新潟市新津美術館へ行ってきました。
3月5日~4月10日まで「堀内誠一展」が開催されています。
私は、堀内誠一(1931-87)というと、絵本作家!
そして、絵本「おひさまがいっぱい」を思い浮かべます。
ところが、違ったんですよね。
私のお気に入りの「ぐるんぱのようちえん」も「たろうのおでかけ」シリーズも
「マザー・グースのうた」「ロボットカミイ」もみんな堀内誠一が描いていました。
「ぐるんぱのようちえん」を読みながら主人公のぐるんぱと一緒に喜んだり悲しんだり、
絵を見ながら「こんな細部までよく描きこんだものだ」と感心したりしたものです。
何気なくみていた、でも、私の大好きな絵本が堀内誠一の作品だったとは‥。
いやー、びっくりしました。
さらにびっくりしたのは、
多くの肩書きを持ち、さまざまな分野で多彩な仕事を残したことでした。
スタートは某デパートの装飾担当だったそうです。しかも入社が14歳かな?
そして、絵本やデザインを手掛けるようになり‥
みなさんご存知の雑誌の「ロゴ」もデザインしました。
一時期、家族でパリに住んでいたそうです。
「パリの名所絵地図」の絵は細かい手仕事の作品です。
絵地図であるのにアートでもあるすばらしい作品です。
見応えがあり、ただただ感心するばかりの作品群。
私好みの催し、そして作品との出合いに感動の一日でした。