお花を持ってきてくれた母が「ちょっと、暑すぎるんちゃうの。冷房、入れた方がええんちゃうの」って言ったんですよね。で、それに対しては「節電節電、これくらいなら我慢できるでしょ」って答えたんですが・・・わたしは我慢できても、お客さんはどうでしょうか・・・ねぇ。

自分が客の立場のとき、照明を落として薄暗く、冷房も入ってなくて生暖かい店・・・「節電、頑張ってはるんや、こういうこういう店こそ贔屓にしたいわ」って、入るでしょうか・・・明るくて快適な店を選ぶでしょうか・・・なんだか、後者になってしまう気がします。

だから、そういうことを大々的に宣伝して、企業のイメージアップ戦略として利用できる大手チェーン店などではない個人のお店では、ついつい今まで通りを続けてしまいがちですよね。世間の動向をにらみながら、先頭にならず、かといって取り残されないように、って考えてしまいますよね。自分の快適さばかりを考えている客なんか、うちの店に来て貰わなくて結構・・・なんて腹のくくり方はできませんよね(^^;。

なんて言いながら、わたし、煙草に関しては、けっこう、そういう態度でいるんですけどね(爆)。わたし自身は、人生で一度も喫煙の習慣をもったことはないですし・・・体調の悪いときには、他の人の煙草の臭いで眩暈や吐き気を催してしまう体質なんですが・・・それでも、今の社会の嫌煙の流れは、どうも好きじゃなくて・・・山猫軒では喫煙完全自由で「それが嫌だと言う方には、ご利用いただかなくていい」と思っているんですが・・・ん?あ?それって違う?逆? 世の中の流れから考えれば、「それでも煙草を飲みたいなんて人には、来ていただかなくて結構」って言わなきゃいけないのか・・・あは(^^;。

あれっ、ということは、基本的に、世の中の流れの先頭集団には入れない・・・それどころか、取り残され組みになりがちだってことか・・・そっか・・・わたしって、そういう人間だったのか(^^;。

と、枕が長くなってしまいましたが・・・本題の、毎度ふと思ったことを、短めにお話しますね(^^;。

えっとですね・・・世間でよく売れているといわれる本とかを見ると・・・けっこう、道を説くものというか・・・こうすれば幸せになれるとか、出世できるとか、賢くなれるとか・・・生き方・暮し方を教えてくれるものが多いように思うんですよね。

わたしは天邪鬼なので、そういう書籍を手に取ることはないんですが・・・話題になったものに関しては、その本を読まなくても、いろいろと情報が流れ込んできて、なんとなくは知ってしまうものですが・・・それで思うのは「あらためて言ってもらうほどのことですか?」っていうようなものが多くないですか?

ほんとに「それ、あなたなら、読む前から分かってましたよね」って思うようなことばかりのような気がするんですが・・・よく考えたら、そこがミソなのかもしれませんね。すでに、なんらかの形で理解しており、そうだと納得はしていることを、より端的に、できれば印象的に表現されていると、「そうなのっ!!」って強く共感できて・・・だから安心するっていうか、心地よく感じられるっていうか・・・付いていきたくなるんですかね。

そうすると、人生が、オリエンテーリングに参加しているみたいに楽しくなるってことなんでしょうかね。まっ、確かに、地図も磁石もなく、果てがないように思える荒野を彷徨うのは嫌ですけどね(^^;。


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