巣を友人に送ったら
「鳥の巣ではなくてカヤネズミの巣だと思います。カヤネズミは歯でイネ科などの植物を
5㎜幅に裂いて編み込みで巣を作ります。この巣は精巧にできていて雨を通さない。
そのうえ5㎜幅に裂いても植物から葉を切り離さないので、大風が吹いてもしっかり根を
張って落ちることがないようにできています。多分巣の中の下の方にはチガヤの穂が敷き
詰められていて生まれた子ネズミたちは気持ちよく暮らすことができます。
カヤネズミが繁殖していると草刈りをするときに事前に調べた方がいいです。ざっと見て
歩けばわかります。生まれた子供が入っていると大変。トラスト地では刈る場所をざっと
歩いて調べてから草刈りをしているので、長年カヤネズミの繁殖障害はしていません。
面倒だけれど日本で一番小さなネズミなので。庭でカヤネズミが繁殖しているなんて羨ましい」
・・・・・メールが帰ってきた
調べてみたらやっぱりレッド掲載
かつては農村周辺に家畜の餌、屋根材料などの目的で利用するための茅場、あるいは家畜の放牧地などがあり、そのような草原に多数生息していた。近年、それらの場所が利用されなくなり、遷移が進んで雑木林化したり、逆に開発されて消失するなどして非常にその数を減らし、現在では国内の分布域の約8割でレッドリストに掲載されるまでに追い込まれている。
小さな可愛いカヤネズミ
そんな生き物が庭に住んでくれるなんて
なんて幸せなんだろう~~~~
次々姿を消している荒れ地と呼ばれる休耕田
近所の農家のオジサンに
なんでこんなに草伸ばしているんだいと言われながら
せめて我が家の庭は生き物たちの為に
必要以上の草刈りはせず残しておこう
そう思いながら庭造りをしてきた
巣は前庭に一つ
東の庭に一つ
繁殖は春と秋の2回
早く夏草に覆われ
秋の子育て間に合うとイイナ~~~~