大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国ゾンビ企業 10回目は生き返れず

2016年10月18日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



中国の国営通信社の報道では、10月10日に国有企業の

鉄鋼大手、東北特殊鋼集団(遼寧省)が経営破綻し、

破産処理手続きに入ったと伝えた。

負債総額は500億元(約7700億円)超。

今回の破綻までに9回にわたって債務不履行を繰り

返してきたが、流石に10回目ともなれば党中央の構造

改革路線に従わざるを得ず、引導を渡した格好だ。

中国政府は、今年5月に党が支配する傘下の直轄

企業、中央企業の子会社群のうち、鉄鋼や石炭企業を

中心に345社のゾンビ企業を淘汰する方針を発表した。

赤字体質であっても、成長性や特殊な技術を保有し

再生の可能性を備えていると判断される企業には

債務を株式に振り替えて、負担軽減を図り、存命を

認める方針も明らかにしていた。

現在、一定の合理化も進んでいるとされ、主要な中央

企業は106社にまで整理が進んでいるとされる。

だが、このトップ企業の下には、5~9層にも及ぶ子会社

群がぶら下がる多重構造を備えており、それぞれが

地方政府と密接に結びつく利害関係を持っている。

子会社群は、多重的に競合していたり、共存共栄を

図る関係になっていたりと非効率さが顕著だ。

政府は構造改革に備えて赤字企業数の30%削減、

赤字子会社の債務30%圧縮、1000億元のコスト削減を

推し進める方針を打ち出している。

345社のゾンビ企業の多くは石炭業種や鉄鋼業種で

占められており、過剰設備の削減などを通じて、今後

3~5年で石炭の生産能力を10億トン削減、粗鋼生産

能力の1億~1億5000万トン削減を目標としている。

しかし、東北特殊鋼の破綻は、政府の姿勢を強調する

ための破綻であって、鉄鋼市場の回復の兆しを先取り

した中小の製鉄企業は地方政府の旗振りでフル操業

状態になっており、過剰生産が継続されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?





W.ヒューストン DVD



マイケル DVD


Javari.jp レディース



  






gooリサーチモニターに登録!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。