超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

少年エース5月号感想

2009-03-30 22:31:43 | 漫画(雑誌感想)
今回から少年エースの感想を始めます。
このブログを立ち上げたきっかけの一つが、
雑誌感想をやりたいというものだったので今後も増えるかも。

ちなみにコンプエースで美水かがみの新連載が始まる予定だそうで。
「らき☆すた」以来、2度目の連載作品という事で非常に楽しみ。
平行してやってく感じかな?
ページ数は期待出来なさそうですが・・・。

例によって一部の作品だけ。ネタバレも注意。


神はサイコロを振らない:竹内元紀
「Dr.リアンが診てあげる」から応援している竹内元紀の新連載。
彼の漫画は下ネタの嵐で、しかも間髪入れずにギャグを織り込むスタイルが
今までの基本だったんですが、この作品から少々方法論を変えてるみたい。
 本人のブログによるとショートギャグ方式から
ストーリー性を含んだ20ページ超の続き物としてやっていくそうで。
だけどぶっちゃけ、そこまで変わった気もしないですね。
 主人公がツッコミ役なのは新機軸なのかな?
でもスケベ男子と露出女子がきちんと存在してるのには安心したり(笑)
「オシッコしようか!」とかすげー馬鹿馬鹿しくていいねえ。
いや、普通に考えたら駄目なんだけど。ヘタウマで可愛い絵柄のせいで逆に微笑ましい。

ちなみにストーリーに関しては主人公の紫明奏羽が
6つ揃うと願いを叶えてくれるC.D.(キャラメル・ダイス)というアイテムを
仲間と一緒に集めていくというもの。
ちなみに主人公はちびっこ先生で、なぜちびっこなのかというと
主人公の父親がC.D.を作った本人で、誰とも結婚できないように
娘を小さいまま育つように願っちゃったんですよね。
それを知った娘が、本来の姿に戻る為にダイス集めを生徒や父親が残したロボと一緒にするという。
まあここら辺の設定がどこまで活きてくるのかは当てにはならないですが(笑)。
 取り敢えずシリアスなシーンが出てくるのかは気になる。
新境地開拓として頑張って欲しい。


あきば浪漫ス!:貴島煉瓦
腐女子ラブコメなんですが、そんなカテゴライズがどうでもよくなる位
主人公の相羽日菜の暴れっぷりが面白い今作。
ジェットコースターのようなハイテンション&マシンガントークがとても好き。

今回はねずみの国でのデートという事でこれまたニヤニヤ出来る話でしたね。
まず七海の世話の焼きっぷりが面白い。
他にやる事ないのかよ、と。
今回は本人もセルフツッコミしてたし。七海の話も読んでみたい。
 
しかし高山(相手の男子)の無反応っぷりも凄い。
良い人は良い人なんですが(特に14ページ目の笑顔とか)、
確かに激薄と揶揄されても仕方ないくらいの棒反応っぷり。
上目遣いくらい反応しろよ!(笑)
あれは超かわいい。
お化け屋敷に入りたがった理由もサウンドシステム目当てというマニアぶり。
日菜がいくら意識しようが、高山がこれではのれんに腕押し状態。
でもこうやってちょっとずつ近づいて行くのがいいですね。
 オチではかつての七海に続いて落下する高山。うーん災難だなあ・・・。


未来日記:えすのサカエ
みねねのターンなんですが、なんとみねねがプロポーズされてしまいましたよ。
まさかのプロポーズ・・・みねねはそういうことに疎いと思うので
来月の反応が楽しみ。一方、雪輝はすっかり由乃を信頼しきってるみたいで
ここから先どういう展開になるのかが気になりますね。
裏切り、どんでん返しもあるかもしれないし。
 指輪を隠す西島の反応が必死すぎて笑った。


喰霊:瀬川はじめ
ここへきての黄泉復活は想定外でした。
神楽の姉でかつて闇に取り込まれ、粛清された黄泉。
彼女の意識が神楽の友人に憑依するという複雑な展開だった訳ですが、
友達と黄泉の意識がシンクロしてるのが面白かったですね。
 女同士の逃避行ということで目の保養にもなる感じ。

あとようやく黄泉と神楽が和解出来たような描写があったのも
初期からの読者としてなかなか感慨深かったですね。
ネームとコマ割も全体的に読みやすくて良かった。

しかし剣輔はもはやヒロインみたいなポジションになってるなあ。
主人公が完全に神楽になってきた感じが。
それも変わってていいと思うが。


日常:あらぬけいいち
今月はぶっとんだ感じではなく、割と地に足が着いた話。
「上出来なんじゃないでしょうか」と
つるっつるになった元モヒカンの中之条くんに笑った。
もう棒人間と大して変わらないなあ。
 そして囲碁サッカー部は遊部になりました。
なんてストレートな改名なんだ・・・!


そらのおとしもの:水無月すう
エロDVDを買う資金を集める為に花見で屋台を開くという話。
売り物がうめぼしの種だったりおっぱいお好み焼きだったり
女子中学生のパンツだったりやりたい放題。
でもそういう時のトモキ(主人公)は必ずデフォルメされてるので
そこまで不快感がないのが良いですね。良くはないけど(どっち)。

「智樹タワー」は流石に爆笑した。
しかしこんな変態漫画でも最後はハートフルに締めるんだから大したもんだなあ。


デッドマン・ワンダーランド:片岡人生 近藤一馬
悲惨な展開が続く今作ですが、珍しく閑話休題、
シロがガンタのために料理を作れるように頑張るという話。
しかしガンタの無気力になった顔はちょっと怖かったですね。
あっさり死んでしまうんでは、と思うくらい。
最終的には元気になって良かった。
 で、ラストにまた不穏な展開への複線が・・・。


てるてる天神通り:児玉樹
まったり系のハートフルラブコメ。
いやー今回も90年代チックで良いですね。
この漫画のページだけ一昔前に戻ったような。
そこまで古臭い絵柄ではないんですが、雰囲気のせいだろうか?
丁寧なラブコメという感じで、特に感想は浮かばないけど好きな作品。
コミックスも買ってます(Canvasシリーズ、FA含めて)。
 ちなみに今回は縁結びの神様が草輔と冬子をくっつけようとする話。
結局進展なしなのもお約束ですが、草輔の心理描写がよく伝わってきたので良し。


ボク×カノ:しまだ
これも腐女子ラブコメですが、主人公は男子。
で、女装して意中の女の子と徐々に仲良くなるという話。
なぜ女装かというと、無理やり主人公の姉にコスプレさせられた挙句に
偶然イベントで意中の女の子に遭遇してしまい、正体を切り出せなくなったからなんですね。
で、その女の子は姉の知り合いだったと。

絵はそこまで上手くなく、ごちゃついてる感じですが
キャラは結構面白い。ただパッと見百合漫画に見えますね。
電車でBLというアイデアには笑いましたが、
今やマックとウィンドウズでBLを妄想する時代なんですよね・・・。怖っ。
これからの展開に期待。


あとはRATMANと読みきりのeco少女が結構面白かったですね。
ショート読切の浅井蓮次+はかつてガンガンWINGで連載してた人ですが、随分絵柄変わったなあ・・・。
上手くなったというか。
 ちなみに新連載が4つ始まるそうですが
どれも原作付きなのが残念かなあ。
オリジナル漫画のが好きなんで。一つはオリジナルだそうですが。

そして「ヤングエース」創刊だそうですが
エース自体が既にヤング向けの側面があるのに「ヤングエース」とはこれ如何に?
あ、でもかつてのエース作家が復帰するならば創刊の意義はあるか。
古参の受け皿みたいな。


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