備えよ常に! 備えあれば憂いなし
中國は習近平の押し進める[食糧安全保障
政策]の下、順調に自給率向上が進む。
2020年の公表された生産量実績では、穀物
全体では0・5%の増収で、約6億2000万トンと
過去2番目の成績となっている。
他方、輸入量は約3,600万トンと倍増。
うち、小麦は1億3,400万トン、コメは 2億
1,200万トンで自給率100%としている。
それでも、輸入量が増加しているのは、需給
調整と高品質品の輸入によるものとする。
食糧、特に穀類の絶対安全確保の命令で
穀類輸入量は今後とも増加するとされる。
一方で、14億の国民を飢えさせると、党の
存続に関わる大問題となるため、国内向け
には食料増産の号令がかかっている。
世界の人口の7割を占める中国、しかし
農耕地面積は世界の9%に止まる。
急速に進んで来た不動産開発による農地の
住宅地への転換に加え、農地の汚染も進む。
過度な化学肥料施肥や農薬使用による土壌の
酸性化や硬化による単位収量低下。
更に、無計画な工場建設による汚染水の垂れ
流しが原因の耕地の重金属汚染などで、中国
環境保護省は2014年時点で中国の農耕地の
約20%が汚染しているとする。
2020年の穀物供給の対外依存度も19%となり、
過去最高に達している。
習近平は、これまで進めて来た環境に配慮した
耕作に適さない土地での耕作を止めて、植林
推奨の[退耕還林]政策を廃棄し、植林地を
伐採し、農地に戻す[退林還耕]政策に転換。
この指令の下、中国各地で公園や緑地帯が
農地化しているという。
習近平による万里の長城造りが始まっている。
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