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ニゲラ

2020-07-05 | 樹木 草花


ニゲラの名は、属の学名nigella(黒いと言う意味のラテン語)から付けられた
和名はクロタネソウ

キンポウゲ科クロタネソウ属の地中海沿岸~西アジア原産の一年草
草丈は40~90cmで細い茎が伸びて枝分かれしている
葉は細かく裂けた糸状
花は4~7月に咲く 茎の先に4cm程で、花色は白 青 黄 ピンク 薄紫色など多彩
花弁のように見えるのは萼片で、花弁は退化して目立たず、糸状の葉が周りを包むように覆っている
果実は裂開果で、熟くすと風船のように膨らみ、角のような突起があって面白い姿をしている
中にはクロタネソウの名の由来の、ゴマ粒状の黒い種が数十個入っている
同じ仲間のニオイクロタネソウの種子は、南アジア~中東で香辛料として使われている
種を蒔いて栽培する時は、よく覆土して暗黒状態にしないと発芽しない
光を嫌う種子で、嫌光性種子と呼ばれている

種子を砕きよく乾燥したものを服用すると利尿効果がある
全草を日干しにして刻んだものを枕に詰めて寝ると、安眠して良い夢が見られると言う・・ヨーロッパの伝説です・・ 





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