アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

石臼製粉機復活

2012-09-09 09:54:48 | 手作りのたべもの
   25年ほど前に買った製粉機が、うちにはあります。マクロビオティックを知ったころ、精米機と一緒に買ったのですが、製粉機のほうは、たまに玄米を粉にしたくらいで、ずっと納戸に眠っていました。

   こめこなクラブで作った小麦の製粉を、もしかしたらこの機械でできるかもしれないと思って、出してみました。思いのほか、立派です。左についているのが石臼。東京のオーサワジャパンから購入した電動石臼の製粉機です。

   動くかどうかも心配だったのですが、昨年採れた実入りの少ない麦粒を少しだけ入れてスイッチを押してみたら、ちゃんと動き出し、石臼が廻って粉が出てきました。石臼でゆっくりまわすので、あまり熱を持ちません。いい感じです。

   手前が実入りの少ない昨年の粒。中身が少ないということは殻がたくさんあるということなので、粉になっても、茶色の殻のかけらみたいなのが目立ちます。

   向こう側の四角いトレイに入っているのは、自然農で野菜を栽培している設楽町のYさんが数年前自分で作った小麦をもってきて、この機械で挽いたもの。私たちの粒に比べると2,3倍ぷくっと膨らんでいる実なので、挽いても殻が目立ちません。食べ比べてみると、こちらのほうがおいしい。

   右は、私がつかっている北海道産の全粒粉。白い粉にしてからふすまを混ぜるという方法でつくった全粒粉らしく、わたしたちの粉同様、茶色い殻が散らばっています。

   ともあれ、この機械がちゃんと稼動するとわかったので、これから手軽にいろんな粉が作れそう。さしあたっては、昨年の麦粒を粉にしたいのですが、その前に、粒に混じった虫の残骸をどうやって取り除くかが課題です。




コメント
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