
夾竹桃は中国名で、これを音読みにしてキョウチクトウになった
インド原産で江戸時代中期に渡来した
キョウチクトウ科の常緑小高木。株立ち状になり5m程になる
葉はふつう3個づつ輪生する 狭長楕円形で両端は尖り縁は全縁
花は6~9月に咲き、枝先に集散花序を出し次々に開く
花冠は5cm程の高杯型で、上部は5裂し平開する
園芸的な改良が盛んで花の色や形は変化に富む
紅色八重のヤエキョウチクトウが普通で、ほかに純白のシロバナキョウチクトウ、淡黄色のウスキキョウチクトウなど色々ある。明治になって入ってきた地中海沿岸原産のセイヨウキョウチクトウが関東以西の暖地に多く見かけられる
果実は袋果 花の多さの割にはあまり見つからない
10cm程の線形で直立して付く
熟すと縦に割れて、赤褐色の冠毛の付いた種子を出す
葉や樹皮を取り日干しにして、煎じた液で患部を洗うと打撲の腫れ、痛みに効果がある
強心成分もあるが素人療法で心臓病に使うのは危険