野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

イチゲの花

2008-03-29 19:50:13 | 花藍
心配していたイチゲの花が咲き始め
毎日イチゲ、ウオッチング


雑木林の中に出来た窪地の中で


側溝沿いで


後ろに杉山を背負った斜面で


二本の側溝に挟まれた土手で

どこも湿度が十分ありそうな場所
そして朝日を浴びて西日は遮られるような場所
そんな場所を見つけて発芽、見事な群生には何年も何十年もかかるのだろう
花期はせいぜい1週間、365日のうちのたった7日
そう思うと毎日足が向いてしまう


春の温もりを感じてついつい水の中へ
飛び込んではみたけれど

暖かいアスファルトの上で
やっぱり沢の水は「冷たいよ~」・・・


農道をテクテク歩きながら
奥の杉林の中へ・・・さて何があるのかな?
ドンジリを歩くのはメタボのホクちゃん・・・いっものこと

沢沿いをソロリソロリ
先頭はクロベイ

杉林の中の林道
やつぱりドンジリはホクト
時々立ち止まっては振り返り
私を確認・・・

杉林の中はところどころ雑木も残っていて
日が差し込むところでは
カタクリ、イチゲの花が点在している
植林される前は
明るい林床をカタクリとイチゲの花が埋め尽くしていたのかな?
日の差し込む林道沿いには
大きな株になったエイザンスミレの花が蕾みをつけていた




自然界の不思議

2008-03-28 00:12:26 | 花藍
今朝ニワトリ小屋から卵を6個
入れ物に入れてついでに落ちている柚子を広い集めてその上に置いた
上から見ると底の卵は見えなくなった
それを庭に置いてそのまま散歩へ
御供はクロベイとデカ、セブン
ピン、デカ、セブンは誘っても知らん振り

イチゲ、カタクリを見て、蕾みの上がってきたエイザンスミレを確認して
家に帰ってくると
庭に広い集めたはずの柚子が散らばっていた
そして2つの割れた卵の殻も
残りの卵も消えて・・・カラスが犯人
それにしてもどうして見えないはずの卵
どうして解ったのだろうか?
不思議だな~


3日前に裏の小川でメダカのような小さな魚が泳いでいた
網ですくい上げてみたら
ヤマメの稚魚
水槽で飼おうかとも思ったけれど
裏のきれいな沢に持って行った・・・無事に大きくなってね

ところが今日また2センチぐらいの稚魚が4匹
池への取水の為にせき止めたブロックの下流と上流に2匹ずつ
いったい何処から来たのやら
箒川から登ってくるのには障害が多すぎる
上の大きな沢から下ってくるのだってスゴーク大変
途中にコンクリートで作られた落差のある堰
そして堰の下の沢は大風で千切れたり折れたりした杉の葉や小枝で埋まっている
小さな体でどやって滑り落ちたり乗り越えたりできたのか?
ときどき我が家の小川に迷い込む大きなヤマメ、小さなヤマメ
不思議だな~

昨年の春
箒川の中洲で見事に咲いてたニリンソウ、山エンゴサク、アズマイチゲ
今年も気になって何度か足を運んだけれど
花の姿も出芽の姿もほとんど無し
秋の大雨で土砂で埋もれてしまったのか
でも毎年1度はかならず大雨に見舞われているのに
昨年の素敵はお花畑は?
不思議だな~







イチゲの花

2008-03-26 18:25:58 | 花藍
お日様の方を向いて、朝の光の中で咲くイチゲ
春の妖精と呼ばれるのにふさわしい可憐な花
その花の姿をみずに、早春が過ぎ去ってしまう・・・・
そう思うと家の中に、じっとしてなんかいられない

カメラを持って、
山を背負った棚田の一番上に
沢に沿った畦を歩いていくと
やっとめぐり合ったイチゲの小さな群生
一斉にお日様に向かって咲いていた

カメラを構えてシャッターを押したら
シャッターが落ちない

充電してそのまま空っぽのカメラを持って家を出た・・・残念

イチゲの側に小さな蕾みをつけたアマナが
花が開くにはあと1週間位はかかりそう
そしてトウゴクサバノオ?
でも花は終って種が
小さな小さなコンペトウのような形
サバノオウの種の形と違うぞ~
何の花?

さて図鑑を持ってまた明日・・・





イチゲを探して

2008-03-25 17:11:36 | 花藍
もうイチゲが咲いてるはずなのに
毎年咲いている前の田圃へ行っても
河原へ行っても
分譲地の雑木林へ行っても
花の姿がない

そこで昨年知人に連れて行ってもらった裏の雑木林へ

カタクリの蕾みが上がってきて
2,3日暖かい日が続けば咲きそう
でもイチゲの姿は・・・あるにはあったけど
でもほんの少しだけ

昨年は枯れ草の中で紅紫のカタクリと純白のイチゲが揃って咲いていたのに
今年は雑木林の中は篠の葉っぱも緑、ウシハコベ、カナムグラetc・・・
緑の林床
冬枯れのなかで色を添えるからこそ春の妖精なんて呼ばれるのに
これでは春の妖精がかわいそう・・・・

イチゲを探して沢沿いをブラブラ

キブシの花淡黄緑に

棚田の一番奥の田圃の中が一面緑
なにかな?

近づいてみたら・・・・クレソンでした
沢から水を引いているのか
それとも湧き水なのかな?

林の中は緑色、ところが土手はまだ冬枯れ状態
頭の中の花暦・・・いったいどうなってしまったのか

里山ガーデンでは蓮華草はまだ葉っぱがやっと伸び始めたばかり

ところが2株だけ花をつけているものが?

里山ガーデン

2008-03-23 19:05:58 | 花藍
7時の朝のチャイムで外に出ると
朝露が下りて霜柱が

昼は初夏のように温度は上がって
それでも夜はグ-ンと冷え込む
この季節の大きな温度差を「春はしゃぎて言うんだよ」
そんなことを友人が言っていたのを思い出した

7時、カタクリは朝露に濡れて


9時、露は消えて


10時半、全開


ニリンソウの出芽、小さな蕾も
イチゲの花と入れ替わるように咲き始めるニリンソウ
今年は我が家のイチゲは一輪だけで終わりかな?

アオイスミレ

ダンコウバイの花が目に付き始める早春に
湿り気のある林縁で良く見かける・・・図鑑に書かれているとおり
里山ガーデンのアオイスミレ、山側。小川添え

待ちくたびれていたカキドオシの花、やっとチラホラ・・・

昨年作ったお茶は、あっという間に飲み終ってしまった
今年は多めに作るぞ~

お日様に向かって咲き始めたタネツケ花

まだヒョロヒョロと弱弱しいけど、日増しに力強くなっていく
雑草と呼ばれる花達の生命力はすごいな~

早春に咲き始めるはずのショウジョバカマ

まだ蕾は根元の方に隠れて・・・ところが一輪だけ、山際で
春の花でも葉っぱは赤く焼けて冬色


3日前、ほんとに久しぶりに癲癇の発作が起きて
心配したけれど、発作がおさまったらケロリ・・・何事もなかったように
竹林の急斜面をさっさと登って
下りてくるときは慎重にソロ~リノロ~リ・・・

年はとっても好奇心だけは健在のピン

里山ガーデン

2008-03-22 19:50:03 | 山野草

晴れていても風があるとなんとなく憂鬱になって
庭の草取りをする気にならない
でも今日は久しぶりに風のない一日

昨日買ってきたキャベツ、ブロッコリー、絹さやの苗を植えて
目立ち始めたハルジオン抜き

ニリンソウ、トウゲブキ、サクラソウetc・・・芽が出始じめた
もうニワトリを庭に出してあげることはできない
冬の間の自由気ままな生活
突然外に出してもらえなくなって
私の姿を見ると、出して、出してと大騒ぎ

外に出られないのは辛いだろうけど
出してあげられない私も辛い

配合肥料があまり好きじゃない我が家の雌鳥
ご飯を炊いて、フスマを混ぜたり、糠を混ぜたり
モミジの好きなイチゴも・・・

餌をあげようと戸を開けたとたんサクラが脱出
も~捕まらない

結局、夕方になって皆、外に出すことになって

目を放した隙に、せつかく植えた野菜の苗は丸坊主

埋め戻したばかりの穴もまたぜっせと穴掘り

「穴掘りしちゃダメ~」怒鳴ったところで
場所を移動して、穴掘り・・・

毎日生んでくれる卵はありがたいけれど
採りたての野菜も食べたいし
素敵な花も楽しみたい・・・
「なんという欲張り」

採りたての野菜を刻んであげるから
青草が茂るまでの我慢、我慢・・・お互いに



春時間へ

2008-03-21 07:01:16 | 山野草
今年はいつまでも寒い・・・といっても
もう真冬の寒さとは違う
もうすぐ4月
先日帰った埼玉では紅梅、サンシュ、木蓮、そしてコブシの花が咲いて
田圃や畑はホトケノザやナズナで一面、白、ピンクに彩られていた

冬の間は8時になると、寝室のドアの前で
「朝だよ~起きて~」鳴く犬たち
ところが数日前から6時半頃から鳴き始める
どうやら春時間になったよう?
おかげで冬時間の間はいつまでも宵っ張りしていた私も
11時を過ぎると眠くなる

夏時間・・・いったい何時に起こされる事になるのか?

那須塩原に住まいを移してから
毎年春先に吹く風、時々強風が吹いて
窓ガラスにヒビが2箇所
犬が道路に出ないように取り付けた目の細かい門は
風圧を受け、2度壊れた
そして先日の強風では、屋根の下の通風口が飛んで
門が片側、根元からちぎれた

温暖化がこのまま進んだらどんな被害を受けることになるのか?
風が吹くたびにハラハラドキドキ

友人がやってきて風の被害の保険に入ることを進めてくれた
紹介してくれた保険会社の人がやってきて
火災保険に地震、落雷、風水害、皆含まれているとか

今入っている保険証書を取り出してみたら
記載されているのは火災と地震だけ
保険会社を変えようと電話
すると落雷、風水害も含まれているとのこと
「裏面に書いてありますよ」

説明してくれなかった保険会社の人が悪いのか
裏の細かい説明まで読まなかった私が悪いのか

数年前に自費でなおした門・・・もう時効???


ダンコウバイが満開

植えた覚えがないところでも
どうやら前の植木屋さんからいただいた三つ葉ツツジの根元についていたらしい
今年初めて花をつけて気がついた

営林署からの払い下げで堀あげられた木には
時々こんなことがある
なかには、おまけでついてきた苗木の方が元気に伸びてしまったりとか・・・

鉢の中で梅花オウレンが満開

花屋で買ったオウレン、産地は四国
冬の間も葉っぱ緑、株は大きくなって

裏山、高原山産の梅花オウレン
冬になると葉っぱは赤くなって
思ったように殖えてくれない
花柄は太く短く花もポッテリ
丸みをおびて
高原産のほうが可愛いな~
こういうのも・・・
身内びいき・・と言うのかな








里山ガーデン

2008-03-20 21:36:23 | 花藍
朝から降っていた雨は夕方になって止んで
変わりに強い風が吹き始めた
ところによっては強風の被害がまた出ているようだけど
一日中雨が降っていたのに
風が吹いて道路は乾いて
晴れるとあっという間に空気は乾燥

咲き始めた梅の花
隣ではまだ柚子の木が黄色の実を沢山付けている
晩秋の風景と早春の風景が同居

開き始めたカタクリの花
雨に打たれ、強風に吹かれ、晴れると強い陽射・・・

オロオロしながら眺め
それでも花開く日を待っている・・・



べラ帰る

2008-03-19 20:02:25 | 花藍
幼い頃から動物が大好きだった
ところが母はあまり好きではなく、それでも私が拾ってきた子猫を
シブシブ飼うことを許してくれた
もう何十年も前のことなので猫の名前は忘れてしまったけれど
猫は順調に育って大人になり
ある日近所で飼っていたカナリアを銜えて帰ってきた
母はすごく怒って、私を連れて近所の家に誤りに行った

それ以来猫はなんとなく苦手になって

再び猫を飼うことはなかった

ところが7,8年前、埼玉の家のテラスに
野良猫が住みついて子猫を2匹生んでしまった
初めて子猫を見つけたとき
目は目ヤニで潰れ、ガリガリにやせて

そのままにしておくわけけにもいかなくて
動物病院へと連れて行ったところ
先生はどんな病気を持っているかわからないし
もう助からないかもしれないから処分したほうがいいといって
引き取ってくれるところを紹介してくれた

迷いながら家に連れて帰ると
子犬を亡くしたばかりのチビが
お乳をあげ、目の周りを舐めて、取り上げると
せつない声を上げて泣いた・・・しばらく様子をみることにして
子猫をチビに預けた

チビノ献身的な世話で
助からないから処分した方がいいと言われた2匹の子猫は
みるみる元気に育っていった

そして1匹は友人に貰われ

尻尾が鍵型に曲がった真っ黒い子猫を飼うことになった
ベランダで生まれたので名前はべラ

イヌ7匹に囲まれてスクスクと育ち・・・
ところが犬と一緒のせいかオシッコのしっけが出来ない

べラ専用の砂を入れたトイレを作ってあげても
家中すきなところにオシッコをしてあるく
一番困ったのはキッチンのシンク
臭いが何時までも取れない
いくら怒ってもなおらずとうとう埼玉の家のベランダで飼う事に

たまに那須に連れてくるとクロベイと寄り添うように寝て
散歩のときは二ャー二ャ泣きながら犬の後は必死に付いてきた

嫌いじゃないけど犬のようには好きになれず
大人になってからべラは大部分の時間を埼玉で一人過すようになった

時々2,3日いなくなり顔に大きな傷を負って帰ってきた
そうこうしているうちに姿を消したまま帰ってこなくなった
車にでも引かれてしまったのか?

それから5,6年
べラのことを思い出すこともなくなった

ところが先日埼玉の家に帰ったとき
庭の落ち葉の上で日向ぼっこしている黒い猫が

左の目の下から頬にかけての傷跡
カギ型に曲がった尻尾・・・それはまぎれもなく

家人に聞いたら数日前から姿を見かけるようになったとか

こんなに長い間どこえ行っていたのか
そして家を忘れずよく帰ってきた

私があまり猫は好きじゃないことを感じ取っていたのか
いっも一定の距離をおいてジッとこちらの様子を覗い
餌の時以外はけして足元に寄って来る事はなかった

「べラ」と名前を呼んだら以前と同じように
ジッと様子を覗うような目で私を見つめ
近づくとスートやはり以前と同じように移動してしまった

犬と平等に可愛がってあげなかったことを後悔
でも無事に生きていてくれたことで
後悔を取り戻せるかも・・・・

里山ガーデン

2008-03-17 08:34:48 | 山野草
この季節、裏の家でいただく、手作りコンニャク
お刺身で食べたり、煮物にしたり

同じくコンニャクをいただいた前の家

大根、人参、そして我が家からのおすそ分けの卵を入れた
煮物を持ってきてくれた
一味ちがって、すごーく美味しい

手作りコンニャクはほのかに芋の香りがして
始めて食べた、十数年前
その味、食感が忘れられず

田舎暮らしを始めて、畑にコンニャク芋を植えた
教えてもらったとおりに作っても
上手く作れるとき、失敗して泣く泣く捨てるとき
失敗したときの事を思うと・・・そのうち作るのがめんどうになってしまった
諦めず続けていたら、
今頃コンニャク作り名人?になっていたかもしれないな~

茹でピーナッ
これも始めて食べたとき、えらく感動
そして畑に作ってみた
収穫したピーナッを山ほど食べたら
1年で飽きてしまった

カキナ、サントウサイ、白菜の花芽etc・・・
いただいて美味しいと思ったものを
次々作ってみたけれど
いっでも好きなだけ食べられるとなると・・・感動は薄れ

クリタケ、ナメコ、シイタケの植菌
キノコが出てもほとんど配って歩くだけ
ところがこの季節
キノコの植菌しなくては・・・モードになって
直売所でホダ木を購入

庭の片隅に畑作りも・・・

食べるより、作るのがすき・・・最近になって気がついた


湿地ゾーンも

池の周りも、冬枯れ景色
昨年はカエルの卵はとうとう1つだけになってしまったけれど
さて今年は、0なんてことにはならなければいいけれど


裏の小川沿いで
雨を待ってたように、イチゲが一つ
でも蕾はイジケテ、小さく、二分の一のおおきさだ


植木鉢の中のユキワリソウはやっと花芽が上がってきた
ところが石の間のコボレダネ
今年も一足先に花をつけ
自分で選んだ好きな場所
やっぱりコボレ種の花は強いな~


山際、小川添、湿気の好きなヤマネコノメソウ
黄緑色に・・・ネコノメソウは色んな種類があるけれど
私にとって、ハナネコノソウが一番

ン十年前、法事で行った長野
凍るような寒さの中、お寺の下の湧き水の周り
苔むした石の間で咲いていた小さなハナネコノメソウ
白と赤の彩が印象的で忘れられない花の一つ


ムシカリの花芽めがほんのりピンクに
ほどよい雨とやさしい陽射しの中で咲けるといいな~