野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

温暖化の影響

2006-03-20 14:24:51 | 山野草
雑木工房の裏で早春に透明感のある紅紫のスミレが咲く、その数は年々殖えて、3年前、とても見事に咲きさきそろいました。さてスミレの種類は、図鑑を見たけど、スミレの見分けは難しく、はっきりと解からなかった、でもあるスミレ図鑑を読んでいたとき、「魅力てきな花だが、見るのになかなか骨がおれる、日陰が好きなくせに、ある程度光が入らないと、花をつけない、またかなり早咲きなので・・・」という説明に、ヒナスミレ、やっと名前がわかりました。まだほかの花が色を添える前に落ち葉の間にピンク色、小さいのにとてもよく目に付きます。でもあっという間に終わってしまうので、3月中頃になると、もう蕾が上がって来ているのではと、雑木工房の庭が気になります。昨日でかけてみると、蕾どころかまだ根元のほうで、葉っぱが小さくちじこまっています、でもカタクリ、コシノコバイモは花をつけていて、これは早すぎる、順番が違う、と花に向かっていってもね、いままでは、という定説はどうやら崩れてしまったようです。

イワウチワ

2006-03-19 12:35:21 | 山野草
イワウチワの花が咲き始めました。背丈が小さいのに、花はおおきくて、やはり早春を代表する花の1つでしよう、1度群生しているところが見たくて、地元の人に教えてもらったところに、やっとのおもいで、たどりついても、ダムの工事で、なくなってしまっていたり、もちさられて、パラパラとさみしくなってしまつた後だったりで、なかなか群生している姿を、見ることが出来ませんでした。でもそんな話を、花好きの知人にしたところ、秘密にしてあるところだけれど、つれていってあげる、と案内してくれました、そこは小高い山の雑木林の中、一面のイワウチワ、細いリンドウまで、花でうめっくされて、踏まないように歩くのが大変、人里の近くなのに、こんな大きな群生の状態がまだ残っているなんて、ビックリ、感激、頭はパニック、この先も、ずっとありつづけてほしいね、などと言いながら、ブラブラ山道をおりてきました。あれから6年、そろそろピンクの蕾が上がってきているかな、

野の花

2006-03-18 22:52:30 | 山野草
Mさんが持っていって植えてごらん、土地が気に入ったら、殖えるから、といってくれたので、2株ほど貰ってきた、我家で咲いているのは、3年前知人からもらった、塩原のヤスト山の福寿草とのこと、比べて見ると、花弁の数が、福寿草窪産のほうがおおいい、山によってジャカンの違いがあるのかな?ニリンソウも八方の山は場所によって、花弁の数が違う、5枚と思っていたが、昨年、改めて数を数えた見たら、6枚多いのは8枚あつた、そして色もピンクがかっている、山の違いで、同じ花でも変異があるのかも、4、5年前、只見の山裾を、ブラブラしていたとき、ピンクのイワナシの花の中で真っ白な花を見っけて、感激したことがあった、、同じところに咲いていても、変異がある、花を巡って20年たった今でも、いっこうに飽きることがないのは、毎年新たな出会い、発見があるからかもしれない、さて今年の春は・・・・

春の花

2006-03-18 21:18:12 | 山野草
今日も足は山縣記念館へと、ちょうど庭仕事をしていた、Mさんがいたので、福寿草のことを聞いていてみた、すると記念館の裏に、福寿草窪と呼ばれる山があって、以前福寿草が自生していて、そこから彼が13,4株、持ってきて庭のあちこちに植えたところ、40年たった今、1ヶ所、気にいったところで、見事な群生地になったという、やっぱり40年という長い月日がたっているのです。現在88歳のMさん、記念館の近くで、生まれ育っている、耳は少し遠くなっているけど、素晴らしい、記憶力、ショウジョウバカマの群生は、明治天皇、と山縣元帥を祭るため、建てられた椿山神社、とマキガオカ神社その時花好きの人が植えたのではないか、Mさんが7歳のときだったというから、なんと80年たっている、それと彼が採って来て知人にあげたクマガイソウ、自分の家に植えたのは、2,3年できえてしまったが、知人の所ではたった3株が30年たった今、600株になってそれは見事とのこと、群生地といえるようになるのには、まずは植物が、場所を気に入ってくれること、そして数十年という長い月日が必要う、気の長さではけっこう自信のある私でも、ため息が出てしまう、


アズマイチゲ

2006-03-17 15:44:39 | 山野草
アズマイチゲの花がもうすぐ咲きそう、昨夜から降り出した雨は朝になってもやまない、今日も1日雨なのかな・・と思っていたら、午後から、お日様が出て、風は強いけどいい天気、となると、家にじっとしてはいられません、家の周りを1回り、キツネノカミソリの緑の葉っぱが、たくさんでています。ニリンソウはまだまだ、とおもっていたのに、陽だまりのものは、もう蕾みをつけています。タチチツボスミレもさきはじめました。これからは、お日様が出ると、落ち着かず、ウロウロと・・・そんな日がとうぶん続きそう、

福寿草

2006-03-15 16:57:29 | 山野草
我家から4,5分の山縣有朋記念館、広大な庭はよく手入れが行き届き、カタクリ、イチゲ、ショウジョバカマ、春リンドウといった野草が、次々と咲きます。さてカタクリの花芽は、あがってきたかな、と寄ってみると、1枚葉が出始めたばかり、でも福寿草が見ごろよと、奥の中庭に案内して くれた、何年も、よく遊びに来ているのに、福寿草は気がつかなかった、案内された中庭といっても、山の1部のようなもの、そこは見事な福寿草の花畑、きっとこの場所すごくきにいったのね、それと長い長い年月がたっているのよ、など花談議をして、帰り道ニリンソウが毎年見事に咲く、田んぼの畦によって、芽の確認、ニリンソウも田んぼの畦、杉林、雑木林、沢筋など、どこにでもあるのに、庭に植えると、おもつたほどふえてくれません、いつも何気なく見ている野の花、過酷な条件をクリアーして、長い月日をえて、素敵な花畑となるのだと、みように感心、さて明日はカメラを持って、もう一度、福寿草の花見、晴れるといいな・・・

山桜

2006-03-13 17:26:02 | 山野草
やっと畑の紅梅が咲き始めました。昨年は2月末にはもう見事に咲いてたのに、今年はかなり遅れているようです。でも友達がもってきてくれた桜の枝は、家の中で満開となりました。花は白、そして小さく、どうやら初夏ギッシリ真赤な実をつける、さくらんぼの枝だったようです。もうすぐ桜の季節になりますが、栃木に通いだすまで、山にこれほど沢山の山桜があることに、気がつきませんでした。白、薄桃、濃桃の山桜が、芽吹き始めた山々を彩る、その美しさにすっかりハマッテ、4月、5月、6月と桜を追いかけての移動が始まり,10数年前初めて、5月に福島の南郷を旅した時、1メートル足らずの木に、ピンクの小花をびっしりつけた、それが桜の花だということに驚き、地元の人に尋ねると、芝桜とよんでいると言う、でも芝桜では、図鑑にのっていないので、どうやらそれは地方名のようで、豆桜属のようですが、私のつたない知識ではいまだ、はつきりとした、学名が解からず、桜の季節がやってくると、いつも気になるので、今年こそ、図鑑と、ルーペ持参で、とおもうのですが、なぜかいまだ実現できず、桜の季節は過ぎ去っていくのです。

ユキワリソウ

2006-03-11 11:39:33 | 山野草
透明感のある薄紫、ピンク、ほんのりと頬をそめたような赤、3色のユキワリソウが咲きそろいました。花を見ていると、人間社会のわずらわしいことを忘れます。米粒を5個かさねあわせたような、梅花オウレンの花も咲き始め、スミレの花も咲きました。あちこちの鉢の中で、蕾みを持ったスミレが・・植えたものや、種が飛んだもの、後2週間もしたら、鉢中のスミレが咲く姿を、見られるかもしれません、

江戸ちりめん

2006-03-10 15:03:58 | 人形
赤い模様の江戸ちりめん、赤は独特のノ色合いをしています。きらびやかな派手さはないけれど、落ち着いた艶やかさがあるのです。6,7年前友人に連れて行って貰った、骨董の店で出会った江戸ちり、江戸ちりめんは、高価で手がでないとおもっていたのに、手ごろな値段で、譲って貰うことが出来ました。素敵な布が手に入った時はうれしくて、ワクワクしながら、帰りに友人とパスタを食べて帰った・・それぞれの布にそれぞれの思い出があります。

大島紬

2006-03-10 14:56:06 | 人形
手織りの大島紬、阪神の大地震から、かれこれ10年近くたつのでしようか?震災の数ヶ月前、友人の99歳の、叔母がなくなりました。蔵に眠っていた、古いものを、形見分けしてもらった友人は、古い布に興味を持っていた私を招いて、いただいた沢山の布を並べて、「遠慮しないで好きなものを、1枚選んで」といってくれたのです。そのときいただいた,手織りの泥大島、その後、震災で、蔵はつぶれてしまったと聞きました。震災を逃れた布、今では作ることのできない、やわらかくて、あたたかい着物、箪笥の中にずっとしまっていました。でも昔の人の着物は、小柄な私でも小さくて。着る事が出来ません、思い切ってほどいて、洗い張りにだして、私が作る人形に、着てもらうことにしました。