超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

eastern youth 「アノ窓、コノ窓、灯火トモセ」@千葉LOOK 11.5.29

2011-05-31 02:48:11 | ライブレポ





昨日、っていうか既に一昨日の話になるんですけど
eastern youthのツアー初日に参加して来ました。「アノ窓、コノ窓、灯火トモセ」。
元々前回のツアー初日にも参加する予定だったんですが
あの時は親戚の不幸があって
行く事が出来なかったんですよね。だからある意味では個人的リベンジ的なライブでした。

その時の想いもあったのか・・・って書くと若干クサいですけど
正直相当に調子の良い
ガツンと来るライブに仕上がっていたと思います。ちょっとだけ、泣きました。特に新譜の曲が良かった。
それは定番曲を何度も聴いてるから、っていう前条件もあったと思いますが
それ以上に新譜の曲が、単純に凄く格好良かったんです。
引けを取らないくらいに。
泣いた曲も新譜の曲だったし、中学生からのファンとしてはその事実がとても嬉しい公演でした。

ただ、セトリのメモを紛失したので(汗)
その辺は非常に曖昧に書いていく形となります。
いつもとは違った形式で。

これからツアーに参加する予定の方は、セトリのネタバレがあるので注意です。では以下。




●新譜の曲
ニューアルバム「心ノ底二灯火トモセ」からは10曲中8曲を演奏。
「午前0時」と「砂を掴んで~」が抜かれた形かな。どっちも好きな曲なんだけど
「東京West」とか「靴紐直して走る」が思った以上に格好良くて、後者はイントロの段階から
既にグッと来る音像でした。
というか基本的にどの曲もイントロのインパクトが高いんですよね。
いきなりガッと攻めたり
渋く引いたりと
緩急も見事で、時に始めの時点からアンサンブルが爆発してたりと
その衰えを知らぬ演奏の凄みは観ていて本当に感動しました。って書くと安っぽく映るかもしれませんが
やっぱりサウンドだけでグッと掴まれるものは往々にしてあって。
新譜の曲ではないですが「夜明けの歌」の叙情的な間奏も実に浸れましたね。益々テクニックも
衝動も勢いを増してて、
「直情バカ一代」とか早くもシンガロングや腕上げが生まれてて
その馴染む様にも気持ちいいなあ、と思えました。
何気に「雑踏」のメロがキレイですね。

一番良かったのは、「這いつくばったり空を飛んだり」。
Aメロで少し泣いたのがこの曲でした。


●旧譜の曲
代表曲の連発でプチベスト仕様のセトリ。
中でも「男子畢生危機一髪 」の存在感は流石のもので
一体感も半端なかったですね。
「青すぎる空」へとの組み合わせも抜群で、その辺りが個人的ハイライトでした。
必死に歌って、形相で叫んで。
それが凄く(ある意味で)美しく見えました。正に情感の塊。

それと、やっぱり「一切合切~」は何度聴いてもガチでど真ん中に来ますね。
正直新たな代表曲といってもいいような・・・
それくらい存在感が大きくなってる気がします。加えて「沸点36℃」の切れ味も鋭くて
楽器同士のぶつかり合いと渾身の叫びに目も耳も離せませんでした。
割とそれぞれのアルバムから代表曲一曲ずつって流れですが
最近のになるほど洗練されてる気もしてたり。
いつまでもカッコウヨイ、って事ですね。もちろん「夏の日の午後」は即鉄板仕様で。




うろおぼえセトリ(多分順番違う)
ドッコイ生キテル街ノ中
靴紐直して走る
這いつくばったり空を飛んだり
沸点36℃
荒野に針路を取れ
東京West
踵鳴る
雑踏
直情バカ一代
男子畢生危機一髪
青すぎる空
雨曝しなら濡れるがいいさ
尻を端折ってひと踊り
再生工場の朝
夜明けの歌
一切合切太陽みたいに輝く
夏の日の午後


最近タバコジュースとかもそうですけど
歳重ねたり色々と変化がある中で彼らのような、弱者の立ち位置からの音楽が
異様に体に沁みるようになってきちゃって
それは学生時代の比じゃないです。
それと共に、歌詞を聴いてると現実の生活の事を考えてしまって
同時にそこからの方法論を示唆されてるような気もして。
本人も「ロックスターになりたいわけじゃない。ただ向き合いたかっただけ」と語ってましたが
その発言含め感じるシンパシーの容量が半端ではなく
盛り上がりつつもその実体だけじゃなく心にも作用するような・・・
その度合いが昔よりも高まってるなー、と感じたライブでした。

モヤモヤした気分の人がいけば
もしかして何かを掴めるかも。そうでなくとも、演奏の出来も本当に抜けが良くてね。
結構前の方で観てたので耳はキンキンしましたが(小ハコだし)
でも、受け取った感覚は相応のものでした。

つまりは、最高の初日でした!





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