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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

這いよれ!ニャル子さん 第9話「僕があいつであいつが僕で」 感想

2012-06-05 03:56:23 | アニメ





真尋くんがプロポーズしちゃった(笑)。






いやあ・・・ここ最近絶好調ですねえ。今週ももれなく面白かったです。
入れ替わりネタというのはある種定番なのでそこまでは驚きはしなかったんですが
最後の公開プロポーズに関してははっきり言って予想外でしたと言わざるを得ません(笑)。
誰があそこであんな大胆な行動に出ると読めるんだろう?
凄えなあ、とも思いましたが
同時にラブコメの主人公に対しての若干のアンチ精神っていうか
さっさとはっきりしやがれっていう一つのメッセージみたいなものも感じましたね。
ふと気付いたんですがニャル子みたいにはっきりと「大好き」「愛してる」って
そんな風なセリフが言えるキャラって正直最近は少ない気がするんですよね。誰もが言えない人ばっかだから
余計にニャル子の存在が頼もしく思えるっていうか、それって凄く素敵な事だと思うんですよね。
誰に恥じるわけでもなく、遠慮するわけでもなく、はっきりと想いを口に出来る潔さ
それは他の二人もそうなんですけど(笑)。
でも、そんな中でもニャル子さんの真っ直ぐっぷりは多分一番突き抜けてると思うし
今回の公開告白も彼女にとっての一つの夢でもあったんでしょうねえ。普通なら「ふざけんな!」って思う所ですが
不思議とニャル子さんがやると笑って許せるようなパワーというか雰囲気があったりして
何より真尋くんもまたまんざらではないような表情でしたから
後押しって意味では良いのかもしれん。
何にせよただ単に入れ替わるってだけではなく、大胆なネタもきっちり用意してくれるのがニャル子クオリティ
そんなニャル子さんのいじらしい可愛さだらけで今週もまた大満足のお話でした。
最近回を増すごとに面白くなっている気が個人的にしてますね。

後はやっぱりクー子をいつまで経っても真尋に惚れさせてないのも好印象だったりするんですよね。
今週だって結局はニャル子のルックスだからって体での迫りだったし
その辺のタガが外れたように都合の良い設定にしない抑えてる感じは好みだし
ある意味これが本当はまともである、って気もするんですけどね。
最近はしゃにむに惚れさせる作品が増えすぎた。
それはそれで夢のような展開で素敵ではあるけれど、でも一対一の良さだって絶対にある筈だから。
その点だとニャル子さんのこのわきまえてる立ち位置とか冷静な部分っていうのは
本当に観ていて気持ちの良い部分ではありますよね。
ハス太くんの存在はあるけど
ぶっちゃけ単なるBLに過ぎないから(笑)。
その点だと、そんな真っ直ぐな作品構成が個人的には大好きで今是をこの体裁でやるって事自体
ある種のオリジナリティを感じたりもしますね。要するに有り体な物語になってない印象がある訳です。

で、更に良いと思うのが真尋の描き方なんですよね。
この話って「ボンボン坂高校演劇部」のフォーマットに近いと思ってるんですけど
最初は拒否し続けていた彼は、多分ずっとこのテンションなんだろうなって最初は思ってたんですけど
今週はニャル子とのキスシーンを再び夢の中で想起したり、
ニャル子の身体にドキドキしたり
意外とか細い身体にいたわりの気持ちが芽生えたりと
大雑把なように見えてその辺の心情の変遷っていうのは意外としっかり描かれてるなと思ってて。
それを劇薬的に更に引き寄せたのが今週のオチだと思ってるんですけど
ぶっちゃけこのままデレ切っても説得力が生まれるくらい(笑
ここ数週の真尋くんの行動だったり姿を観てるのって個人的には楽しいんです。
全く三角関係にならない上に、徐々に惹かれていく描写まで入っていくなんて、これ普通に考えても
今期でもかなりのレベルの純愛作品なんじゃないだろうか(笑)。
少なくともありがちなハーレム作品とは本質的に一線を画しているような、そんな気もします。
もっと言えばこの先の真尋のデレが本当に楽しみなので是非長くやって欲しいなとも思いますけど
取り敢えずはまだまだ先が長そうな二人ではありますよね。
でもそのジワジワ感もまた本格的な恋愛作品っぽくて素敵だと思ってたり。
それにしてもニャル子の身体を一切見ないようにしてる真尋くんは真摯ですね。
逆に異性の身体を堪能してるニャル子さんもまた素直でしたが(笑)。いや、本当に面白いッス。
この面白さは正直言って本物って感じですね。来週は告白後って事で今週以上に楽しみだったりしますが!


ギャグに関しても触れておきましょうか。
まず冒頭の抱き枕の描写は完全に声に出して笑いましたね(笑)。
テンポと間が絶妙っていうか演出の上手さを感じました。
何よりリアルな抱き枕って話であればもう自分自身をそのままセットしても良かったのに。
これが彼の観た夢に効果を与えたのも間違いないけど、でも潜在的なものもあったんでしょうねえ。

「ウインドウショッピング!」ってニャル子さんが飛び跳ねてるシーンの作画は
本当にみなみけみたいな作画になってて個人的にはそういうところも好きだったり(笑)。

眼鏡のシーンの時に「かけてかけて~」って連呼するのは別の意味合いに聞こえるなあ。
それにしても眼鏡掛けた真尋くんは確かに格好良かったです。
一番知的になってた気もするけど、
でも個人的には眼鏡って一種のコンプレックスでもあったので
それが逆に一つのメリットになってるって描写は時代も変わったなあ・・・って思いますね。
昔は眼鏡ってダサいていうのが共通認識だった気がしてたんですけどね。今はお洒落っていうのが。

真尋のツッコミをニャル子がそのまましてるのが面白かった(笑)。
反面教師って言葉知ってる?って言いたくなりました。
ま、そんな滑稽な部分もまたニャル子さんの魅力の一つですがね。もちろんクー子も。
ハス太くんも何気に下に関しては強いんだねえ。なんか新鮮だけど十分に可愛かったです。はい。

地球のエンタメが狙われている・・・
うん、そりゃあ狙われるだろうなって思います。
至極真っ当な理由ですが
中には狙っちゃいけないエンタメもあるので気を付けた方がいいですね。
逆にそういうのばっかを狙うつもりだったりして(笑)。

真尋くんの「アッー!」が再び聴けたのも良かったですね。
実質はニャル子さんでしたけど、これほど貞操を狙われるキャラも珍しい気がするね。
その後の3人の本音もそれぞれで酷かったし、確かにある程度同情はしたくなるかも(笑)。
あの即席の契約書は若干ニャル子さん可哀想ではあったけれど
まあ貞操の為なら止む無しかなって気はしますね。いつ奪われてもおかしくないですから。あの家じゃ。

で、最後の告白シーンでした(笑)。
ギャグ的な視点で考えるとオーソドックスではありますが
普段真面目な真尋の一世一代の宣言って事でインパクトが高まってたのを考えると
正に入れ替え設定様々って感じですね。でも、ちょっとだけ羨ましい自分もいたりする。
来週はニヤニヤがまた観れそうで素直に楽しみですね。






それにしても買い物のシーンでの真尋くんの表情は、
本当にまんざらでもなくなってきた?って感じが凄くしていて
何気に家族が家を出払ってる時の擬似家族にもなれてるのかなあって気もして
そこもすごく微笑ましかったりしますね。
何にせよ様子を見守るのが非常に楽しい作品の一つです。ニャル子の覚悟も少しは届けばいいのにな。





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