野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

春もふるえる

2006-03-31 17:38:57 | 山野草
ここ3,4日寒い、特に今朝は大霜、1日中、かざはなも舞っている。時々雲の切れ間から、薄日もさすけれど、冬に戻ってしまったよう,
庭でショウジョバカマ、オキナグサが咲き始め、春を感じていたと言うのに、昨年も、4月になっても、昼間は、初夏のような暖かさ、夜になると、冬のような冷え込みで、いつまでもコタツとストーブをしまうことができなかった、おかげで野の花も、スクスクのびずに、いじけて咲いていた、今年も、温度差が大きくある、春になりそう、植木鉢いつになったら、安心して、外に出せるのかな・・・

春の妖精

2006-03-30 19:12:59 | 山野草
今日の午後、那須に住む知人がやってきた。15,6年前、山遊びで知り合い、それ以来のお付き合い、やはり野遊びが大好き、那須で生まれ育っているので、昔からの自然状況に詳しくて、タナゴに夢中になってたときは、タナゴが生息する環境が、残っていそうな川を、知人が子供の頃の、記憶を頼りに回ってみた、コンクリートの側溝に、なってしまった小川や、水路がおおかったけど、でも昔のままの水辺も、いくらか残っていた、やはり子供の頃、家の人にお盆になると、「盆花摘みに行っといで」といわれて、よく花摘みに行ったという、湿地もやはり記憶を頼りに、回ってみた、ゴルフ場になってしまったり、造成されてしまったり、もう40年もたつているのだから、しかたがないよと諦めたり、嘆いたり、でも1ヶ所だけ、盆花の咲く湿地が残っていて、2人して大喜び、あれからさらに10年、「いい春が来なくなってしまったね」「光、輝いていた春の妖精たちも元気がないね」とため息をつきながらのお喋り、雑木工房のカタクリの花、咲き始めたら、霜がおりるは、かざはなまじりの大風が吹くは、地上で過ごすほんの短い一時を、大風に耐え、寒さに震え・・・、いい春はもうこないのかな?

ヒダカソウ

2006-03-29 21:11:05 | 山野草
へゴの中に植え込んだヒダカソウ、今年も4輪花をつけました。鉢作りに少し飽きて、花屋で見たへゴ作り、輪切りの大きなへゴの周りをシノブがからみ、上ではピンクのイワカガミが、見事に花をつけていました。それをみて一目ぼれ、そして大きなへゴ探しが始まった。小さい棒状や板状のは、ホウムセンターで売っていますが、大きなものは、なかなか見つかりません、でもいつも、欲しいとなると、会う人ごとに欲しいものの名前を言い続けると、不思議と手に入るのです。そしてヘゴも言い続けたおかげで?輸入禁止になっているにもかかわらず、禁止になる前に、沢山買い求めておいたそうで、大きなヘゴ、それもへゴの木、1本丸ごと買い求めることが出来ました。緑のボウルを想像しながら、チェンソーで好きな形に切て、へゴの周りに、着生の植物をつけ高山性の花を植えて、後は緑のボウルになってくれるのを待つだけ、2,3年後には、マリモのような緑のかたまり・・・のはずだったのに、4年たった今、緑のボウルには程遠く、殖えもせず、消えもせず、今年も無事生きていた、といってホッと胸をなでをろす状態、思いどおりには行かない、だから植物は面白い、でもやっぱり緑のボウルに早くなってほしいよう・・・

コシノコバイモ

2006-03-28 18:10:10 | 山野草
20日に雑木工房へいったとき、咲き始めだったコシノコバイモ、もう終わってしまったかな、と思いながら行ってみると、花は全開、といってもパット開くわけではなく、ちいさな提灯のよう、下からそっと花の中をのぞいて見たくなる、この花の群生している姿を、始めてみたのは、只見の友人の裏山、細い林道を車で走っている時、大きな杉の木の下にたくさんの白い花、車を止めてもらい、そばでみるとなんと可愛、友人にとっては植物の感心はただ「食えるか、食えないか」自然が好き、山が好きというところは、同じなのに、一緒に野遊びをするとき、花を見る視点は、お互いに、微妙にズレテいるようです。それがユリ科のコシノコバイモであると、教えてもらい、彼女の畑の周りにもあるというので、帰りに1本掘って貰い、それから春になるとかならず、1輪だけ花をつけてくれます。でも今年は分球でもしたのか、2本になって2輪花が咲きました。1度友人に頼んで種を取ってもらって、蒔いてみましたが、親切にカタクリの種も一緒にもってきてくれたので、いいかげんな私は、同じところに蒔いてしまい、翌年沢山発芽したのに、それがカタクリか、コシノコバイモか解からず、植えかえしているうちに、どこに植えたのかさえ、解からなくなってしまいました。またいつでも種は手に入る、という甘い思いがあったのです。その後また種をと、友人に頼んだところ、「ちょうどいい時期を見計らって、種を取るって大変なんだから、なんで名札をつけてちゃんと蒔かないの」とお叱りの言葉・・・はいそのとうり、彼女にとって、春は山菜採りで、一番忙しい季節、今度自分で集めに行こうっと・・♪♪♪

ノジスミレ

2006-03-28 17:19:27 | 山野草
昨日は気がつかなかった、温泉の帰り道、濃い紫色のスミレが道に沿って、咲いていました。ここ何年か道沿いや、明るい林の中などで群生しているのを、よくみかけるようになりました。以前はタチツボスミレの群生をよくみかけらのに、ノジスミレ、アカネスミレ、コスミレ、あまり知識のない私には、図鑑を見ると、皆同じように見えてしまいますが、説明によると「ノジスミレは花も葉もなんとなくびろびろして、だらしない感じ」よくみかけるようになった、濃紫のスミレ、たしかにだらしない葉の伸び方、いまいち好きとはいえない姿、「乾きぎみの環境を好む」とくると、やっぱりよくみかけるようになったスミレは、ノジスミレ?、雨が降ったあとも、晴れるとすぐに、パサパサに乾燥してしまって、鉢のみずやりが大変、これもやっぱり温暖化の影響なのかな?スミレを代表するタチツボスミレ、春になるとどこでも普通に、群生している姿を見かけたのに、透明感のある紫色の丸いふくよかな花姿、そして照りのあるハートがたの葉っぱ、代表をノジスミレにあけわたす、なんてことにはなりませんように・・・

やしお温泉

2006-03-27 21:21:41 | 花藍
1週間ぶりのやしお温泉、我家の風呂にやっと入れた。と言う感じ、今日は天気がよく、いつものぬるい露天風呂がちょつと暖かめ、いつも朝の1時間だけ入ると、急いで家に帰っているので、お昼をもって1日中、温泉に入ったり、出たり、ゴロゴロして過ごしてみたい、というおもいがやっと叶いました。20年来の友と、おしゃべりをしながら、湯につかり、休憩室でいびきをかきながらお昼ね、たった800円でなんという贅沢、温泉ホリクの友、私もしっかり影響をうけてしまったようです。

町の中で

2006-03-26 13:58:03 | 花藍
21日から、自宅の春日部に帰ってきています。二階の窓から見える景色は、ビルと家の屋根、緑はというと我が家の庭の樹木だけ、こちらも朝、夕方になると寒くて、ストーブが必要、もうすぐ4月、こんなに寒かったかな?とおもいながら、用事が済むと、さっさと家に帰ってきて、テレビやパソコンの前に座ったり、ベットの上でゴロゴロ、すごい怠け者状態、明日、膝が痛いという友人を乗せて帰る予定、痛みによくきくという、やしお温泉に直行、赤松、コナラ、山桜の春芽の動きを見ながら、ぬるめの露天風呂でウトウト、同じ怠け者状態、でも中身は少しちがうようです。

タナゴにハマッテ

2006-03-21 17:02:02 | 花藍
以前タナゴにハマッテ、なぜハマッテしまったのかは。はっきりと思い出せないが、たぶんオスの婚姻色の美しさ、それと、ヨシノボリ、二枚貝との面白い関係などに、興味を惹かれたのかもしれない、埼玉に住んでいる時、地図に載っている、近くの、沼をすべて回ってみた、また以前タナゴがいたと聞くと、すぐにいってみたりしたけれど、ほとんど、いそうな環境は無くなっていた、そしてとうとう栃木まで、足をのばして、ここでは、マタナゴ、アカヒレタビラ、ミヤコタナゴ、などが小川や水路にいて、釣るのではなく三角網ですくってとった、でもそのときミヤコタナゴはすでに、国の天然記念部に指定されたいたので、川に離して、マタナゴ、アカヒレタビラ、ヨシノボリ、シマドジョウ、ホトケドジョウ、ギバチ、ヌマエビなど、一緒に網に入っていたのを持ち帰り、水槽はとうとう8個になってしまった、夜水槽に電気をつけると、タナゴの婚姻色の美しさヨシノボリの可愛さ、いくら見ていても飽きずに、毎日寝不足、ギバチの稚魚はオタマジャクシのような、ナマズの子のような、他の魚と一緒にしていたところ、魚の姿が次々と消えて、死がいは無し、不思議に思っていたところ、水草の影に入れた覚えのない、大きな黒い魚が、そのとき初めて、ギバチが肉食であることを知りました。あれから15,6年今年こそ以前行った、小川や水路を回ってみようと思っている、一緒に付き合ってくれた、タナゴの専門家でもあるK先生、「りんどう湖のブルーギルが逃げ出して、タナゴがいなくなるのは、時間のもんだいでしょう」といっていたけど、嘆きのタナゴ便りになってしまうかな?


嘆きの花便り

2006-03-21 12:29:50 | 花藍
元々花が好きだった、と言うこともあるけど、自然保護のボランテアに参加するようになって、いっそう深く、植物に興味を持つようになり、夫や息子の、迷惑も顧みず、1人田舎暮らしを、始めることになってしまった。そして10年、田舎からの花便り、と思って、えらそうな息子に、ブログを開設してもらったのに、楽しい花便り、のはずが嘆きの花便りとなりつつある、そして花藍をおとずれる、知人やお客さんにも、「最近自然が変だと思わない」と始まってしまう、気にしても仕方ないと、思ってはいるのですが、というわけで嘆きの花便り、とうぶん続きそう、そっそく、雑木工房のキクザキイチゲ3年続きの不作?日が出ると空に向かって、真っ白な花を元気よく開き、あまり素敵で、スケッチせずにはいられなかったのに・・・
でも今年も花がイジケテ小さい、住み始めた頃、仕事の染めの型にと、順番にさくショウジョバカマ、イチゲ、カタクリ、ニリンソウ・・開くのを待ちかまえて、ワクワクしながら、1つづつスケッチして、花玉の型を作ったりしたのに、あの感動はもう味わえないのかな・・・ 

これも温暖化

2006-03-21 11:43:37 | 山野草
祭日は混むといやなので、温泉に行くのは休みにしてたけど、とりあえずいつもより早めに行ってみた、そのせいか、客は1人だけ、神奈川から4時間かけて、キャンプにきているという、昨夜はすごい風、テントの支柱がゆれて、怖かったとのこと、最近お日様が出たと喜ぶと、午後から風が吹き出すのです。久しぶりに、ドライブ?とイヌを6匹乗せて、温泉の周りの雑木林を、ブラブラ、アヲダモの木に、黒く干乾びた実が沢山ついている、我家の庭のナツハゼも同じく、ドライフルーツとなって、風に揺れている、柚子の実も、落ちずにしっかり木にしがみっいている、おかぜで今年は、柚子ジースが作れなかった。雨が降ってもすぐにパサパサ、これも温暖化現象の1つなのかな?