のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

救急患者発生!

2008-04-03 | インポート

 今日、自分の乗務する列車内で救急患者が発生し、救急車に来てもらうという事がありました。

 朝の七尾行きで、七尾に到着して乗客の集札を完了して折り返し準備で反対側の運転席に行こうとしたところ、ロングシートに女子高校生が横たわっているではありませんか。最初はついうとうとと寝てしまったのだろうと思って、「終着駅ですよ・・・」と声をかけましたが全く反応ありません。こういう時、男性なら肩や背中をさすって起こすのですが、相手が女性なので簡単にさするわけにもいかないので(他社で過去にも何度かさわった・セクハラだと訴えられかけた例があるらしいので乗務員もうかつに手を出せないのです・・・)近くにいた女性のお客様にお願いして起こしてもらいますが、それでも起きませんでした。よく見ると顔は真っ青・手も血の気を失った色をしているし、顔も震えているようだったので、「救急車呼ぼうか?」の問いかけに、かすかにうなずいたので、輸送指令に連絡して救急車の手配をしてもらい、病院に搬送してもらいました。

 場所が駅だっただけに、救急車の到着で野次馬などで一時騒然とし、駅横の交番から警察官も急行する騒ぎ?となりました。折り返しの発車時間ギリギリまで状況説明などで事情聴取?を受けました。

 自分の乗務する列車で救急車の出動要請は初めての事でしたが、自分なりに思ったより冷静に対処したとは思いますが、搬送された女子高校生は大丈夫だったが、その後連絡がないようで気がかりです。

 あとはどこで具合が悪くなったのかわかりませんが、同じ学校の生徒も大勢一緒に乗車していたのに、誰一人様子がおかしいことを知らせてくれなかった事が残念です。