大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

有機フッ素化合物の安全性不安が高まる

2023年11月13日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




かっては、自然界の湧水などに含まれている

フッ素は虫歯に良いとされ、どこそこの川の

水はフッ素を含んでいるので、毎日飲んで

いると虫歯になりにくいとして評判になった。

また、近年、鍋や釜などの調理機器にフッ素

樹脂加工をすれば、食材がくっつきにくくなり、

使用後の手入れが簡単にできるメリットから、

フライパンなどはフッ素樹脂加工が一般的に。

だが、最近になって米国などで、有機フッ素

化合物(PFAS)が体内に取り込まれて血中の

濃度が上がれば、脂質異常症、腎臓がん、

子どもの発育の低下、抗体反応の低下などの

リスクが高まるとの指摘が出された。

ここでのPFASとは、1万種類以上ある有機

フッ素化合物の総称で、この中でPFOSと

PFOAという2つの物質は、体内に入ると

分解されにくく、体内に蓄積されることから

有害性が指摘されており、日本国内では

製造禁止となっている。

PFASは、水や油をはじき熱にも強いことから、

日常生活に馴染みのあるフライパンや食品の

包み紙など身近なものに広く使用されている。

日本政府は、PFASによる健康影響について

[確定的な知見がない]という認識の低いレベル。

PFASの安全性について、関心が高まったこと

から、環境省は2020年に河川や地下水など

環境中に漏れ出したPFASの濃度について、

PFOSとPFOAを合わせて1リットルあたり

50ナノグラムという[暫定目標値]を設けた。

これは、体重50Kgの人が生涯にわたって

毎日2リットルの水を飲んでも悪影響がない

水準だとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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