野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

里山ガーデン

2010-08-30 09:38:44 | 山野草
ヤマユリやコオニユリが咲いているときには
あまり姿をみかけなかったアゲハの蝶
秋の気配を感じるようになって


ヌマアザミの花に


野原アザミの花に


サワギキョウの花に


そしてイヌゴマの花へ


一面咲いているキツネノゴマにはキモンチョウ

ポッポツ咲いているカントウヨメナにも

満開になったタカサゴユリには蝶の姿は無し
覗いてみたらカメムシが花粉にまみれ

虫達の役にはあまり立たないのかな?

6月に咲き始めたアサザ
終わる気配はまだない
2,3センチに生長したトウキョウダルマガエル
今年池で生まれた子かな?

目線はアサザの花で蜜を集めるコバチ
この後、見事キャッチ

山ぎわではオトコエシが満開に

たくさんの日本ミツバチが忙しそうに蜜集め


タマアジサイの花にも

セッセと抜いているヤブガラシ
ミツバチはこの花の蜜も大好きと聞いて・・・さてどうしょう?

これから次々咲き出す秋の花
ハギ、ミゾソバ、ハナタデ、ノコンギクetc・・・・
いままで気にも止めなかったけど

我が家の日本ミツバチさん
どんな花の蜜がお好みなのか・・・興味深々なのです~

命って

2010-08-29 21:19:31 | 花藍
友人から電話
埼玉では1ヶ月ちかくまとまった雨が降らなくて
トラスト地では湧き水が枯れて
そこに生息していたメダカを危機一髪で他に移すことができたとか

「この暑さで人間も大変だけど
自然界の生き物はもっと大変だよね」

「それなのにテレビをつければ
ススメ蜂退治の番組を長々放映しているし」

「ススメバチがどんなに凶暴でどんなに恐ろしい生き物か
その蜂を駆除するハンターは英雄扱い、も~いやだね」

「タイトルを見ただけで内容はすぐわかるので
私はそんな番組は見ないようにしているよ~」

どんな生き物でも自然界では各々の役割を担って生きているはす”

深く考えないで増えすぎた、危険、汚い、見た目が悪いとか
色々な理由をつけられ駆除される

当地でも鹿の増えすぎで駆除の対象となり
沢山の雌鹿が殺され今では数がグ~ンと減ってしまったとか

増えるのは問題だけど減るのは問題ないってこと?

飼っていたイヌもいらなくなれば保健所いき
たった3日の命で処分されるわけだけど
せめて苦しくないように・・・そう考えるがあたりまえ
ところがあたりまえがお金をかけないこととはね~
小さい箱に押し込まれ
二酸化炭素による「窒息死」で苦しみながら死んでいく
話を聞いているだけで頭がクラクラしてきちゃう

どうしてこんなに命について鈍感になってしまったのだろうね





里山ガーデン

2010-08-26 09:09:06 | 山野草
那須塩原では2日続けて強い雨が降り
回りの田んぼを見回すと所々で稲が倒れている

今年の作柄は105パーセントの豊作だとか
自然相手は結果を見なくては分からないよね~

雨に濡れた庭ではコボレダネのスイカが実をつけた
門の脇で黄色い花に気づいたのはつい最近
いったいどうしてこんなところに?

しばらくして気がついた
種を蒔いたのはニワトリさん

さて無事収穫となるのかな?

花友から貰ったサンカク蔓
ダンコウバイの根元に植えて
今年初めて実をつけた

たわわに実る・・・数年後に期待

台湾産のタカサゴユリ
切花用に適当に残し後は間引き・・・この猛暑で野の花の開花が悪い
外来種だって虫に蜜の提供をしている
そう思うい・・・まよっているまに

御覧のとうり
変化し続けるこの気象
これからは虫達の役に立っているかいなか
それが間引く対象になるのかな?

里山ガーデン

2010-08-20 13:41:23 | 花藍
裏にやって来たボリスブラウンの一団に
居間のガラス戸を開けて
時には食べ残しをポイと投げ与えていた
最近では小屋から出すと一番に

ガラス戸のところへやってきて
しつこく餌のオネダリ

勇気のあるメンドリはワンコどもなんてなんのその
目を離すと土足で(あたりまえか~)上がって
居間の中をトコトコ、ウオッチング・・・・

仕方ないので網戸を閉める・・・ところが他のところは全開になっているから
蝶や蛾、はたまたトンボやアブ
網戸のところで出られない

その都度椅子から立ち上がり
網戸を開けて・・・

いつまでも網戸越しに家の中を見つめるニワトリ達
うっとおしいたらありゃしない
でもそれもこれもみ~んな、
横着者の飼い主のせいなんですけどね~


日本ミツバチ

2010-08-18 16:19:23 | 花藍
なんといお天気なんでしょう
昨日は暑くって1日中扇風機の前から離れられなかったのに
うって変わって今日はクーラーはもちろん扇風機もいらない
家の中には気持ちの良い秋の気配を含んだ風が吹き抜けていく

近所の日本ミツバチを飼っているおじさんの所へお茶のみに
作業小屋の脇に置いてある2つの巣箱では
元気にたくさんのミツバチが入ったり出たり

仕事場の境に立っている大きな杉の木に
ミツバチが営巣していてその下に箱を置いといたら
分蜂群が入ったとか

「飼っている人は営巣している所から10メータとか20メータとか色々言うけど
関係ないね、だって俺すぐ木の下に置いておいただけだよ」・・・だって

「それに、なんとかの花をそばに置くとか、蜜蝋を塗るとか言っているけど
それも関係ないね、なんにもしないでただ置いただけなのに、2箱も入ったんだから」
・・・・だって、

7月10日に入ったというので昨日読んだ本によるとどうやら孫分蜂らしい
よっぽど近所は住宅難それともおおちゃく者の集団かな?

巣箱の前に置かれたインスタントのベンチに座って
「可愛いね~」

「可愛いべ~」

「いつも座ってみていると門番がチラッと俺を見るんだよ」
「まるでペットみたいね~」
「そうそうペットみたいにかわいいよ~
そのうえ美味しい蜂蜜までとれんだそ”~」・・・だって

「スズメバチ対策はどうするの?」

「ほれこれ、蠅ハタキで仕留める、もう5匹もやっけたよ~」

「スゴ~イ」

ステテコにランニングシャツそして蠅ハタキ
打ち損じたらどうするの?・・・・

話を聞くと日本ミツバチを飼っている人は近くにかなりいるようだ

「こんなに畑や田んぼがあって農薬大丈夫かな?」

「みんな順調に増やしているから大丈夫じゃないか」

「みんな増やして金儲けしようと思っているんだよ」・・・だって
「でも俺はどんなに金を詰まれても売らないよ」・・・たぶん今のところはね

「日本ミツバチって頭良いいんだから一儲けなんて考えたら
サッサと引越ししちゃうからね~」

お茶飲みしている間に一組、2組、ミツバチファン?のお客さん

こんなにファン?が増えたキッカケはテレビとか

田舎では田舎ならでの色んなブームが起きそして過ぎ去っていくけれど

テレビの影響って大きいんだね~











日本ミツバチ

2010-08-18 14:11:30 | 花藍
毎日暑い日が続いて外に出る気がしない
そこで前から読もうと思っていた日本ミツバチについての本を
ネットで検索していたら
久志富士夫・著書「我が家にミツバチがやって来た」と
「日本ミツバチが日本の農業を救う」
それが初心者にはお勧めと書いてあったので
さっそく送って貰った

著者はもと高校の先生という事で
とても解りやすく書いてある
読んでいると作者のミツバチに対する愛情が伝わってくる
性格が温厚で人にも慣れ、会話をすることができるとか
虫の中で一番知能が高いとか
なんて魅力的な生き物なのだろう

最近目の仇にされているスズメバチこれも知能が高く人になれるとか
そしてお互いにもちつもたれす”の間柄という
スムシさえも共生関係
自然界には無駄なものはない
人間が勝手に要らないもの邪魔の物と決め付けているだけのようですね~


農薬による被害、草地の消滅、林の消滅
そして環境の変化
そんな中でもミツバチたちは
知恵を使い一生懸命いのちを繋いでいる

人間にとっては害草の北米産のセイタカアワダチソウが
ミツバチにとっては秋の大切な蜜源になっているという話には驚いた

久志さんはミツバチがいなくなってしまったところに
もう一度ミツバチを復活させる活動などにも取り組んでいるそうだけど

先日友人と旅した会津でも山際にたくさんの日本ミツバチの巣箱が置いてあった

我が家の近くの製さ”い所でも数十の巣箱を作って並べてある
1つ8000円で売り物とか

近所の農家の家の裏庭にも同じく沢山の巣箱が並んでいる

蜂の入っているものは4,5万で売れるとか

地蜂は捕りつくされて栃木ではほとんど見かけなくなってしまったとか

今度はミツバチかよ~・・と言う思いもあるけれど

西洋ミツバチと違い手軽に飼える日本ミツバチを沢山の人が興味を持って
飼うようになれば

農薬の害について
草地や林の大切さ
そして虫の役目にも目を向けるようになるのでは?

本を読み終えた感想だけど・・・そうならないのが人の世なんだよね~




里山ガーデン

2010-08-17 06:31:23 | 山野草
夏野菜は盛りを過ぎ
盆花も盛りを過ぎ
虫の声も日々賑やかになってきているというのに
なぜか猛暑は続いている

一足遅れでオタカラコウが咲き出した

メタカラコウより一回りも2回りも大きくなるはずなのに
草の中から花柄がのぞいている状態
ガンガン照りの空の下では元気よく伸びるわけにはいかないか

注文した布が届いたのに
この暑さでは
庭でマキを焚いて精錬する気になれないよ~

クラーのない我が家
これでは糊付けだってままならず

ただひたすら
家の中で涼しくなるのを待つばかり




里山ガーデン

2010-08-14 08:42:12 | 花藍
山繭蛾(大水青)

一昨年
まだ朝夕は薄ら寒い6月にモミジの木に止まっていた
「こんな寒くって大丈夫かな」・・・・

昨年は姿が見えなかった

クロアゲハ、キアゲハ目にしたのはたった数回だけ
ヤマユリ、コオニユリの花の季節は過ぎ去った

高温、高湿度
今まで滅多にいなかった蚊も昨年から殖えはじめ
今年は更に・・・虫除けスプレーが必需品に

こんな天気では山繭蛾の出現なんて・・・諦めていた

ところがなんと山桜の幹に

淡いブルーとワインレッドの組み合わせ
何度見てもホレボレ
こんな優しい色の衣を羽織っているにもかかわらす”
顔つきは精悍


街灯の下を優雅に飛び交う
ブルーや黄金色の大きな山繭蛾・・・そんな真夏の光景を最近さっぱり目にすることがなくなった

葉っぱを落とした林の中を高枝切りバサミを担いで
ウロウロ繭探し・・・そんな遊びをすることもなくなった

年を取ったせい?
それとも生き物が少なくなったせいなのか・・・

里山ガーデン

2010-08-07 09:16:22 | 山野草
朝夕、家の中を秋の気配を含んだ風が吹き抜けていく

でも昼間はあいもかわらす”・・・蒸し暑~い

それでも早朝には

ツユクサもこんなに素敵

葉っぱの広いメタカラコウは日差しの照りつける日にはグッタリ

さらに葉っぱの表面積の広いオタカラコウは茶色になって見るも無残な姿に
この暑さの中で・・雄より雌のほうが逞しい・・・世の常ですかね~?


春先には茶色になってしまったゲンノショウコだけど
頑張って復活?

白い小花が咲き始めた

タムラソウ昨年も咲いていたはす”
ところがすっかり忘れてしまった
花が咲き出すまで
これってなんの蕾?

こんな素敵な花を忘れるなんてね~


田んぼのあぜで除草剤から奇跡的に免れて蕾をつけていたオグルマを
安全な場所へと移植・・・
難を逃れたオグルマを昨年埼玉の友人から1株いただいた

3本花芽を持ちましたよ~


池の周りに植えたイヌゴマ・・・植えたのは確か2,3本

ところが今年はも~数えられないよ~・・・

湿地エリアのキキョウは終わって

平地エリアのキキョウが見ごろを迎た
今年も苗床に挿し芽、何本ついてくれるかな?

コボレダネでそこここで咲き始めたクルマバナ

ニホンミツバチがお気に入りの細かい花だけど・・・さてクルマバナの蜜はいかが?

オミナエシ、元株はとうの昔に消えてしまったけれど

風に乗って、虫に運ばれ・・・お気に入りの場所で花を付け

ツリガネニンジン

どこでも見かける花、時には道端を一面薄紫に染めて
ところが移植は嫌い?種を何度か取り蒔きしたけれど・・・さっぱり
大きな根っ子は民間薬、なにに効くのか?
近所のおじさん、お酒につけるとかで河原から沢山掘り上げてきた
そこで形の悪いのを横から勝手に間引き・・・庭に植えて3年目で花芽を付けた
おじさんのお腹におさまらないでよかったね~

コバノギボシ

矢板の庭では飽きれるほど増えたのに
ここではあまり増えないのは・・・競争相手が多すぎるのかな~?

河原では可愛く咲いているカワラケツメイ

でも我が家ではスクスク伸び過ぎ~
6月始め、1度刈り払えばいいものを
どうしょう、どうしょ~う・・・と言うことで
今になって反省しきり・・・

小さな池の周りでサワギキョウが咲き始めたけれど

以前の見事さはナシ、半分以上が倒れてしまった
昨年に続き今年もガッカリ・・・

タチアサ”ミかな?

只見の友人から昨年の春に貰ったクワイ
どうやらそこについてたようです
なんと古代米まで・・・池の中に出てきました

ツユクサに摑まって・・・擬態

でも色が違いすぎませんか・・ナナフシさん

毎年バリバリ、モリモリ芹の葉っぱを食べていたアゲハの幼虫
今年は春先に見かけただけで姿を消した
せつかくアゲハのためにこんなに沢山

残しているのにね


鉢の中でサギ草が咲き始めた

花芽が上がってきた鉢も
昨年一昨年サギ草を花友のFさんから貰ったような?

貰った人もあげた人も忘れてしまう?
最近こんなことが増えましたね~

チタケ

2010-08-05 21:07:04 | 花藍
近所の人がチタケを持ってやって来た。

「あんな恐い思いをしたのは初めてだよ」
かってしったる山へイヌを連れてチタケ採り
チタケを採った帰り道
いっもとは違うところから下りはじめ・・・

今まで見たこともない形相で連れて行ったイヌが彼の脇を走り抜けていき
その後を熊がまた猛スピードで追いかけて
彼の脇を同じく走り抜けて行ったとか

「そのとき熊と目が合ってね、おおきな鼻の上に目が二つ俺を睨みつけたんだよ」
「も~気が動転して、腰につけていた鉈を手に取ったのかそれさえも覚えていないよ」

「やっとのおもいで車に辿り着きそこでイヌを待ったけど
なかなか帰ってこないでね、熊にやられてしまったのかな・・なんて考えながら待っていた時間の長かったこと」
待つこと十数分無事に帰ってきたとか

「犬の首に熊よけのすす”そして自分も同じくすす”を持ち
営林署の人が使っているものだからかなり遠くまで音は響くはす”
それなのにどうして熊が逃げなかったのか?犬が小熊を追いかけて
親熊がそれで怒ってすす”の音なんてなんのその~で追いかけたのかな?」

「なにはともあれ2人?揃って無事でよかったね」

常々私が言っている
「命をかけて山菜採りやキノコ採りをするなんてアホ臭い」
その言葉を思い出しながら帰ってきたとか

「もう2度と山へは行かない」・・だって
彼が命をかけて採って来たチタケ
美味しくいただきました・・・最後のチタケで~す

山のものは山に生きるものたちのものですよね~