超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス) 第2話「淋しがり屋の犬」 感想

2012-01-21 03:31:10 | アニメ






反ツンデレ体制。





前回の感想でも書いたのですが、これ本当にニュートラルな作りだなっていうか
あらゆる意味で中間だと思うんですよね。
双熾のキャラ設定の時点でそうで、あんなにイケメンで格好良いのに、ストーカー気質っていう。
反ノ塚に関しても同じく、外見だけ見れば格好良いあんちゃんなのに
実は本当の姿は間抜けな面も目立つ一反木綿、っていうそのギャップ?っていうのかな
良い具合に嫌味が中和されてる部分が流石だな、って思うのです。
中性具合が評価されてた作家だけの事はありますね。

この二話に関しては、割とオーソドックスな作りだった印象で前回の延長線上ではあるんですが
その中でも後半の凜々蝶の描写が素晴らしいな、と。
一般的にツンデレというのは普段ツンツンしてるけど、実はデレデレって解釈なんですが
彼女の場合は彼女が主役で彼女の心の流れが予め示唆されてる構成なので
実際のツンデレ以上にいじらしく可愛いらしいっていいますか
素直になれない女の子を真正面から描いてる訳で。
その点では新しいキャラでもあるんじゃないかな、と感じます。バレバレデレっていうか・・・。
だから安心して観れる。
更に最後の最後に頑張って携帯操作する場面だったり
それにニヤける双熾だったり、もう男女両方射程圏内のデレ描写にノックアウトされてしまう、って感じで(笑)。

そういえば、今アニメでこういう感覚を受けれる作品って案外ないな、って思います。
両方向けっていうか、
少女漫画は男でも観れるようなものありますけど
そうじゃなくて、女も男もそれぞれ美少女アニメ好き、美男子アニメ好きにプレゼン出来る様な。
それって案外凄い事なんじゃないかな、とこの作品を観てると常に感じられますね。


衝撃的な展開で見世物小屋にするよりも、こうやって積み重ねの良さでアピールする作品の方が
個人的にはやっぱり好きかな、と。それって一石一朝では出来ない事ですから。
是非この調子で彼女彼らの歩み寄りを丁寧に描いてくれれば。
はがない的描写も含めて満足の二話目でした。




しかし何気に妖怪豆知識まで学べるのか!
(詳しくはこちらhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%97%E5%A3%81)
真偽は定かではないとは言え、そういう情報もあるのね、と勉強になったかも。
今後もこういうネタあるといいな、と期待を込めつつ。



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