OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

助けてって言えない・・・

2008-05-20 22:45:49 | Weblog
今朝、電車の中で、こんなことがありました。わたしの背後から、男性の声で「ちょっと静かにして下さい。騒ぎたいなら、女性専用車両に行って下さい」と言っているのが聞こえたんです。言われたのは、わたしではありません。たぶん、若い女性二人。わたしの印象では、決して、注意されるほど大きな声で話していたわけではないですか、そんな風に文句を言われてしまっていました。関係のないワタシでさえ「え?」って思ったぐらいですから、彼女たちも不満に思ったんでしょう。二人とも「すみません」とは言いませんでした。そして、そのまま話続けていました。ただし、声のトーンは落として、ひそひそ声な感じで話していました。

あの男性は、なぜ、あんな注意をしたんですかね。何か、家庭で苛立つことでもあったんでしょうか。それとも、タイガースが負けた?月曜日って、試合ありましたっけ(爆)。あるいは・・・日頃から「女性専用車両」に納得できないと思っている人なのかも。だって「静かにして下さい」の後の「騒ぎたいなら女性専用車両に」っていうの、どうかんがえても変ですものね。実際、女性たちは、普通に話していただけですから「騒がしい」というより、むしろ「女性専用車両」の方に、彼の問題意識があつたのかなと、勘ぐってしまいました。

で・・・その時、わたしは、無性に、振り返って、彼らの顔が見たい気分だったんですよね。イチャモンをつけた彼の顔も、つけられた女性たちの顔も、確認したかった・・・どんな人なのかなって。でも、それは野次馬的で下品な行為であるような気がして、振り返れませんでしたけどね(^^;。

ところで・・・ニュースなどを見ながら、ふと思ったんですが・・・中国にしても、ミャンマーにしても、どうして政府は「助けて」って言えないんでしょうね。プライドでしょうか。もろもろの事情アリで、外部のものを内に招き入れたくないからでしょうか。中国は前者で、ミャンマーは後者なのかな。どっちも、その両方が入り混じっているのかな。

でも・・・個人レベルでも「助けて」って、なかなか言えませんよね。言いたいけど言えないですよね。それって、何故でしょうね。個人レベルでも、プライドが邪魔しているのかな・・・う~ん、それはあるなぁ。それから、自分の内側に他人を迎え入れたくない・・・う~ん、やっぱり、それもあるなぁ~。人のこと、批難できないですね。

でも、遠慮というのもありますよね。助けてもらうなんて、申し訳ないって気持ちも・・・うん、それもある。あとは何かなぁ・・・「助けて」といって、拒絶されるのが怖い・・・ふうむ。とにかく、そう・・・案外「助けて」って、なかなか言えないことなんですよね。

とはいっても、自分のことじゃなければ、言えるんですよ。自分以外の人の為に「助けてあげてください」と言うのは、以外に簡単に言えるでしょ。それは、プライドが邪魔しないからかな・・・でも、とにかく言えるものですよね。だから、こういう災害の時は、自分の為じゃない、被災者の人たちのためだと思って「助けて!」って言って欲しいですよね、うん、言ってほしいです。