まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

スクルプチャン村の民家でランチ

2010-07-10 | 日常
ドライバーさん達も村々を熟知しているわけではなく

我々がランチをする民家が分からず行きつ戻りつして探す。

携帯電話で問い合せることなど考えられない世界である。

車を降り 坂道をフウフウ言いながらやっと民家に辿り着いた。

案内された部屋へ上がり込み 添乗員さんが用意してくれた日本のインスタント味噌汁を

すするとホッとして落ち着く。

日本でインスタント味噌汁はあまり美味しいとは思わないが外国では格別である。

民家の料理は 野菜たっぷりのスープに始まり 出てくること、出てくること

次々とご馳走のオンパレード パスタ、ナス煮、ブロッコリーのクリーム煮、

ツナポテト、チキンカレー、等々盛り沢山の料理である。

ベジタリアンなのに 我々の為にツナやチキンは特別に用意してくれたようである。

デザートはクッキー、クラッカー、そしてマサラチャイ、プリン、アーモンド、

あんずの種、ピンポン玉大のドーナッツを砂糖蜜に浸した甘い甘いお菓子等々大サービスである。

日本人は他の国々の人に比べ とても小食であるため ご馳走も沢山残ってしまい

一生県命作ってくれた方に申し訳ない気持である。

誰もがパンパンになったお腹をかかえ横にでもなりたい昼休みであった。




ガイドのパルダンさん

2010-07-08 | 日常


 ガイドのパルダンさんは年齢32歳とか

彼は10歳の時親元から離れゴンパ(チベット仏教寺院)へ入り

お坊さんになるための勉強をしたとのこと。

大変優秀だったので高校はベナレスの学校へ、大学はドイツの大学へ留学したとか。

その後は半年はラダック、半年はヨーロッパと言う生活をしている。

お坊さんにも階級があり 彼は優秀な立派なお坊さんであるからラマの称号がつき
(前にも書いたがダライ・ラマのラマの称号と同じ)

ラマ・パルダンとなりラダックの僧の中でもトップクラスのようである。

寝る間も惜しんで、食事中も川で泳ぐ時も(風呂が無いから川で身体を洗う)

1に勉強!2に勉強!3に勉強!・・・・の毎日だったとのこと。

半年過ごすヨーロッパで何をしているのか?・・・と聞いたら布教活動とか

ベジタリアンにとってヨーロッパの生活は困らないか?・・・にあちらにも

そう言う人達の寮があるから不自由は無い・・・とのことであった。

カルギルへ行く途中に彼が生まれた村があるから教えるとの事。

彼が生まれてから10歳まで過ごした村はどんな所か楽しみである。





野猿(ケーブル籠)

2010-07-06 | 日常

 昨日の荒天はウソのような快晴

2泊したホテルをチェックアウトしてカルギルへ向う。

あんずの花を愛でながらインダス川沿いを走りカルギルまで200キロを移動します。

途中 川を渡す野猿(ケーブル籠)に挑戦してみた。(籠は1人乗り)

川の中ほどまで行って戻るとき ロープを引き寄せて岸に戻るわけであるが

野猿は鉄で出来ており、大変な力が要るためとても引き寄せられない。

ガイドさんに引き寄せてもらい岸に戻ることが出来た。やれやれ・・・・

川向こうには2~3キロおきに幾つかの村があるが たいていは野猿で渡る。

橋のある所もあるが 橋と言っても吊り橋で車が通ることは出来ません。

吊り橋も野猿(ケーブル籠)も車の通る道路から岩場を這うようにして降りて行ってから

向こう岸に渡るのである。

車は勿論 リヤカーやネコ車も使わない(無い)生活、全て人間の背中で運ぶのである。

今の日本ではとうてい考えられない素朴な生活である。





寒い夜

2010-07-04 | 日常
 車の窓は曇ってしまいスリガラス状態

前が見えないため、助手席の夫が自分のハンカチで窓の曇りをセッセと拭く。

やっとホテルに着いたら、ホテルの裏手の山が雪で真っ白になっていた。

この季節には大変珍しいことだとホテルのオーナーも驚いていたが

これも 世界的異常気象の影響であろうか。

ホテルは相変わらず暖房は無い、震えながら乾いた衣類に着替え

手持ちの財産全部を重ね着した次第である。

そしてまた ローソクを灯してささやかながらの温もり気分を味わう。

外のあんずの花は満開で綺麗であるが 何とも 寒い夜であった。


土砂降り

2010-07-01 | 日常
 洞窟を出たら雨、またガイドさんの手を借り よじ降りるのであるが

強い雨がふってきた、傘はリュックの中にあるが両手を使いガイドさんの手を借りている有様

濡れるにまかせ 降り切ったところで傘をさた。

急な坂道を転げるように急いで下り みぞれ混じりの横殴り雨、

傘など大して役に立たない程の土砂降りなkつても濡れるにまかせて歩いた。

傘を持っていない人が半分、ずぶ濡れ状態である。

一眼レフの大きなカメラを持っている方は洋服の中に仕舞い込んでいたが・・・・。

寒さ、冷たさが半端じゃない。

車までの何と遠いこと、雨でぬれたあぜ道はグチャグチャして滑る。

やっと車に乗り込んだがエアコンどころか暖房も無い、

ズボンはベッタリ足に貼り付いているが拭くものもない。

寒冷ジンマシンがムクムクと頭をもたげ 手足は赤くなり痒い、痒い、痒い・・・・

(雨前の洞窟からの眺め)