こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

予約からのお知らせ

2016年06月24日 18時11分04秒 | Weblog
明日~明後日は、島根県弥栄に「弥栄米」をブランド化するために行く。
 
この数日間、西日本の天気は大荒れが続いている。
その中で、自分が行く空港は「萩・石見空港」で、ちょっとした天候不順でも「降りない飛ばない」の小さな空港。
朝から何度も天気予報を見て、飛行機が無事飛ぶかの確認を繰り返している。
(羽田に戻る条件付きもフライトもあったので、ヒヤヒヤ)

とりあえず、16:00現在の「国内線予約からのお知らせ」メールでは、飛ぶようにはなっている。
 
便数が少ないので、一番早くても10:45羽田発-12:20萩・石見空港となってしまうのだが、いつも通りに自宅から車で空港まで行くので、確実に駐車場に止まれるように、いつもの時間に空港に着く予定。
 
着いてからは、まず朝ご飯。
明日は何を食べようか。
時間があるから、とりあえずコンビニのおにぎりは避けようと思う。
 
それからは、電源があるところで、いつも通りにパソコンで仕事だな。
と言っても、先程の絶望感があるから、集中した仕事が出来るかは疑問だけど。
 
地域を短時間でブランド化するためには、自分としてはフットワークが軽いのであれば、やっぱり大組織に頼るべきだろうと考えていた。
しかし今回の件で、大組織に頼っても無駄だと判った。(何度も裏切られているから、始めから判ってはいることだが)
大組織と動いていても、同時に地域JAとの生きる道について、計画して置く必要があると思い知った。
さらに、その地域JAすらも動いてもらえないとしたら、地域行政と農業法人とで計画するべきなのだろう。
 
こんなことは、全て20年以上前に、結論として出ていた。
でも、自分としては、産地側を信用したかった。
 
でも変わらないんだな。
産地というのは。
大組織というのは。
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完全に裏切られた

2016年06月24日 17時25分18秒 | Weblog
数日前(6月21日)に「胃が痛ぇぇぇぇぇ」という投稿をしていた。
産地側の返答に期待していたので、その時に、具体的にどこの産地とは言わなかった。
 
なかなか返事が来なかったことから、自分の方から連絡を入れた。
なぜなら、自分はその産地で7月に講演することが決まっている。
参加人数も3桁。
産地の中でも、1ランク上の実力を持った大産地ばかりが集まる。
なので、一切手を抜いた話は出来ない。
最先端の消費地の、最新の消費地を伝えなければならない。
 
・今迄のブランド化計画
・今年の新米からの計画
・来年以降の計画予想
・他産地のブランド化計画の現状
・TPPによる産地ダメージについて
・青森県の新品種「青天の霹靂について
・岩手県の新品種「銀河のしずく」について
・新潟県の新品種「新之助」との戦い方
・福井県の新品種「ポスト・コシヒカリ:仮」との戦い方。
・消費地の現状・変化・流行
・・・・・・・・・・
 
1つとして外すことが出来ない、重大な内容ばかり。
1時間半では話しきれないことは判っている。
それでも、伝えなければならない。
そのための講演資料を、もう作らなければならない。
 
産地側では実感が無いようだが、ブランド力の衰退は止まらない。
宣伝効果も無くなってしまっている。
なのに、売り場ばかりが拡大している。
スーパーだけでなく、ドラッグストアーでも、当たり前に置いてある。
 
スーパーとの差別化をするために。
産地のポテンシャルを消費者に教えるために。
米屋だけが取り扱っている差別化栽培米については、何度もお願いしているが、色々な理由ということで紹介してもらえず。
 
結果として売り場が広がることで価格差は広がり続けた。
差別化米だけを扱っているスズノブだけが、全く価格を下げることが出来無い。
そのため、市場平均価格から置いて行かれ、同時に消費者を留めることも出来ないでいる。
 
大ブランド米は、数年後にはただのローカルブランドにまで落ち込むことだろう。
その頃には、自分たちは差別化栽培を取り扱う理由は無くなっている。
しかし、そうならないたための、最後の切り札を、実は自分たちは持っていた。
その切り札がある限り、大ブランド米を失っても、産地を紹介し続けることが出来るはずだった。
 
今回、その切り札を、産地が自分たちから取り上げてしまうことが判った。
産地としては、「被害を最小限に留めるための努力をするつもりである」という。
「努力をするので、それで何とかならないだろうか」ということらしい。
でも自分たちは、今まで、何度も、何度も。
産地に対して、差別化栽培があることを消費者に伝えてほしいとお願いをしていた。
 
渋々実行してくれたものも、自分たちが既に販売しているお客様に対してだけ伝えるものばかり。
幅広い消費者に対してのお願いは、ついに実現されなかった。
 
それが現実であるのに、今回の「努力をする」という言葉は、100%以上信用できない。
どの面下げて「努力する」と言っているのだろうか。
 
産地との電話を切ってから、そのお米を仕入れて、産地が潤うための価格で、全国に販売してくれている「和穀の会」の担当に電話をした。
「もう駄目だ」「完全に裏切られた」「仕入れの見直しと販売の見直しが必要となるかも」「全面戦争もあると考えていてほしい」と、最悪で絶望の言葉を伝えた。
 
この産地を「和穀の会」に紹介したのは自分。
全国の差別化米を販売している米屋に対して、販売をお願いしたのも自分。
テレビや雑誌で、「産地が元気になるように」と、「ブランド産地の仲間入りできるように」と、何度も繰り返し紹介したのも自分。
他の産地が色々とある中で、強引にチャンスをあげたことも、作ったこともある。
正直「贔屓」といわれてもしょうがないことまでしていた。
 
ブランド化していくのに10年以上をかけていた。
とにかく必死だった。

3年前までは、日本を代表する大産地にまで育つと確信もしていた。
しかし、少しずつ自分の声は届かなくなってしまった。
 
昨年からは、「もう自分の声は届いていない」ということは理解していた。
それでも、ブランド化計画を作ったのは自分だから、その責任において、無駄を知りつつ提案をし続けていた。
 
今回も
何度も何度も
「駄目だ」と言い続けていた。
 
産地側から提案がされた時から、もう止めることは不可能だということは判っていた。
だが、この最後の切り札を失ってしまうと、全ての品種が連鎖して崩壊することが判っていた。
それに、全国の差別化米を取り扱っている米屋から、想像できる最悪のクレームが入ることも想像できている。
それらが判っているから、たかが米屋であるが、大組織に対して抵抗をしていた。
 
しかし、ついに自分の声は届かなかった。
 
悔しさ
悲しさ
無力感
絶望感
 
今は、それだけである。
 
「産地のために」と協力をしてくれていた、全国の米屋さんには、本当に申し訳ない気持で一杯である。
今迄の全ての努力を無にする結果になってしまった。
現時点では考えられていないが、「なんらかの責任を取らなけれならない」と思っている。
 
 
6月21日の投稿内容
-----------------------
売れている時や、調子がいい時は、何でもかんでも、勢いで進んでいける。
勢いがあるから、計画はいらない。
将来は明るく、全てが順調に進むとしか考えられない。
だから、人の意見も無視する。
  
であるが、当たり前のこととして、「ずっと」ということは無い。
いつかは売れなくなってくるし、勢いも衰えてくる。
 
しかし、勢いだけで進んでしまっているから、落ちぶれ始めた時には、どうにもならない。
計画が無かったから、何もできない。
でも、落ちぶれを認めたくない。
なので、もがこうとする。
過去の栄光にしがみつこうとする。
 
でもそれは、意味が無い。
全ては自分たちの甘さが招いた結果なのだから。
 
傍から見ていると、ただただ見苦しい。
みじめさしか伝わってこない。
 
何だろう、今回の産地からの計画は。
以前、「その考え方は駄目だ」と言い切っている。
それなのに話を進めていた。
 
もしも自分が知らないまま、それが実行されてしまったとしたら・・・・
確実に、自分たちとは全面戦争になってしまうだろう。
 
自分たちは、日本全国の産地を持っている。
ブランド化をしたいと言ってきている産地もある。
なので、1か所を失っても、大した問題にはならない。
 
しかし、産地側はどうなのだろう。
自分たちの衰退米屋はいらない。
スーパーがあれば良いという考え方なのだろうか。
 
とりあえず、今回の計画は、持ち帰ってもらった。
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変わる産地

2016年06月24日 14時46分24秒 | Weblog

 
岐阜県下呂市に「龍の瞳」と言う、希少な品種がある。
墨絵の龍のデザインだと言うと、気が付く人もいるかもしれない。
 
過去に、偽物が出回ったりと、大変な苦労をしたことがあるそうで、頑なにデザインを守り貫いている。
そのため、なかなかお米屋での販売が出来ないでいた。
 
今回、龍の瞳の販売形態を見直して、新しくやっていきたいと言って来たことから、スズノブとして手伝うことになった。
 
その第1段が、このシール。
 
手伝うと約束してからも、デザインに産地側はこだわり続けた。
自分も電話で、「考えが古すぎる」と怒鳴りあいをしたほど。
 
お互いギリギリの駆け引きをした結果、ついに産まれたシールである。
 
スズノブのブランドを壊さず、龍の瞳のプライドも守れるシール。
 
産地側の「変わりたい、変わっていきたい」と言う思いが、判ってもらえるだろうか。
 

 
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地元の水との違い

2016年06月24日 14時07分49秒 | Weblog
島根県「巨木・ご神木・棚田米 つや姫 石見銀山コシヒカリ」からの情報が更新されました。
 
「地元の水」と「お米を美味しくする水」で、島の香り隠岐藻塩米の「コシヒカリ」と「きぬむすめ」の食べ比べをお願いしています。
 
取りあえず、飲んだ感想としては違いを感じられるよです。
でもこれが、お米を炊くときに使用した時にはどうなるのか。
 
同じように感じてもらえるか、そうでないか。
上手く違いを感じてもらえれば、大成功というところです。
 
消費地で炊きあがっている特徴というのは、産地の水で炊いたものとは確実に違っています。
この「お米を美味しくする水」で炊いた味・食感が、消費地で炊きあがっている産地のお米の特徴なのです。
 
それを知ることで、産地として、自分たちのお米をどう説明すればよいのかが、ハッキリと見えると思います。
 
検索:巨木・ご神木・棚田米 つや姫、石見銀山コシヒカリ
https://www.facebook.com/巨木ご神木棚田米つや姫-石見銀山コシヒカリ-1105985429468655/?fref=ts
 
by 島根米「こだわり米」部門アドバイザー

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水の飲み比べ

2016年06月24日 14時03分25秒 | Weblog
島根県「JAしまね隠岐地区本部」からの情報が更新されました。
 
「地元の水」と「お米を美味しくする水」で、島の香り隠岐藻塩米の「コシヒカリ」と「きぬむすめ」の食べ比べをお願いしています。
 
取りあえず、飲んだ感想としては違いを感じられるよです。
でもこれが、お米を炊くときに使用した時にはどうなるのか。
 
同じように感じてもらえるか、そうでないか。
上手く違いを感じてもらえれば、大成功というところです。
 
消費地で炊きあがっている特徴というのは、産地の水で炊いたものとは確実に違っています。
この「お米を美味しくする水」で炊いた味・食感が、消費地で炊きあがっている産地のお米の特徴なのです。
 
それを知ることで、産地として、自分たちのお米をどう説明すればよいのかが、ハッキリと見えると思います。
 
検索:島の香り隠岐藻塩米
https://www.facebook.com/島の香り-隠岐藻塩米-642468442550292/?fref=nf
 
by 島根米「こだわり米」部門アドバイザー
 
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1つ目が終わる

2016年06月24日 13時41分10秒 | Weblog
同時進行で、違う内容の原稿と資料を書いていた。
 
1つ目は産地からの依頼。
2つ目は業界紙からの依頼。
3つ目は大学からの依頼。
 
その2つ目を、午前中に書き上げた。
 
内容については、投稿前なので教えることは出来ない。
来月の投稿をお楽しみにというところである。
 
3つ目の大学からの依頼の原稿は、あと半分で出来上がる。
今日中に書き上げてしまうか、明日・明後日は島根県弥栄に行っているので、空港などの空き時間に書くかという感じでいる。
 
1つ目の産地からの依頼については、現在ピッタリと止まってしまっている。
なぜなら、産地側の決断を待っているからである。
その決断内容によって、自分が書く内容が100%変わってしまうからである。
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