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ウィズ・コロナの生活

2020年11月24日 | 日々の雑感
ウィズ・コロナの生活

ウィズ・コロナの生活に必須なことは、自分がコロナ感染者であるかどうかを知ること。

コロナが、普通のインフルエンザなどと違う点は、感染力が非常に高いわりに、若年層を中心に、感染しても無症状で終わってしまう人がたくさんいること。しかし、高齢者を中心に重症化すると回復に数十日と時間がかかるし、死亡するリスクも非常に高くなること。

現在のようにコロナ対策を何もしなければ、無症状の感染者が出歩いて、感染を広げて回る危険を防ぐ手立てがなにもない。無症状感染者が直接に高齢者と接することがなくても、家族内での接触や職場での接触を通して、高齢者に感染させてしまうことになる。

だからといって、感染している人も感染していない人も無差別に出歩くなということなると、そんなことができるのは非常事態宣言ということになる。ロックダウンすれば、経済に大きなリスクを与えることは明らか。

現在のGotoトラベルやGotoイートは、政府がコロナ感染を広げてくださいと言っているようなもので、誰でも予想していたように第三波が起きた。政府は「Gotoが感染拡大の原因ではない」と言いつつ、Gotoの見直しをするというが、その見直しだって中途半端なもの。現状では、経済を回そうとすれば人を町中に出すしかなく、そうすれば感染が急拡大する。よく新聞などでも見かける「コロナ対策と経済のジレンマ」をどうすることもできない。

経済を回しつつ、感染拡大も抑える方法はないのか?

コロナが怖いのは、インフルエンザなどに比べて感染力が格段に強いことだ。感染者はとにかく隔離するしかない。これなしに感染拡大を防ぐ方法はない。さすれば感染者をはっきりさせる以外にない。要するにPCR検査を頻繁にやって感染していない人だけが外出できるようにするしか方法はない。

PCR検査を頻繁にやる。誰でも無料で、数日に一回、せめて一週間に一回のPCR検査によって、感染していないことを確認した上で普通の生活をする。感染していたら、無症状なら自宅待機する。症状があれば、症状に応じて施設に隔離する、病院に隔離する、可能な治療をする。いずれにしても大前提は、PCR検査を頻繁にやること。

そのためには、現状のように保健所だけに頼っていては不可能。中国では一台で一日に3万件のPCR検査ができる車があるという。これを600台用意する。毎日稼働させれば一日で1800万人のPCR検査ができる。それを1週間毎日稼働すれば1億2600万人にPCR検査ができる。

600台のPCR検査車両を、21万人程度に一台の割合で配置する。日本の技術力をもってすればこのような車両を600台作ることはすぐにでも可能だろう。もちろんその中で働くスタッフも養成することが必要。

一週間に一回なので、これは最低限の検査回数だ。しかしこれを一気にやるしか、経済とコロナの共存、ウィズ・コロナの生活はありえない。現状では日本全国の一日のPCR検査数は2万件、上に書いた車の一台分にもならない。あとは、政府のやる気だけ。

テレビなどでコメンテーターをしている玉川徹氏が同じことを言っている。こちら

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