野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

里山ガーデン

2009-10-30 08:27:44 | 山野草
250万の環境難民が生まれている
ウン年後には2億人の難民に膨れ上がる
なんていうニュースを他人事のように伝えている・・・

まだ10月だと言うのに野菊類の姿は消えて
草紅葉も早々と終わってしまった

倒れた草の刈り取りは大変

朝には露でびっしょり濡れている庭も
日が昇ると強い陽射しと乾燥でアッというまに乾いてしまう

草に車って寝ている姿は冬風景


ところが2ヶ月前に刈り払った湿地ゾーンは
再び芽吹いた草で春景色


枯れ草の中でカワラナデシコがピンクの花をつけ

山桜、梨、山ツツジも2度咲き

10年位たった山桜の若木の先にテングス病の兆候が?

アズキナシ、ウラジロ、ジナシの木はすす病になって
切ってしまおうか?それとももう1度薬をかけようか?

雨が少なく乾燥化のせいなのかキノコの出は悪く

ホダ木に花が咲くように見事に傘を広げていたナメコの姿を最後に見たのは
何年前になるのかな?

11月半ば過ぎに作った干し柿なのに

もうすでに熟して、下枝につけた実はニワトリ達のご馳走に
11月中まで待っていたらカラスのお腹にみんな納まってしまいそう

枯れ草、緑、野焼き後、春秋冬が混在


身近で起きている変化は数え切れず・・・他人事ではないよね~


里山ガーデン

2009-10-11 19:43:15 | 山野草

ピンク、紫、黄色、の花色が消え秋色いっしょくに

アシボソの白緑、コブナ草の赤緑
エネルギッシュな春の緑も素敵だけれど
秋の緑もまたいいね

イナカ菊、ユウガ菊、ヨメナの花は終わって
最後の野菊、ノコンギクもそろそろおわり

晴れると蜜を求めてアカタテハ、キタテハ、そしてツマグロヒョウモンも
いまでは常連さんに

春先に池のふちに植えたオオ二ガナが1本だけ花をつけた

晴れた日にはこちらには日本ミツバチが蜜を求めてやってくる

オオ二ガナの花を始めて見たのは5年前?・・6年前かな~
林道ぞえの水のたまった林の中で
黄色い花が咲いていた
車を止めてしばらく見ていたけれど
そばに寄って葉っぱの形を確認できず
花の名前がわからない

名前がわかったのは1年後
花は咲いていたけれど林はきれいさっぱりなくなって
「売り地」の看板が
絶滅危惧種に指定されているオオ二ガナ
名前わかって喜んでのはつかの間でした

今年の春先でかけた奥会津
今は廃村になって崩れた家の後が・・・
きっと人が住んでいた頃は田んぼだったのかな?
今ではすっかり自然帰り遷移の過程で今は湿地・・・湿地を囲むように
潅木が・・・その後林に吸収されて湿地は姿を消すのでしょう

湿地ぞいの林道にはみ出すように沢山のオオ二ガナの出芽を見つけ
我が家のオオ二ガナの花を眺め
群生している風景はさぞかし素敵に違いない

そこでカメラを持って奥会津へ・・・
空気はとっても冷たいのに山はまだ緑
ところが道沿いに秋の花の色は無し
たどり着いた湿地も花色はなし
アザミは茶色になって立ち枯れ
リンドウの花は蕾のをつけたまま立ち枯れ
オオ二ガナも蕾なのか花が終わったのかわからない状態で・・霜でも降りたのか?
緑の山に枯れ野原
自然豊かなところほど気候変動の影響が大きく現れているのでしょう







雄鶏はね~

2009-10-02 00:15:37 | 花藍
ふらん器でまたまた3羽のヒョコが

2羽はボリス、1羽はヒラかきくちゃんの子

ボリスの雛は1羽は羽根に黒い模様が出てきたので雄鶏に決定

ヒラとキクが1つずつ抱えてたボリスの卵・・・二羽とも雄鶏
その後ふらん器で孵った4羽のチャボの子1羽はおとなしくメンドリかな?
思って友人にあげたけど予想ははずれて立派な碁石の雄鶏に
我が家に残っている3羽、2羽は雄鶏
雄鶏ばかりが増えて・・・「もうやめな~」
そう言っているのにふらん器の中にまたまた4個の卵が・・・

山の状況は

2009-10-01 02:01:21 | 花藍
夏のような暑い日が続いて雨ナシで空気は乾燥
大地も山もパサパサ
3日前やっと待望の雨が降り出した
そのとたん温度はグ~ンと下がって肌寒く
外で作業をしていると指先がかじかんでくる

小雨がパラツク中
北の空は明るかったので知人と山栗拾いへ出かけた・・・
ヌルデ、ウルシ、ヤマブドウetc・・・紅葉が始まっている

近くで山葡萄の葉っぱを見ると虫食いだらけのものが多く
葉っぱも以前のような厚さがない

真っ赤に紅葉した美しいヤマブドウの葉っぱ夢中になって集めて歩いたのは
16,7年前?
リースにしたり、ブーケにしたり、木の実で作った人形の帽子にしたり
ところが最近ではもうそんな美しい葉っぱを
集めることも目にすることも出来なくなった

山栗と一緒にミズナラのどんぐりも沢山落ちていた

矢板の雑木林の中に住んでいたとき
敷地の中に何本もの山栗の木があった
9月の半ば過ぎごろに門の脇の山栗が一番に落ち始め
その後10月には入ってから周りの栗が落ち始めた

ガマズミ、ナツハゼ、カワラグミ
霜が降りると酸味や渋味が抜けて甘くなる
だからいつも1番霜が降りるのを待って集めたのに
今では霜が降りる頃にはほとんど落ちてしまう

ヤマブドウ、サンカクズルも9月下旬にはもう黒くなって

こんなに早く実りの秋が来てしまったら
これから迎える長い冬を生き物達はどうやって乗り切るのか?

紅葉をまたず早々落ちた汚れた葉っぱが林道脇に積もって
山の状況は年々悪くなるばかり・・・