今年の初夏に郷里の中学の同窓会旅行があった。
1泊のバス旅行であるが 遠くからの参加には前日から出向く同窓会
新幹線からは富士山がキレイにバッチリ見れ幸先がいい出発である。
翌日朝バスは出発してお国言葉に浸りながら
あちこち観光してお宿に着きひと休みした後
お宿が仕立てた屋形船に乗り込むと テーブルには豪華なお膳が運ばれた。
川を上りながら飲み食べおしゃべりの楽しい時間である。
別の小型の船には船頭さんと 2人の板前さんらしき人が 煙モクモク???
なんと アユを焼いている。
そして 焼きたての熱々の鮎がそれぞれの前に、そのアユのお味は大変結構なものであった。
料理を食べ終える頃 日がとっぷり暮れ 川上から松明を灯した鵜飼船が6艘
鵜を操りながらゆっくり下って来た。
1人の鵜匠が10羽の鵜を操っている。
よく綱が絡まらないものだと感心しきり
鵜舟と並行して鵜飼を見ながらゆっくり川を下る。
下りきった所で 総がらみ といって
6艘の鵜船が並んで鵜飼をする様は まるで夢の中にでもいるような光景であった。
昔 子供が幼い時行った事があるが川岸からの見学で子供に意識が行きよくわからなかったが
今回は屋形船で豪華なお膳を戴きながらの、何とも贅沢な趣向で
幽玄の世界を堪能した素晴らしい夜であった。
ちなみに 鵜が飲みこんだ鮎の入った桶を見せてくれたが
この 歯型? 嘴型? のついた鵜が取った鮎は1匹3000円とのことであった。
さっき 我々のいただいた鮎は歯型がついていなかった様な気がするが??・・・・