「Sweet Robin Girl」、エレンシナリオ完了~。二人目です。ネタバレ込みですが感想を。
いや、なんというか・・・名作ですねこれは。
正直ここまでグッと来るとは予想外だったというか
ご多分に「関谷あさみ」っていうフィルターありきの作品になってしまうかもしれない
っていう心配もあったんですけど
こうして2シナリオ終えてみれば、泣いた回数が合計5回・・・。一つのゲームで5回も泣いたのは初めてかも。
具体的に言うと共通ルートのフィオナとシドが一緒に楽器を弾く所で一回
メグルートのファイナルで一回、もう一度やって二回(笑)、
んで今回のエレンのタバコの匂いを落とす所で一回、そしてプリスに暴言をはくシーンで二回・・・。
元々別に涙脆い方じゃないとは思ってるけど
流石にこの回数はヤバい。
自分の中で名作認定せざるを得ない。そしてやってみると分かると思うけど
「年の差」ゲームっていうコンセプトで見れば完璧とも言える出来。
いや、完璧は言いすぎかもな。
にしてもこれは本当に面白かったですよ。なんかもうどの子も好きすぎて、そこに差異がなくて。
それでいてシドの紳士っぷりもまたヤバい。頼れるお兄さんどころじゃなく
行動力が全体的にズバ抜けてる。それでいて思った以上に感動しちゃう。
エレンシナリオで良かったと思う所は、過去が無駄じゃなかったことですね。
あれで何一つ残らなかったら流石に可哀相だなあ、と思わざるを得ないんですが
彼女の夢に繋がるある一点が残ってまして
それが未来に繋がると。
恐らく他ルートでは記憶が戻らない、って結果だと思いますが、それはそれでまた幸せなんだと思います。
知らぬが仏。
そこがまた上手いなあ・・・というか。
今回も最終前に2通りのルートがある訳なんですが、そのどっちを選んでも素晴らしい結末なんですよね。
どっちもどっちでアリだなっていうかそのプレイヤーの性格次第な感じで。
まあCG的には「尊重する」ってのの方が良いんですけどね(笑)。
にしても、付き合い始めてからエレンの印象が変わる変わる。
その前はしっかりした小悪魔キャラ、って印象だったんですが
段々と甘え上手だな、って思えてきてその上寂しがりやさんでもあって。
その様子がねえ・・・
たまらん、っていうか、個人的に公園での告白のイベントは悶えてしまいました。破壊力抜群や。
だってあれシドとしては非常に恥ずかしいよね。幸せでもあるけど。
メグのラストが、めちゃめちゃドラマチックに燃えて、泣けるものだったので
エレンのラストは割と素朴な展開でやや肩透かしな部分はありましたが
よく考えて見るとエレンもシドと同じく過去を捨てずに、過去を率いて進むラストなんだなって思えて
そう考えると確かにこのオチが相応しいかな、と。
その場所があの場所、っていうのも感慨深い。
エレンルートは複線の使い方も上手く、大体の複線はきっちり回収できててそれもまた満足です。
メグはちょっと心配だけどね(笑)。
でも、やっぱり、今回もメグ同様「これで終わり?もっとやりたい!」って思ったのは間違いなく
それくらい面白いシナリオだったのは間違いない。
セリフの一つ一つもセンスがあって最高でした。・・・かぶりつく、とかね。そりゃあジューシーだろうけ(略)。
本当はもっと味わってプレイしようかと思ったんですが、マウスをクリックする手が止まらなかったですね。
なんかずっと心地良い感覚だった。
それと、やってる内に「YOUR DOG」との共通点もいっぱい見つけました。
また「YOUR DOG」についても書きたいですねー。取り合えず、今更だけど主人公の境遇ほぼ同じですね(笑)。
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