アスワンにあるイシス神殿の観光である。
イシス神殿は島にあるためボートで島に渡る。
ボートから降りて傾斜面を上ると 列柱と神殿を見た時驚いた、
それは 4か月前スーダンで見た ナカ遺跡の神殿と同じ形である。
スーダンのナカ遺跡の壁画のレリーフを見た時 エジプトとそっくり・・・
と見たが 今度は逆である。
地図で見ればアスワンとスーダンはすぐ傍である。
国境の無い時代の事 当たり前と言えば当たり前である。
「ナイルの真珠」と呼ばれる美しいイシス神殿は古代エジプトにおいて
フィラエ島は聖なる島とされていた。
イシス神殿は死者の保護者とされるイシス女神とその夫で冥界の神オシリス
そして息子のホルス神を祀っている。
列柱室はローマ時代にキリスト教の教会として使われていた。
キリスト教徒がこの神殿を使っていた名残としてコプト十字が各所で見られた。
また 古代エジプトのレリーフがあちこちで削り取られたりしている。
これは イスラム教の偶像崇拝禁止のせいであろう。
アスワンダムの影響でフェィラ島は水没の為 フェイラ島から近くのアギルキア島に解体移築されたが
島の形までフェィラ島に似せての移築であった・・・とのことである。
レリーフの美しさは目を瞠るばかりであった。