野楽里倶楽部 in 那須 ~のらり~

田舎での日々の暮らし・山野草       

カタクリの芽

2006-03-04 15:33:38 | 山野草
                                                                                                             昨夜、「著者太田威、カタクリ、花咲く春の森で」を今度は少し丁寧に読んでいると、最後のほうに、「まだ2月なかごろだというのに、カタクリの・・・もうすでに初々しい葉をもった芽が培われて、今にも地上に芽生えようとしていた。」それを読んだら、雑木工房の雑木林、毎年花が咲く場所で、芽が出ているか、すぐにでも確かめたい、思いにかられたが、なんせ真夜中、懐中電灯をもって、見に行くわけにもいかないし、今朝、まず日課になった、朝風呂に行って、雑木工房に直行、落ち葉を掻き分けてみると、ありました2,3センチの赤い芽が沢山でている、それを見て嬉しくなって、1人ニコニコ、周りに実生の太いもめん糸のような芽、それとイチゲの葉もでている、今朝もすごい霜柱、こんなに寒くては、まだまだと思っていたけど、春は着実に近ずいている、アリとカタクリの深い関係、を読んで疑問が1つとけた、たまにみかける1本だけポッンと咲いている花、「なんでこんなところに1つだけ」それが、アリのしわざとは、カタクリの種にはアリの大好物の、エライオソームとか言う、付属物がついていて、小さいアリは、その場で噛み切り、大きいアリは、種ごと巣まで運んで巣の中でエライオソームだけ噛み切って残りはポンと巣の外に捨てる、それが発芽・・・なるほど、美味しいとこだけいただいて、後はそとにポン、想像してると、アリがすごく可愛く見えてくる、それと著者の大田さん「、カタクリは半分開くのには40分、完全にそりかえるまでには4,50分」時計片手にじっと眺めていたのでしょう、その姿を想像すると、やっぱり可愛い{失礼}、カタクリの生態はまだ解かってないことが、沢山あるという、ミステリアスな花、だからこそ春の妖精と言われるのかな・・・最近本を読んでも、すぐに忘れたしまう、そこできにいった本は、何度か読み返すこととなる、読み返すたびに、新たに感心したり、納得したり、これってけっこう良いことかもね、1冊の本を、忘れたしまって、何度もたのしめるなんて?