無駄騒ぎとしか言いようがない。
先のオリンピックで、竹島問題をアピールした馬鹿なコリアンがいた。以前にも書いたが、竹島は長年日本が領有した領土だが、戦後のどさくさに紛れて、韓国に奪われた領土だ。
結論から云えば、獲ったもの勝ち。
取られたならば、奪い返すべきであった。その努力を惜しみ、口先だけで抗議したって無駄。まァ、当時の日本政府は未だGHQの強い干渉下にあったし、独自の軍事力を持っていなかったが故に、対応できなかったのだろう。
おかしなことに、アメリカもこの件には、あまり動いた形跡がみられない。韓国政府が対馬の領有権を主張した時は、時のダレス国務長官があっさりと拒否していたことと比べても違和感はある。
察するところ、竹島の位置さえ把握しておらず、重要視していなかったのだと思う。
おかしいのは、その後の日本政府の対応だ。事なかれ主義の外務省が、騒ぎが大きくなるのを厭うてだんまりを決め込んだのはともかく、「竹島は日本固有の領土」だとアピールするだけにとどまっている。
馬鹿らしい。
固有の領土なんて概念は、どちらかといえば情緒の顕われに過ぎず、客観的でもなければ普遍的でもない。そもそも、領土なんてものは、それを実際に支配するものの物に過ぎない。
支配する力がなければ、意味のない概念だ。そして現在、実効力のある支配をしているのは韓国である以上、駐№ヘ韓国の領土。ただ、それだけが唯一の答えに過ぎない。
奪われた以上、奪い返す努力なくして、元に戻ることはない。「固有の領土」なんて言い分が、通る訳がないのは明白だと思うが、なぜか何度となく繰り返される。私は意味のない努力、結果を伴わぬ努力を認めてやる気はない。
そんな私からすると「固有の領土」だから返せなんて、馬鹿の遠吠えにしか思えない。「ボク、正しいよ。だから返してくれるよね」と涙目で甘えている、情けない坊やそのものだ。
泣きわめいている暇があるなら、奪い返すための努力こそやってみろ。どれだけの軍事力と予算が必要となるのか算定してみろ。そのほうが、よっぽど現実的だ。
余談だが、尖閣列島は日本の領土だ。固有の領土か、どうかなんて馬鹿な議論している暇があるなら、守るための具体的な方策を練ってみろ。一番有効なのは、アメリカ軍と自衛隊の共同使用の基地を作ってしまうことだ。武力あっての防衛。
この愚かしくも、冷徹な現実から目を逸らしなさんな。
憲法9条も、固有の領土論も、領土を守るのには役に立ちませんよ。必要なのは、大切なものは自分で守るという覚悟。その目的を果たすための一環としての軍事力であり、外交交渉なのだ。