大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

COP28閉幕 化石燃料廃止に言及なし

2023年12月19日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



           




国連気候変動枠組条約第28 回締約国会議

(COP28)が、アラブ首長国連邦のドバイで、

2023年11月30日~12月12日で開催された。

会議では、パリ協定に基づいて各国が定めた

温室効果ガス排出削減目標(NDC)の世界全体の

進捗状況を報告し、評価することのほか、

年々激しさが増していることが明らかな

気候変動への具体的な対応も喫緊の課題。

[気候危機]とも呼ばれる状況にある現状への

対応策として、化石燃料の段階的廃止へ

向けた合意や宣言などが期待されていた。

だが、会期最終日になっても各国による

合意の草案がまとまらず、発表が遅れた。

化石燃料の段階的廃止への、明確な呼びかけが

盛り込まれておらず、スルーされていたためだ。

これは、開催前から予測されていたことで、

開催国が化石燃料の産出国であり、その

輸出で成り立っているドバイでだったこと。

おまけに、会議の議長はアラブ首長国連邦

(UAE)のアブダビ国営石油会社のジャーベル

最高経営責任者(CEO)だったことだ。

ジャベル議長は、国連が支援するイベントで、

世界の温暖化を1・5度に抑えるのに化石燃料の

段階的廃止が必要だと示す[科学は存在しない]と

発言するなど、化石燃料使用廃止の反対派。

ジャーベル議長は、UAEの気候変動特使として

COPには10回を超える参加経歴を持っているが、

気候温室効果ガス排出による気候危機の原因と

目される産業のトップが議長を務めることに

違和感を覚えない人は居なかっただろう。

環境NGOの気候行動ネットワーク(CAN)は

これは利益相反であり、国連の気候会議が

化石燃料ロビイストによって乗っ取られる

ことに等しいとの立場を表明、

日本は、このCANから[不名誉]ある地球温暖化

対策に後ろ向きな国に贈られる[化石賞]

2回目となる受賞国として選ばれている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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