まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

餅つき

2008-12-29 | 日常
 昨日28日 お餅を搗いた(と言っても もちっ子で・・・)

ここ4年前からお正月のお餅 昨年からお鏡餅も手作りである。

お鏡餅は 形づくりが難しくどんぶりや お椀や湯飲み等の容器にラップを敷き

搗きたてのお餅を入れる・・・。 熱が取れた頃形を整えるのである。

が 写真のごとく、な~んかチョット形がいまいちである。 来年こそは・・・

切りもちは 空き菓子箱にやはりラップを敷き 搗いた餅をいれる。

明日が切り頃である。やはり 自分で搗いたお餅はよ~く伸び、と~っても美味しい。


歳の瀬になると必ず思いだすことがある。

確か暮れの28日の早朝 祖父が風呂に入り身を清めて山へ門松を迎えに行っていた。

門松と言っても 高さ2メートル位の そよごの木 である。

この木は 1年じゅうつやつやした葉っぱをつけ、冬は真っ赤なかわいい実をつける。

そよごの門松は玄関前の庭に 左右に2本づつ4本の杭を立てそれに荒縄で縛り付ける。

そして 裏庭では祖母や母が、かまどで蒸したもち米を 父と母が石の臼で餅を搗く・・・。

たいてい28日に餅は搗くが 都合が悪く搗けない時は

29日に・・ 2(ふ)9(く)ふく餅(福餅)と称して搗いていた。

大きなお鏡、そしてお仏壇や神棚、氏神さま等々に供える小さなものを沢山作っていた。

切り餅にするのは 1メートル四方のまな板の親分みたいなのに とり粉を敷き 

搗いた餅を載せ これまた 太くて長い麺棒で熨しては脇に何枚も重ねていた。

もち米をふかすあの匂いは お正月を迎えるワクワクした気持ちになった。

大晦日の夜は家族揃いお歳取りの食事の前に 父が台所の戸棚の上段に祀ってある 

えびすさまと大黒様に 灯明をあげ一升ますに札束を入れ、お供えをしていた。 

毎年この時期 そんな事を懐かしく思い出す。