備えよ常に! 備えあれば憂いなし
10月25日、中国の不動産開発の最大手で、
中国政府も財政基盤が安定した安全な開発
企業として推奨していた[碧桂園]が、世界の
主要金融機関が参加する「クレジット・デリバ
ティブ決定委員会(CDDC)]により、ドル建て
社債で初めてデフォルトと判断された。
同社が1540万ドル(約23億円)分の利払いを、
猶予期限の10月18日までに行わなかった。
碧桂園の債券関連手続きを担当するシティ
コープ・インターナショナルが、この点を
[デフォルトに当たる]と債権者に通知した。
マンション建設などの事業は当面、広州
恒大と同様に継続される見通し。
中國政府が、財務内容からみて[優良会社]と
して太鼓判を押していた企業であっても、
23億円程度の債務を不履行にせざるを得ない
ほど、中国国内の不動産開発企業は金欠状態。
特に、コロナによる外出規制解除後の消費
回復の期待が不発に終わり、金融緩和を
行い、住宅購入奨励策を繰り出しても、住宅
販売額は伸びず、消費者心理は落込んだまま。
不動産大手10社のほとんどで売上高が急減。
碧桂園も半期で1兆円もの赤字を出していた。
このため、不動産各社は債券の償還や利払いが
出来ず、報告では、中国の不動産会社が抱える
ドル建ての債務残高1750億ドルのうち、2021年
以降1150億ドルがデフォルトになっている。
大手企業の9割が、デフォルトを起こしている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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