読書な日々

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律儀と下司のあいだ

2011年03月31日 | 日々の雑感
律儀と下司のあいだ

私は、インターネット経由でのカード払いなどをきちんとチェックしておくために、たいてい月一で通帳の記帳をしている。普段は仕事の途中で記帳するのだが、最近はそれができなかったので、昨日はちょっと離れた支店まで自転車で出かけで記帳をした。

ちょうどいま使っている通帳が一杯になって、新しい通帳も発行された。前の通帳の最後のあたりを見たら、同じところから同じ金額のものが4日ずれて入金になっている。送金の手続きをした銀行がりそな銀行で、ちょうど例のシステム異常が起きていた時期だったために、間違って二度送金してしまったようだ。

それを見て、「イヒヒヒ、このまま黙っていれば、もうけもんだよ」と下司な心がささやき、「いや、理由もなく二重にお金をもらうわけにはいかないよ」という律儀な心がさとそうとする。こんな調子で、律儀な心と下司な心のせめぎ合いのドラマが約10秒ほどあった。最後には、「やっぱり黙っているわけにはいかないから、昼ごはん食べたら、電話しよう」と律儀君が勝ったのだった。

新しい通帳も発行されていたので、なにげにそちらの方を見たら、きっちり二重送金になった分が取り消されていた。思わず下司君が苦笑い。まぁそんなもんだね。

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