(1)情報化時代の通信ツールはPCにケイタイ、スマートフォンなどタブレットといくつもあって、SNSはその中のソフト媒体網の種類と認識していたが、警察がストーカー事業として対策を取るのは電話やメールによるいやがらせに限られて、ツイッターなどSNSでの書き込みによるいやがらせは規制対象外としていることがわかった。
ストーカー規制法の中にSNSが対象とされていないからだ。何か銃被害なら犯罪で素手の暴力は対象外と言っているようで訳がわからないものだ。
(2)音楽活動をしていたタレント女子学生がファンと称する男性からツイッター、ブログの書き込みでくり返し執拗ないやがらせを受けて、警察に規制を求めていた最中にライブ会場近くで同男性に刃物で襲われて意識不明の重傷を負った事件は、いやがらせの方法、ツール手段が警察の規制対象になるのかならないのかの判断材料となった。
警察は「SNSの書き込みでも内容によってはストーカーとして対応している」(報道)というが、なにしろ法律も法律で、前述のようにSNSはストーカー規制対象になっていないという本末転倒、いうなら情報化時代、社会に即していない、今時の法律の形がい化だ。
(3)直接実力行使にでない言葉、暗示でのいやがらせ脅迫観念というのは、危険の程度、切迫感(urgency of danger)はなかなか認識、実感することはむずかしい判断であるが、そうだからこそ警察だけでなく被害者の周囲、関係者が問題意識を共有しての安全対策が必要となるものだ。
相談を受けた警察が通知者に対して仮に法律上対象外事件だとしても事件を防ぐための適切な指示、対策を伝えていたのかまず問題だ。警察も近年のストーカー事件の凶悪化に対して対策本部を設けて対応に取り組んではいたようだが、ストーカー規制法が示すように小手先の情報化社会に適合しない考え方のもので場当たり的なものであったのは、今回のタレント女子学生傷害事件を生んだひとつの原因だ。
(4)ストーカーによるいやがらせは危険の程度、切迫性の判断はむずかしいと書いたが、すべてを警察能力だけで解決することなどむずかしい事案であり、まったく個人被害者の場合は別としても組織的活動をしている人間関係の場合には組織的な安全対策の対応、考慮も必要だ。警察はそもそも個人的な人間関係、恋愛感情には介入しにくい事情はある。
今回の事件はライブ主催者、関係者がどのようなものであったのかはわからないが、ストーカーに執拗にいやがらせを受けていたタレント女子学生をひとりでライブ会場に向かわせることがあっては注意力、安全判断に欠けているのはあきらかだ。
(5)ストーカー事件では管轄警察間の情報共有、連携不足により被害者を守れなかった事件もあって、情報化時代、社会が生んだ犯罪に対して捜査情報化の遅れが指摘されていた。
電話やメールによるいやがらせは規制対象でツイッターなどSNSは規制対象外ではとても情報化時代、社会の犯罪に適切に対応できる捜査体制ではない。
(6)ストーカーのような精神的抑圧犯罪では被害者の社会、生活、周囲、関係者の連携強化による協力関係も安全対策には重要で、まず警察組織が効果的な対策指導力を示すべきだ。被害者をひとりにしない(doesn't it be left alone)ことだ。
ストーカー規制法の中にSNSが対象とされていないからだ。何か銃被害なら犯罪で素手の暴力は対象外と言っているようで訳がわからないものだ。
(2)音楽活動をしていたタレント女子学生がファンと称する男性からツイッター、ブログの書き込みでくり返し執拗ないやがらせを受けて、警察に規制を求めていた最中にライブ会場近くで同男性に刃物で襲われて意識不明の重傷を負った事件は、いやがらせの方法、ツール手段が警察の規制対象になるのかならないのかの判断材料となった。
警察は「SNSの書き込みでも内容によってはストーカーとして対応している」(報道)というが、なにしろ法律も法律で、前述のようにSNSはストーカー規制対象になっていないという本末転倒、いうなら情報化時代、社会に即していない、今時の法律の形がい化だ。
(3)直接実力行使にでない言葉、暗示でのいやがらせ脅迫観念というのは、危険の程度、切迫感(urgency of danger)はなかなか認識、実感することはむずかしい判断であるが、そうだからこそ警察だけでなく被害者の周囲、関係者が問題意識を共有しての安全対策が必要となるものだ。
相談を受けた警察が通知者に対して仮に法律上対象外事件だとしても事件を防ぐための適切な指示、対策を伝えていたのかまず問題だ。警察も近年のストーカー事件の凶悪化に対して対策本部を設けて対応に取り組んではいたようだが、ストーカー規制法が示すように小手先の情報化社会に適合しない考え方のもので場当たり的なものであったのは、今回のタレント女子学生傷害事件を生んだひとつの原因だ。
(4)ストーカーによるいやがらせは危険の程度、切迫性の判断はむずかしいと書いたが、すべてを警察能力だけで解決することなどむずかしい事案であり、まったく個人被害者の場合は別としても組織的活動をしている人間関係の場合には組織的な安全対策の対応、考慮も必要だ。警察はそもそも個人的な人間関係、恋愛感情には介入しにくい事情はある。
今回の事件はライブ主催者、関係者がどのようなものであったのかはわからないが、ストーカーに執拗にいやがらせを受けていたタレント女子学生をひとりでライブ会場に向かわせることがあっては注意力、安全判断に欠けているのはあきらかだ。
(5)ストーカー事件では管轄警察間の情報共有、連携不足により被害者を守れなかった事件もあって、情報化時代、社会が生んだ犯罪に対して捜査情報化の遅れが指摘されていた。
電話やメールによるいやがらせは規制対象でツイッターなどSNSは規制対象外ではとても情報化時代、社会の犯罪に適切に対応できる捜査体制ではない。
(6)ストーカーのような精神的抑圧犯罪では被害者の社会、生活、周囲、関係者の連携強化による協力関係も安全対策には重要で、まず警察組織が効果的な対策指導力を示すべきだ。被害者をひとりにしない(doesn't it be left alone)ことだ。





