超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

MO'SOME TONEBENDER「阿鼻叫喚ツアー」@恵比寿LIQUIDROOM 11.10.29

2011-10-30 02:51:20 | ライブレポ





モーサムのライブを観に恵比寿まで行ってきました。東京行くのも久々だな。



ことごとくワンマン観る機会逃してきたんで、ここでようやく観れたのは大きかった。
と、同時に驚異的でパワフルで常軌を逸した公演であったことも要記述!って感じのライブでした。
本当に今はサポートドラム加えて4人でやってるんだなあ・・・
音も異様だし佇まいも異様だしで
色々と感じるものも多かったんですけど、なんかもう理屈じゃなくて内側からグイグイ来るって言うか・・・
そんなバンド力の光る公演ではありましたね。激しすぎて感動する、っていう変な事態にも。






出てきた瞬間から、底なしのテンションで
ギャングオブフォーのカバー「To hell with povetry」を武井さんが熱唱
そのまま「go around my head」~「Young Lust」と今思い出しても眩暈がするような
怒涛の音の洪水に飲み込まれつつ・・・
ここでまたハード目の新曲を投下で収まらないフロアのテンション、「youth」でその一体感が到達点を迎え
そこから「未来は今」と更にポップに突き抜けるアンサンブル。
この辺から
ようやく冷静に観れるようになってきた感じ。今のアレンジは正直ライブ音源にして欲しいくらい格好良くて
オーバードライブって形容が似合う無骨なアンサンブルが本当に素敵でした。
その上を行くポップさを見せ付けたのが
「シンクロニシティ」~「カクカクシカジカ」の流れ。今でも「SING!」の曲を組み込むあたり
その幅の広さに感心させられますけど
正に少年時代のワクワク感が蘇ってくるような音の流れに感銘を受けつつ・・・
ここで個人的に大好きな「マカロニ」が!あの特徴的なベース音は生で聴くと更に心地良かった。
最近レビュー書いたのもあって、余計にこの曲が鳴らされて嬉しかった!
どんどん熱気を帯びてくアンサンブルも印象的で。

「目を瞑りながら聴いてください」
「土砂降りの雨の夜に作った曲です~」みたいな前置きの後に
ディープな世界観に誘われた「ONE STAR」。めちゃめちゃ長かったけど
不思議と退屈はしなかった。
聴き終えた後、余韻に浸りつつ、超懐かしい「WINDOWPAIN」、って・・・相当古い曲だな!
インディーズで出した最初のCDの曲やんけ。
未だ演奏してるのか・・・と同時に
ここで聴けてラッキーだったなあっていう嬉しい気持ちも率いて聴き入りました。そして今でも違和感なし。

新曲「メタルカ」でフルスロットルで暴走しつつ
早くも定番のような安定感を魅せる。元々公開してたっていうのもあるけど、
それにしても全く新曲感なくて驚きました。勿論いい意味で。
「Lost in the city」~「Bad Summer Days Blues」の打ち込みモードは・・・ひたすらに凄かった(笑)。
なんかもうツッコミどころ多すぎて逆にそれが正常になってる感覚っていうか。
その感覚は「hammmmer」で大爆発して
正に本当に手の付けられない状態、阿鼻叫喚、支離滅裂、でもそれが気持ちイイ!って状態まで持っていき
堂々のライブピークを刻んだ熱演に、感動する曲でもないのに感動。
続く「BIG-S」でもその熱量は保ちつつ
最後は「GREEN&GOLD」だったんですけど、これまた演奏進化しすぎ!って程進化してて・・・
「未来は今」でも思ったんですけど、音源より今はグッと表現も厚みも大分先行ってる感じですね。
最後の最後まで圧倒されつつ、
怒涛のロックンロール・ライブラリーが終了、疲れる疲れないの前に
ずっと「凄えなあ・・・」と別世界のように観てたので不思議と疲れはなかった。

アンコールでは
新曲「シャイニング」に加え
これまた懐かしの「HigH」と最後までブッチ切ったテンションでライブは終了、
2時間とは思えぬ濃い内容のライブでしたが
瞬間瞬間のインパクトも凄くて、「HigH」も出だしから持って行かれましたね。面白いライブでした。全体的に。





セトリ
1.To hell with poverty
2.go around my head
3.Young Lust
4.新曲
5.youth
6.未来は今
7.シンクロニシティ
8.カクカクシカジカ
9.マカロニ
10.ONE STAR
11.WINDOWPAIN
12.メタルカ(新曲)
13.Lost in the city
14.Bad Summer Days Blues
15.hammmmer
16.BIG-S
17.GREEN&GOLD
encore
18.シャイニング(新曲)
19.HigH



最初っから終わりまでずっとテンションが天井知らずで凄まじい公演だったんですけど
セトリが豪華って言うか
マニアックって言うか
中々に面白かったのと、今は勇さんが曲によってはギターだったり、ドラムでツインドラムになったり
打ち込みだったりで自由度が相当上がっているので予測不可能な楽しさもありつつ
ブッちぎったテンションの凄まじさを楽しむのもありつつ
でもポップな曲はポップだし
踊れる曲は踊れるしで、前にも増して面白いバンドになってるなあ、っていうのが再確認出来たライブでした。
それで個人的に大好きな「マカロニ」と超古い「WINDOWPAIN」が聴けたのもラッキーでしたし
それぞれの楽器の鳴りの突き抜けっぷりも含めて
悔いなく楽しめた公演でした。
ライブで観ると改めてそれぞれのキャラ立ち具合を再認識出来ます。「BIG-S」の時のベースは絶品だった。
これからのモーサムも更に面白くなっていきそうな予感もしましたね。太く弾けそうで。





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