まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

パルダンさんのご両親

2010-07-16 | 日常
 この日は1号車が当りガイドのパルダンさんと 添乗員と一緒である。

ガイドのパルダンさんが 間もなく私の生まれた村に着きます・・・・と

しばらく行くと道路の脇に2人の人が立っていた。

パルダンさんのご両親であった。

お父さんもお母さんも精悍な顔立ちで チベット系ではなく中央アジア的な顔立ちである。

お母さんは花の民の正装で我々を待っていてくれ(前もって彼が連絡していたようである)

頭には鬼灯の束と花、リボンの飾りそして豪華な胸飾り、

背中には白いヤクの毛皮が蓑のように背中をおおっていた。

息子であるパルダンさんとは久し振りの逢瀬らしく懐かしげに言葉を交わしているが 

傍にいるわれわれには まるっきりチンプンカンプンのラダック語である。

手持ちの日本のクッキー、タオル、手下げバック等々を渡したが

彼がクッキーの箱書きの説明を添乗員さんに読んでもらっていた??

何と お父さんも、お母さんも厳しいベジタリアンで卵を使っているクッキーはダメ

おじさんだか誰だかは食べるから その人にあげる・・・・とのことであった。

彼らの村は川向こうの斜面にあり沢山の杏の木が満開の花を咲かせており桃源郷そのものである。

崖を降りたところにある吊り橋を渡って来てくれたのである。

我々にと干しあんずの実、あんずの種、干しブドウ、アーモンドがごちゃ混ぜに入った袋と

あんずの種から絞ったオイルをワイン大の瓶に1本戴いた。

後で知ったが 前の晩寝ないで我々の為に絞った杏のオイルとの事 皆で分けることにした。

オイルの絞り方はよく分からないが スクルクチャン村のお婆ちゃんの説明によると

窪みのある石臼にあんずの種を入れ石で擦りつぶしてオイルを取るらしい。

100CC絞るのも大変な仕事、パルダンさんのお母さんのご苦労が偲ばれた。

パルダンさんのお母さん トクジェッチェ!(ありがとう!)