ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

一人パフェ

2020-12-28 12:20:00 | 健康・病気・薬・食事
密かな楽しみを奪われてしまった。

甘党の私は、時たまどうしてもパフェが食べたくなることがある。普段はまったく食べないパフェであるが、ストレスなどが溜まったりして、心がささくれているときの治療薬としてパフェが必要になる。

子供の頃から甘いもの好きではあったが、特段パフェに拘ってはいなかった。そんな私がパフェにはまったのは大学生の時だ。部活が終わった後、腹を空かした大学生が、なぜだか夕食の前にパフェを7人で食べまくっていた。

7人の同期のうち一人が女性だったので、一応彼女の嗜好を優先したことになっていたが、本音は甘くて冷たいものが食べたいだったと思う。

先輩や後輩からも奇異の目で見られていた気もするが、パフェの魅力には勝てなかった。ちなみにパフェの後は飲みに行ったり、帰宅したりとバラバラだったから、やはり部活のトレの後のストレス解消としてパフェが必要だったのかもしれない。

ちなみに当時の部活のトレは、私語厳禁、笑うの禁止で、水も飲めない鬼のシゴキだった。それを平然と受けてはいたが、やはりストレスが溜まっていたのだと思う。

私は社会人になってまもなく難病による闘病生活に入り、パフェと縁遠くなった。ただ10年後、再び働き出すとパフェが必要になった。仕事でストレスが溜まると、一人でパフェを食べる妙な性癖がついたのだ。

そんな私が愛用したのが、銀座7丁目にあるアマンドであった。六本木店が有名だが、銀座店だって半世紀を超える老舗である。ネクタイ締めたおっさんが、一人でパフェなんてと思われるかもしれないが、実はよく店内を見渡すと私のようなパフェ愛好家と思われる一人おじさんをしばしば見かけた。

アマンド銀座店は、出勤前のホステスさんや、有閑夫人などが通う店ではあるが、案外と男性の一人客も少なくない。ケーキ派、パフェ派に分かれることが多いが、愛好家同士であっても常に距離を保ち、目配せで挨拶する程度の連帯感はあったと思っている。

その聖地が閉店となってしまった。私は新型コロナウィルスが憎くて仕方ない。私の憩いの場を返せと言いたい。なかなか無いのだぞ、中高年男性が一人でパフェを楽しめる店ってさ。

あな悔し。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kinkacho)
2020-12-29 14:57:57
ヌマンタさん、こんにちは。
パフェ好き、甘いもの好きのそれなりの年齢の男性も多いので、気にしなくて大丈夫ですよ。
しかし、銀座のアマンドがなくなるとは驚きです。
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Unknown (ビーグル)
2020-12-30 10:43:42
好きなお店が無くなってしまうのはショック。

パフェってたまに食べたくなりますね。アマンドのことはあまり知らないのですが、六本木店ではパフェはやってないのかな。
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Unknown (ヌマンタ)
2020-12-30 14:10:10
kinkachoさん、こんにちは。実際、甘党の男性って、実はかなり多いです。それでも、けっこう敷居は高いと感じます。アマンド銀座店は、その点中高年の男性一人パフェが横行していたので、私は気にっていたのです。
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Unknown (ヌマンタ)
2020-12-30 14:11:45
ビーグルさん、こんにちは。六本木店は健在だと思いますが、ほとんど行く機会がないです。

個人的には、びっくりドンキーのパフェが今けっこう気に入っています。ランチのついでに頂いております。滅多に行けないのが難点ですけどね。
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