午後8時40分を過ぎました。今、魚沼市小出郷文化会館での財津和夫さんのライヴ&トークコンサートが終わって、会館の前に出てきたところです。3月末とはいえ、会館前の街路灯の黄色い光の輪に白い雪がしんしんと真下に降り注いでいます。南魚沼といえば、もちろん、コシヒカリとやはり白い雪ですね。もうひとつの楽しみです。
2時間30分のこのコンサートは、午後6時を10分過ぎてステージ中央のスクリーンに財津さんが会館に到着した様子を伝えるビデオ映像から始まります。ほどなくして、映像の終了に合わせて財津さんがステージ中央のマイクの前にひとり登場してコンサートは始まります。
まず、魚沼の空気のおいしいこと話まして、ソロコンサートは、いつ歌っても、またライヴ&コンサートなんで、話したければいつまでもこうして話していても、もう自由自在ですとあいさつがわりのトークで客を笑わせます。
財津さん、やおらマーチンのアコギを手にとって、最近気に入っている曲ですと言って「この世の端でも」でオープニングです。財津さんのギターワークちょっとブルース調に強弱をつけて軽快にリズムを刻み、よくとおる声で言葉を正確に客席に伝えていきます。言葉を正確に伝える発声の確かさでは類まれなミュージシャンの財津さんの歌声がホールに心地よく響きます。
キーボードに移って、まだひとりのステージが続きます。「君の季節」でメロウな高音が若い男女の別れ話の場面をコミカルに・・、シリアスに・・そして若者の純粋な気持を謳歌するようにカラッと歌いあげます。ステージではシンプルにアレンジして見事な名曲にしています。
ギターもキーボードも、音のアンサンブルがよくて、やはり、空気がきれいなところでは、伝わり方がちがうのでしょうかね。いいですよ。
最近の曲(チューリップの07年のアルバムから)の「あの星に戻ろう」からはキーボード(清水)とギター(柳澤)のバック二人も登場してアンサンブルもいいです。この曲は、団塊世代に贈るメッセージ色のある曲として、力強く歌い切りました。むずかしい曲ですが、歌のうまい財津さんが抑揚のあるメロディラインを丁寧に伝えます。このコンサート、財津さんの丁寧な歌い方が印象的です。
中盤の「Wake up」、「誰が許すの君のわがまま」からは、ドラム(田中)、べース(山内)も加わってバンドサウンドで聞かせます。ステージもフルオープンにして照明も一転華やかです。この2曲、財津さんの歌のうまさ、艶のある声が流れるように揺れ動くメロディのよさを存分に伝えます。
トークでは、うまくいかない恋こそが究極の恋愛だと、とても深い話ですね。こんなことも言いました。若いころは、なにか目に見えない不思議なものが二人を引き付けるが、年をとるとそんなもの、周りには何にもなくなる。まったくなくなる。けれど、今度は、二人の力、努力だけでお互いを引き付け合うと。とてもいい話です。
「青春の影」では、財津さんがキーボードで前奏のキーを二、三始めた途端に会場から拍手が起こりまして、このコンサート全般をとおしてもこの会場の聴衆の音楽に対する関心の高さ、受け取り方の確かさがわかります。「サボテンの花」の後、一旦、財津さんがステージを降りる際にも、すでにアンコールの手拍子が会場に響いています。
アンコールでは、チューリップ解散直前のアルバムから「This is my home-town」を財津音楽の原点に還ってみて、ふるさと福岡を見においでとばかりに印象的なメロディを歌いあげます。名曲ですね。いい財津メロディです。
南魚沼での2時間30分の財津さんのライヴ&トークコンサートが終わりました。財津さんの丁寧で、よくとおる声で、うまい歌のいいコンサートでした。間の話でも、男と女の綾をパラドックスに表現して印象的でしたよ。
午後8時40分、会館前にいます。白い雪が街路灯の黄色いあかりに映し出されて、風もなくしんしんと真下に降り続いている南魚沼からでした。
2時間30分のこのコンサートは、午後6時を10分過ぎてステージ中央のスクリーンに財津さんが会館に到着した様子を伝えるビデオ映像から始まります。ほどなくして、映像の終了に合わせて財津さんがステージ中央のマイクの前にひとり登場してコンサートは始まります。
まず、魚沼の空気のおいしいこと話まして、ソロコンサートは、いつ歌っても、またライヴ&コンサートなんで、話したければいつまでもこうして話していても、もう自由自在ですとあいさつがわりのトークで客を笑わせます。
財津さん、やおらマーチンのアコギを手にとって、最近気に入っている曲ですと言って「この世の端でも」でオープニングです。財津さんのギターワークちょっとブルース調に強弱をつけて軽快にリズムを刻み、よくとおる声で言葉を正確に客席に伝えていきます。言葉を正確に伝える発声の確かさでは類まれなミュージシャンの財津さんの歌声がホールに心地よく響きます。
キーボードに移って、まだひとりのステージが続きます。「君の季節」でメロウな高音が若い男女の別れ話の場面をコミカルに・・、シリアスに・・そして若者の純粋な気持を謳歌するようにカラッと歌いあげます。ステージではシンプルにアレンジして見事な名曲にしています。
ギターもキーボードも、音のアンサンブルがよくて、やはり、空気がきれいなところでは、伝わり方がちがうのでしょうかね。いいですよ。
最近の曲(チューリップの07年のアルバムから)の「あの星に戻ろう」からはキーボード(清水)とギター(柳澤)のバック二人も登場してアンサンブルもいいです。この曲は、団塊世代に贈るメッセージ色のある曲として、力強く歌い切りました。むずかしい曲ですが、歌のうまい財津さんが抑揚のあるメロディラインを丁寧に伝えます。このコンサート、財津さんの丁寧な歌い方が印象的です。
中盤の「Wake up」、「誰が許すの君のわがまま」からは、ドラム(田中)、べース(山内)も加わってバンドサウンドで聞かせます。ステージもフルオープンにして照明も一転華やかです。この2曲、財津さんの歌のうまさ、艶のある声が流れるように揺れ動くメロディのよさを存分に伝えます。
トークでは、うまくいかない恋こそが究極の恋愛だと、とても深い話ですね。こんなことも言いました。若いころは、なにか目に見えない不思議なものが二人を引き付けるが、年をとるとそんなもの、周りには何にもなくなる。まったくなくなる。けれど、今度は、二人の力、努力だけでお互いを引き付け合うと。とてもいい話です。
「青春の影」では、財津さんがキーボードで前奏のキーを二、三始めた途端に会場から拍手が起こりまして、このコンサート全般をとおしてもこの会場の聴衆の音楽に対する関心の高さ、受け取り方の確かさがわかります。「サボテンの花」の後、一旦、財津さんがステージを降りる際にも、すでにアンコールの手拍子が会場に響いています。
アンコールでは、チューリップ解散直前のアルバムから「This is my home-town」を財津音楽の原点に還ってみて、ふるさと福岡を見においでとばかりに印象的なメロディを歌いあげます。名曲ですね。いい財津メロディです。
南魚沼での2時間30分の財津さんのライヴ&トークコンサートが終わりました。財津さんの丁寧で、よくとおる声で、うまい歌のいいコンサートでした。間の話でも、男と女の綾をパラドックスに表現して印象的でしたよ。
午後8時40分、会館前にいます。白い雪が街路灯の黄色いあかりに映し出されて、風もなくしんしんと真下に降り続いている南魚沼からでした。