まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

エンジェル・ホールだ~・・・

2011-09-04 | 日常


ヤッホー!!!

エンジェル・ホール展望台到着だ~・・・。

しかし 霧がかかって真っ白、音は凄いがなぁ~んにも見えません。



展望台といっても 大きな岩の所に立て看板があるだけ自然そのまま

岩から足を踏み外せば 谷底へ・・・・

我々総勢9名だけ 他には誰もいません。

ああだ! こうだと! と言っている内にだんだん霧が晴れてきた。



刻々と姿を変える眺めに 誰も興奮度天上知らずである。

滝の落差979メートル、世界最高の落差の滝、その凄さには言葉が無い。



あまりの落差のため 雲散霧消となり滝壺が無い。

霧となって散った水が集まって、下段の滝となりその水はチュルン川へ流れていきます。

希望者は この下段の滝つぼで泳ぐ予定であったが

昨晩の大雨で水量が多くて危険だからと泳ぎは中止、

泳ぐがために、暑い中朝からシッカリ水着を着て行った方は

「まるでウエット・スーツを着ているみたいで暑くて、暑くて・・・」と言っていた。

夫も添乗員さんに助けられ来れたことを しみじみ喜んで、満足! 満足!



滝をバックに寝転がったり、腹這いになったりと好き放題の恰好をして 

ここでも写真撮りまくりです。 

ここで 7名とガイドさんをいれて全員の集合写真を パチリ!



誰にも邪魔されることなく心ゆくまでエンジェル・ホールを楽しむことが出来た。

いくら見ていても飽きない素晴らしさ、さんざん眺めたのにもかかわらず

背を向けた時は 後ろ髪を引かれる思いであった。

二度と来ることはないであろう この眺めをシッカリ記憶に留め

来た道を下っていった。



帰り道 添乗員さんに「ここで動けなくなったらどうするんですか?」に

「担いで降りるより他ありません」とのこと

「誰が?」に 「私が・・・・」連絡をつけることは出来ないし 

この酷い道をスマートな添乗員さんが担ぐ? 背負う? とうてい無理な話、

ヘリコプターをチャーターするにも連絡が出来ない、

助けを求めに行くにしても 半日かかってボートで戻って頼みに・・・





ひらけた所のないジャングルの中ではヘリコプターが来てもどうしようもない・・・

あれこれ考えると ゾッとする。 

「地球最後の秘境」 と言われているとんでもない所を旅していることを改めて実感する。






滝を目指して難行苦行

2011-09-02 | 日常

早くに朝食を終え 雨具を着用して7時キャンプ地を出発してエンジェル・ホール展望台へ・・・



川を歩いていくはずであったが 昨晩の大雨で川の水量が増し

歩いて行くことは出来ず ボートで・・・

ボートを降りて 歩きます。

暑いので雨具の上だけは脱いでリュックに、リュックの中は雨具、水のペットボトル、

虫よけ 虫さされ薬、タオル、水の中用サンダル、おやつ少々、等々

旅行出発前、大阪の友人が「船着き場に杖があるから2本持った方がいいですよ」と

アドバイスをうけていたが その杖らしきものは何処にも無い。

別の登り口があり そちらには有るのかな? と思ったが、道はここだけとのこと 

その時 繁みに太くて長くて重~い 杖? らしきものが1本あった。

これでも あった方がましかな? と手にしたが重いこと重いこと

でも 沼を飛び越える時や 水たまりの丸太を渡る時は支えにになり助かった。



その 水たまりの水もギラギラした虹の様な美しさである。



昨晩の雨で道はぐちゃぐちゃの幾つもの沼、そして木の根が張りめぐっているため

つまずいたり、岩の上は滑るため慎重に歩き、倒木を跨いだり、

大木をくぐったり、と汗ダグである。



木をくりぬいて作るボートの大木もあった。



新潟のSさんは つまずいて沼にはまり半身ズブ濡れに・・・

また 滑ってずり落ちた方、片足ズッポリ沼にはまったり・・・と大変である。

半分あたりまで歩いた時 夫が「苦しい、具合が悪い・・・・」と言いだした。



残りの半分は急な坂道で 四つん這いで登る所もあるとのこと

夫は「苦しくて歩けない」とのこと、これはえらいことになった、

どうしょうと内心 穏やかではない。

お仲間の5人とガイドさんは先に行ってしまった。

夫は「ここで待っているから・・・」と動こうとしない、困ったことである。

添乗員さんは「ここまでせっかく来たんですから、時間を気にしないでゆっくり

登りましょう・・・」と言って夫のリュックを担いでくださるが

夫は苦しそうである。

夫は 膝が痛くなるのを心配して両膝にシッカリサポーターをしていた。

このサポータの締め付けが血行を悪くして苦しくなったようである。

用心のいいのも考えものである。

これをはずしたら苦しさも落ち着いてきたので ゆっくり ゆっくり登った。

足元には「ジャングルのキッス」と呼ばれる珍しい花が、



また 泥?で作った大きな蟻の巣も幾つも見かけた。



ジャングルの中から ゴーゴーという音が聞こえてきた。

そうです、 難行苦行の末の エンジェル・ホール の水音です。