ココが私の所へきて2年数か月
今でも時々保護したときサークルの奥で怯えていた目を思い出す
保護した人が「噛み付くかもしれないから皮の手袋をしてから触ったほうがいいよ」
一晩中サークルの傍に寄り添って
ジーとお互い見詰め合っていた
怯えた中でもとても優しい目をしていた
お母さんのそばで幸せに暮らしていたのだろうに
ある日突然引き離されて山に捨てられた
どれほどの不安と恐怖で過ごしていたのか
想像すると胸が熱くなった
呼んで来てくれるようになるまでどのくらいかかるのか?
京都に来てすぐに一度引き綱をつけたまま逃げ出してしまったことがある
あ~もうつかまらない・・・・・
この知らない土地でまた野良にもどってしまうのか
探し疲れて諦めかけたとき
ブッシュの中で切なそうなに鼻を鳴らす声が
ブッシュの端からつけていた赤い引き綱の先が見え
急いで綱の先を足で押さえ無事捕まえることができた
今では初めてみたときの幼い表情は消え
でも・・・・・・・
庭に出ると廊下の床下に潜り込み
そこは絶対人の手の届かない場所と認識しているらしく
潜り込むといくら呼んでも出てこない
そこから出す方法は
鈴の付いている車の鍵を持って出かける振りをする・・・・鈴の音を聞きつけると
何度騙されても・・・・・急いで出てくるのです
今では何処へ行くにも絶対、
ぜったい一緒に生きたいよ~~~