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野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

繰り返される日常

2022-04-29 08:07:38 | 山野草

なんとなく迎えてる日常だけど

必ず終わりはやってくる

矢板に住んでいた時

お風呂は裏庭が見渡せるように作ってもらい

湯船につかり

ヤマザクラの花を眺め

新緑の中に差し込む朝日を眺め

この美しい光景をいつまでこうして眺めることが出来るのか

お風呂に入るたびに

移り変わる雑木林を眺めていた

それも5年で終わった

那須塩原に移動し

リフォーム済みの古民家は

新しいユニットバスが入っていた

迷った結果思い切って

ユニットバスを取り除き

西側の庭が見えるように作り替えた

藪椿の花が咲くとヒヨドリが蜜求めてやってきた

朝ぶろに入りながら

手の届きそうなヒヨドリの姿を眺め

それも2,3年で終わり

宇治へ移動

移り住んだ古い家は

たまたま北側の風呂は道を隔てて目の前が公園だった

大きな一枚ガラスの出窓からは

サクラの季節になると

見事に咲きそろった

ソメイヨシノの花を

朝ぶろに入りながら眺めることが出来た

それも5年で終わり

そして再び那須塩原へ

変わらぬ日常と思っていても

必ず終わりの時がやってくる

人は限られた時間を生きている

一日を充実していきましょう・・・

そんな言葉が巷にあふれているけど

さて充実した生き方って?

 

平和な社会の中で

笑ったり怒ったり悩んだりしながらも

可もなく不可もなく

淡々と繰り返される日常

それが一番かな・・・・・・

 

 

 

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順番は

2022-04-26 09:33:43 | 生活

骨上が終わり

斎場の人が残ったものを納骨してくれている時

手をつないでいた4歳の孫が

私を見上げ楽しそうに

「今度はおばあちゃんだね~」

ちょっと待ってよ急がせないでよ

そう簡単に番が来たら困るのよ

子供のいない姉

倒れた夫を介護中

トイレに行くとき以外はいつも一緒の仲良し夫婦

パパがなんでもやってくれるから

カードでお金をおろすことも出来ないの

え~それってただの馬鹿じゃない

そんな会話を姉と交わしたのはもう10数年前

一人暮らししたことないからパパに何かあったら

あなたよろしくね~~~

簡単に言われても・・・・・・

たとえ年が下の妹といえどももう若くはないんだけどね

私が倒れた時のことを考え

犬の世話をあちこち頼んでいるとのに

姉の世話まで・・・・

さて誰に頼んだらいいのか

色々考えたところで

最後は息子たちに・・・・・

よろしくね~

 

大好きなミツバツツジの花を

ユックリ眺める時間もなく花は終わり

           

気が付いたら白ヤシオが咲き始めていた

夏草も伸び始め

今年初めての草刈り

人間社会とは関わりなく

自然は移り過ぎていく

 

 

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お見通し

2022-04-25 05:36:39 | 人形

病院で余命宣告を受け

病院で死ぬ

それとも家で死にたい

家がイイ

分かった最後は家で迎えようね

有難う

そんな会話を交わし

それから3年と4カ月

好きなものを食べ欠かさず晩酌をして

10数年前にやめた煙草をまた吸い始め

週に一度の病院通い

そしていつもと変わらぬ日常が始まった

そして交わした約束を実行して

住み慣れた部屋で

窓越しに変化する景色を毎日眺めながら

自分のベットで

最期の時を迎えた

片づけをしていたらメモが出てきた

食べることだけが楽しみ

今日のご飯は美味しかった

今日のご飯はまずかった

同じ料理が続いている

手抜きをしている・・・・等々

確かに疲れた日には

メンドクサクなって手抜き料理になっていた

何も言わず食べていたけど

やっぱりバレていたのか

 

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役に立つもの?

2022-04-24 08:14:17 | 愛犬

高齢化社会というか

自分が年を取り

周りも年を取ったせいなのか

同僚のお休みが一カ月延び

5月の連休はなしになった

仕事に通い、帰ってきたらサクラが散歩を待っている

隙間スキマで家の片づけ

休みの日には書類関係の手続き

一人暮らしの義姉も体調が悪く

電話をするたびドキドキ

姉の夫も体調が悪く・・・・・

こちらもいつも心配

明日は友人夫婦が小屋の片づけに来てくれるけど

夫は持病を抱えながら頑張っている

高齢化社会の真っただ中

とりあえず動けるものが動く

でも高齢化社会だからこそ

助け合い労わり合う心を共有できる

出来ることをできる範囲内

ノロノロ亀戦術で

 

出かけるときは家人の部屋の

窓の下につないでおいたサクラ

時々窓からおやつをもらっていたよう

そんなサクラも一人でお留守番になった

 

ココだけだとちょっと心もとないけど

活発なサクラがチョッピリ頼りになりそうな気配

どんな物も捨てられなかった家人

山のようなゴミが残され

片付けに四苦八苦しているけど

孫が「役に立つものをお爺ちゃんが残してくれたね」

だって~~~~~

 

 

 

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友達

2022-04-21 01:19:34 | 生活

いざという時には仕事の代替えをお願いしていた

相棒が急遽手術することになり

3月から長期の休みに入った

さてどうしよう

相棒の手術が終わり無事に復帰できるまで

なんとか持ってほしいと思っていたけど

願いは届かず

ところが花友&野菜友の友人がピンチヒッターを快く引き受けてくれた

 

片づけが始まり

着道楽の家人

山ほどの衣類が残され

腕を通していないもの、クリーニングから帰ってきて

ビニール袋に入ったままのもの

整理ダンスに入りきらないものは

衣装箱に納まり何段にも積みかさねられ

焼却処分するには心が痛み

なかなか片づけが進まなかった

 

1年に一度京都から那須の家に帰ってきている友人が

葬儀が終わった次の日にやってきた

とりあえず適当に見繕って

持って帰って友人知人にあげるからと

大きなビニール袋2つ持って帰ってくれた

 

数年音沙汰なかった只見の友人から

家人が亡くなった5日後に電話

え~

風の便りで亡くなったこと聞いたの?

え~知らないよ

ふと思い出して電話しただけだよ

ちっとも片づけた進まないの

ちょっと待ってて

軽トラで行って私が全部持ち帰えるから

私に任せて

ということで明日泊まり込みで来てくれることになった

自然が縁で親しくなり

長い付き合いになった友人たち

家人の手術の日にも

一人では心細いでしょ

朝から終わるまで付き合ってくれた友人

いつどんな時でも自然と友人たちに助けられ

ありがとう~~~~~

 

時には人は孤独が好きとか

人との関りはメンドクサイとか

色々思うことがあるかもしれないけれど

人間は群れで生きる動物

これからも社会という群れに中で

メンドクサイことも抱え込み、助け合い、寄り添いあって

残りの人生も~~~~

 

 

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桜の季節

2022-04-16 07:25:41 | 生活

3人目の孫は女の子

予定日は5月下旬だけどちょっと早くなりそうな感じがする

お母さんも名前考えて

出来たらその季節の花の名前をつけたい

お嫁さんと何度か電話、メールのやり取りをして

名前の決まらないまま

数週間早く4月5日

私の誕生日と同じ日

 

誕生と見送り・・・・・

慌ただしい数日が過ぎ

孫の名前が決まった

 

幼いころの記憶

誕生日はいつも満開の桜の下

春には田んぼの畔、雑木林には色とりどりの花が咲き乱れ

自然の中で遊ぶ自分の姿

そんな環境を子供たちや孫たちに残したい

そしてたどり着いた田舎暮らし

 

今度は誕生日は孫と桜の花の下

同じ日に

生まれてくれてありがとう

 

 

 

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四度目の桜

2022-04-15 05:21:25 | 生活

2018年12月23日に手術を受け

次の年の桜を見ることはできないと言われ

それから3年4カ月

窓越しに4度目の桜を見て

4月5日私の誕生日と同じ日に4人目の孫が生まれ

まるで新しい命と入れ替わるように

 

家で最期を向かえたいという希望を叶え

そして4度目の桜を見させてあげたいという私の願いも叶え

家人は人生の幕を閉じた

 

3,11の震災が起き

寝たきりの母と認知の始まった父

2人を連れ宇治へと避難

生前周りが感心するほど仲が良かった両親

長い間寝たきりになっていた母

母の口癖は「お父さんを残しては死ねない」

母の希望通り父が亡くなり

その数日後に母が亡くなった

悲しみに暮れる間もなく

次から次へと煩雑な手続きが残され

そしてまた

悲しみに暮れる間もなく次から次へと・・・・

 

家族が亡くなった後こうして忙しさに紛れ

悲しみを遠ざけてくれる時間が用意されている

 

そして数日後

残された者たちには変わらぬ日常が戻り

時間の経過とともに

悲しみは懐かしい想い出へとなっていくのだろ

 

生前はできうる限り看ていたつもりでも

悔いは必ず残るもの

そして

悲しみも想い出も悔いも

次の世代へと引き継がれていく

 

 

 

 

 

 

 

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今日の記念館

2022-04-07 00:39:34 | 田舎暮らし

二週間近く遅れてやっと

カタクリの花が咲きそろった

20年前には2メーター四方の小群落だったのが

今では前庭全体に広がって

下を流れる沢まで駆け降り始めた

その中にショウジョウバカマ

イチゲの花も

 

セントソウ&ツボスミレ

小砂利の中から

誰がこんなところに種を落としたのだろう

裏庭ではイチゲの花も咲きそろい

中庭の通路のところに一株

ニリンソウ

踏みつけないよう気を付けて

 

2,3日前には咲きそろっていたショウジョウバカマ

今朝には半分以上の花が 

鹿のお腹に収まってしまった

開化が少し遅れて違う場所で群生

どうやらここはまだ気が付いていなそう

 

羽衣の椿がハラハラと散り始め

      

境内には 

淡いピンクの花びらが敷き詰められていた

 

春一番に蕾が上がってくるはずの蕗の薹は

遅れてあちこちで伸び始め

記念館の春のメンバーが

やっと咲きそろった

 

 

 

 

 

 

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遷移の過程はスピードUP

2022-04-04 02:17:05 | 山野草

河原の散歩を終えて

帰り道アマナの花が気になって

裏の田んぼの斜面に寄って

ココは呼んでも車から降りてこない

もう散歩は十分てことかな?

降りてきた桜も珍しく休憩態勢

アマナの花数はだいぶ減って

カタクリもイチゲもキツネノカミソリに飲み込まれそう

      

カタクリ、イチゲ、ニリンソウそしてアマナ

早春の花が咲きそろっていた斜面は

キツネノカミソリが増え続け

あと数年もするとキツネノカミソリが斜面を覆いつくしそう

友人か管理しているトラスト地でも

絶滅危惧種指定のバーソブが異常繁殖をはじめ

まさか絶滅危惧種に悩まされることになるとは

と言っていた

気候の変化に適応できないものは消え

適応出来たものは拡大をし続けるということなのか

自然の中では時間をかけユックリと

遷移が繰り返されてきたのだろうけど

最近の遷移の過程はスピードUP

人間社会と歩調を合わせているのかな~~~

 

 

 

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変化する環境

2022-04-02 08:31:58 | 田舎暮らし

薄曇りの寒い一日

温度が低いせいなのか

それとも十分な日差しがないせいなのか

昨年のカタクリの満開は

3月24日前後

ところが今年は蕾が揃ってきているのに

なかなか一斉に花開く姿を見られない

せっかく灯篭の下に防護センサーを設置したのに

そろって咲くはずのショウジョバカマ

一足先に

 

昨年は花まで鹿の被害は受け,ガッカリしたけど

今年は神社へ行く道沿いで

無事に一面落ち葉の中から

別名かんざし花

白、ピンク、オレンジ、赤

色の変化も多く

里山から高山までと分布も広く

 

田んぼの畔、湿り気のある雑木林の中で群生している姿を

よく見かけた

友人の実家の斜面では子供のころ一面に咲いて

花を摘んで遊んだとか

昔はありふれた花だった

 

3月15日で猟期は終わり

銃の音で奥山へ移動していた鹿が

音がやみしばらく様子見をして

また里へと下りてくるとか

 

7月になると今度は山百合の蕾に被害が出るようになった

動物の被害を心配することもなく

野菜の種をまき花をめで

移り行く季節を過ごしていたのに

数年前から動物の被害が深刻となり・・・・

 

きっと山にエサが無くなり

数も増えているのだろう

遠めにながめる山姿は変わらず

なのに・・・・

 

 

 

 

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