
今日は立秋 暦では今日から秋
とは言え暑さ真っただ中 残暑に加えて台風5号が日本中引っ搔き回している
ヘクソカズラとは何とも可哀そうな名前 ひどい名前の話になると必ず出てくる
臭気がひどいと言うが 葉茎果実を揉んだりつぶしたりしなければ匂わない
別名サオトメカズラ・可愛い花の様子を早乙女の被る笠に見立てたもの 私はこの名前を使っている
ヤイトバナ・花の中央がヤイト(お灸)の後に似ているから
アカネ科の藪や草地に普通に生えるつる性の多年草
ツルは左巻きで他の木や草に絡まって良く伸びる
葉腋から短い集散花序を出し灰白色の花をまばらに付ける
花期は8~9月 花冠は1cmの鐘形で先は浅く5裂して平開する
のどと内側は紅紫色で目立つ
果実は核果で5mmの球形 熟すと黄褐色になりツルと共に冬でも残りよく見かける
ヘクソカズラの実はしもやけに良い
秋 手で押すと黄色い果汁が出るくらい熟しきった実を 洗って水けをきってから細かくつぶして 5倍ほどのハンドクリームと練り合わせ患部に厚く塗る ガーゼを当てて軽く包帯して 朝夕2個取り換える

のど飴を買ったら 袋にカミツレ カリンを主成分にしたハープパウダー配合 と書いてあった
6月にカミツレの花に出会っていたのを思い出した
カミツレはキク科でヨーロッパ原産の2年草
ヨーロッパでは古くから薬用に使われていて 日本人が葛根湯を飲むようにカミツレを飲む
日本には江戸時代にオランダ人やポルトガル人によって紹介された
秋の初めに播種して冬を越し 翌春開花して夏ころまでには全草枯死する
花期は5~6月 2.5cm程の白色の頭状花をつける 特有の芳香がある
薬用部分は花で 採取して日干しにし 熱湯を注いで飲めば風邪に効く
又木綿袋に入れて湯船に浸して カミツレ湯にして入浴すればリュウマチに良い