のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

実況中継3

2008-09-05 | Weblog
相変わらず水道が使えませんので、汲み置きの水をちびちび使い、洗面台で頭を洗う日々でございます。
そのうち地球の水資源が枯渇して、人類みんながこういう生活をしなきゃならなくなるのかもしれんなあ、と思ったりいたします。
まあ、一握りの大金持ちを除いた人類みんな、でございましょうがね。

幸いなことに今日、業者さんから連絡がございました。
月曜日には工事をしに来てくださるとのこと。
この不自由ともあと数日でおさらばでございます。

不自由。不自由か。
いや、ルワンダやアフガンやグルジアの難民キャンプで暮らしている人たちのことを思えば、このくらいのことは不自由のうちには入りませんですよ、ほんとの話。
UNHCRによるとグルジアでは避難民への人道支援のため、今後半年間で1600万米ドル(およそ17億3千万円)を必要とするとのこと。

グルジア(南オセチア紛争) | ヨーロッパ地域 | UNHCRの援助活動 | 日本UNHCR協会
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エラい人たちがお前の方が悪いんだと指差しあっている影で、たった数日間の戦闘で何もかも失った人々がテント生活をしているんでございます。
いつまたもとの暮らしに戻れるのか、いったい戻ることができるのかも全く分からないままにでございますよ。
その不安、鬱屈、そしてやり場のない憤りはいかばかりでございましょうか。

エラい人たちはきっと「大局」とやらをを見てらっしゃるんでございましょう。
「大局的に見て」自国の利益となることのために、ドンパチなさるんでございましょう。
しかしワタクシは「大局」よりも、その影で踏みつけられ、大切なものやごく普通の生活や愛する人をいきなり奪われた人たちのことの方がずっと気になりますよ。
ええ、なにぶんバカで短視眼なものでしてね。