のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

虚しい光景

2011-06-02 | JR

金沢総合車両所・松任本所の工場の留置線に留置されている419系を見てきました。

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春のダイヤ改正で北陸線に521系が大量に新製配置されたために、車両が老朽化していたため余剰となり、全車両運用から離脱しました。

寝台特急の車両581系・583系を改造して作られた「急場凌ぎ」のはずだったのですが、結局は長期にわたって使用されました。

“顔つき”がひょうきんで「食パン型」とまで言われた車両もありますが、私はやっぱり昔の特急車両の面影が残る「月光型」が好きでしたね。

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松任に3編成揃って留置されていました。普段は絶対に見ることが出来なかった貴重なシーンが、運用離脱となって留置されている時に見るなんて、虚しいものがありますね。

JRの運転士によると、車両が重いためブレーキの利きが悪い“運転士泣かせ”の車両だったそうです。

廃車をまぬがれJR東日本に無償譲渡して震災後の東北地方で活躍する・・・という噂もありましたが、こうやって留置されているのを見ると「やっぱり噂」だったみたいですね。

419系には長い間お疲れ様・・・といいたいですね。